未来を見据えて、進化し続ける
新しい「つくりかた」への挑戦

幻冬舎メディアコンサルティング
取締役 デザイン局局長
2015年入社
坂本 洋介

多様な経験を経てたどり着いた、GMCでの挑戦

広告業界で10年以上にわたり、アートディレクションやデザインに携わり、その後、メーカーのベンチャー企業へ。創業初期から参画しクリエイティブ業務のみでなく、企画、営業、製造、販売、PR、クリエイティブ、工場・倉庫管理に至るまで幅広い業務を手掛けました。小規模な組織で、ビジネスの全工程を経験したことで、デザインが単なる「見た目を美しくする作業」ではなく、事業の成功を左右する重要な要素であることを実感しました。その後、幻冬舎メディアコンサルティング(以下GMC)にデザイナーとして入社。それまでの経験を活かし、閉ざされがちな出版業界に広告業界の手法や人脈、メーカーでの経験を取り入れることで、デザインの新しい可能性を広げる取り組みを進めてきました。現在はデザイン局局長として、出版業界の固定観念にとらわれず、旧態依然とした考え方を踏襲しないように意識しています。。効率性、クオリティ、コスト、スピードを高次元で両立させながら、出版業界におけるデザインの未来を切り拓くことが自分の役目だと感じています。

「つくりかた」の変革
効率とクオリティを両立させる

GMCのゴールは『書籍を作ること』ではなく『著者やクライアントの『伝えたい』を読者の『知りたい』にかえること』である考えています。 そのためには、デザイン制作においても単なるビジュアル制作にとどまらず、表現の本質に向き合うアプローチが不可欠です。そこで私は、広告業界の制作フローをブックデザインに応用し、GMCの社内にディレクター制を導入。クライアント、著者、編集者と密に連携し、より本質的なアウトプットを生み出す体制を確立しました。
この取り組みは、社内の枠にとどまりませんでした。私自身、デザインの可能性を広げるには、異なるバックグラウンドを持つクリエイターとの協業が欠かせないと考え、ブックデザイナーや広告業界のデザイナーだけでなく、学生クリエイターや家庭と仕事を両立するデザイナーなど、多様な人材と積極的に連携し、それぞれの才能を生かした取り組みを進めました。さらに、2023年末からAI技術を導入することで、さらなるデザイン制作のクオリティ向上と効率化を推進。着手後約1年かけて実用レベルまで高めました。デザインのクオリティを維持しながら、制作時間の短縮とコスト削減に取り組むことで、「クリエイティブだから長時間労働は仕方ない」という従来の考え方を打破し、新しい働き方のモデルも構築しています。

デザインの力で、価値を可視化する

GMCのデザイン局では、常に客観的な視点から、ターゲットを分析し最適な表現をつくり出す事を意識しています。企業出版の制作では、経営者や事業責任者と直接対話する機会が多く、彼らの理念やビジョンを深く理解した上で、客観的な視点から最適な表現を提案する必要があります。このアプローチが評価され、「自分たちの想像もしていなかった良い形でデザインをしてくれた」という言葉をいただくこともあります。GMCのデザインは、単なるビジュアルデザインではなく、企業のブランド価値やメッセージを最大限に引き出す役割を担っているのです。

デザインの世界は、実は大きな変化はそれほど多くありません。出版業界も旧態依然とした部分が残っていると感じます。だからこそ私はこの状況にチャンスがあると感じており、常に新しいアプローチを模索し続けています。変化を促すことこそが、より良い結果を生み出す何よりの源泉だと考えています。そのため今後も、AIを活用したデザインプロセスの最適化、様々な視点を取り入れることによる新たなクリエイティブの創出、働き方の革新など、多岐にわたるチャレンジを続けていきます。従来の業界の常識にとらわれず、新しい技術と様々な知見を組み合わせながら、デザインの可能性を広げていく。その先にあるのは、企業や著者が持つ独自の価値を視覚的に表現し、確かな効果と価値を生むデザインです。
デザインの力で企業の価値や著者の想いを可視化し、最大限に引き出すこと。それが私たちデザイン局の使命です。GMCのデザインは、単なるビジュアル表現にとどまらず、企業や著者の未来を創造するクリエイティブへと進化し続けます。

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