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“出版不況”は本当か?不況といわれる3つの理由

著者:GMCブランド戦略室

「出版不況」や「若者の活字離れ」といったフレーズを新聞やテレビなどで目にするようになってから、もう随分時が経ちました。
今や、出版の枕詞のように"不況"という言葉が定着していると言っても過言ではありません。
確かに街の小さな本屋は次々と姿を消し、若者も本や雑誌よりもスマートフォンに時間を奪われています。
しかし、"出版不況"に出口はないのか、いったい"出版不況"とはどの程度のものなのか。
知っている人は非常に少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、実際に“出版不況の今”について、見ていきましょう。


① 雑誌の落ち込みが大きい

まず、大きな特徴として、紙の雑誌の売上が落ち込んでいます。
2016年の紙の出版物(書籍、雑誌合計)の販売額は、1兆5,220億円。前年比5.3%減。
書籍と雑誌を分けてみると、以下のようになります。
書籍1.7%減、雑誌8.4%減
こうしてみると、雑誌の売れ行き不振は否めませんが、
書籍についてはそこまで酷く落ち込んでいるわけではありません。


② 電子書籍の市場は右肩上がり

2016年電子書籍の販売額は1,502億円。
電子書籍については、紙の書籍の市場の1割程度ではあるものの、前年比30%以上増と急成長しています。
ではなぜそこまで伸びたのか。
それは、各種"読み放題サービス"の普及の影響が大きいでしょう。
雑誌、漫画、書籍など今や様々読み放題サービスが普及しています。
紙の雑誌の大きな販売額の落ち込みもこれが大きな要因の一つといわれています。

ちなみに、紙書籍と漫画、電子書籍の販売金額推移をみると、意外にも2012年から右肩上がりに推移しています。
このデータから、“出版不況”は終わったという人もいるのです。


③売れる本と売れない本の二極化が鮮明に

どんな時代も、売れる書籍があれば売れない書籍もあります。
しかし現在、売れる書籍と売れない書籍の二極化が顕著になっています。
先に述べたように出版不況が終わったという人もいますが、決して出版業界の景気がいいわけではありません。
本を出せば売れる時代ではないのです。


しかしそんな中で、弊社から出版いただいた著者には、多くの反響が寄せられています。
『警察は本当に「動いてくれない」のか』株式会社セーフティ・プロ
『アンティークコイン投資』株式会社トレーディングリブラ
『がんにならない人の50の習慣』医療法人ハートアンドオンリー

その理由とは何なのでしょうか。
そこには、情報過多な現代において、埋もれず情報を発信することができるヒントが隠されているはずです。

 

幻冬舎メディアコンサルティング

齋藤 舞夕

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