「自分の存在」を焼き付ける
そんな仕事がしたい

幻冬舎メディアコンサルティング
プロジェクトマネジメント局 係長
2020年入社
M.A.

変わりたい、変わるなら今しかない

前職は銀行の事務職でした。大きな組織であること、マニュアルに沿った仕事であることから、自分の代わりは何人もいるという状態でした。毎日決められた仕事を繰り返すうち、退屈とまでは言いませんが、仕事にやりがいを感じられなくなっていきました。「私だからできること」「私という人間が求められる仕事」がしたいという気持ちが強くなったことが転職活動を始めたきっかけです。
特別なスキルがあったわけではないので、とにかく自分自身を活かしたいと考え、まず営業の仕事を探しました。なかでも、何かモノを売るのではなく、自分で提案をしていくコンサルティング型の営業に興味を持ち、幻冬舎メディアコンサルティング(GMC)を見つけました。
当時、社会人としてすでに数年が経過していましたが、「社会人として、このままではいけない」「変わるなら今しかない」という焦りに似た強い思いがありました。GMCの採用ページで見た「自分を変えたいと思っている人を求めている」というフレーズに惹かれ「ここなら変われるかもしれない」という期待を抱いて、GMCで営業職としてスタートすることを決めました。
営業という仕事はゼロからのスタートだったぶん、それなりに苦労もありました。初めて先輩の商談に同席させていただいたとき、目の前で交わされるビジネス用語がまるでわからず焦ったことは今でも覚えています。相手が伝えようとしていることを汲み取り、自分の言葉で対応ができるようになったのは入社して10カ月目あたりからだったと思います。

悔しくて泣いたことが今日につながる

仕事に慣れるまでは、何度も小さなミスを繰り返して自己嫌悪に陥りました。書類の記入ミスや報告漏れ、思い違いなど、確認さえ怠らなければ防ぐことができるものが多く、なぜ間違えてしまうのだろうと悔しくて泣いたこともあります。
失敗しないためにはどうしたらいいのか、最初はひとりで悩むばかりでした。しかし、先輩は悩んでいる私を受け止め、一緒にどうしたらいいのか考えてくれました。相談するうち、先輩たちは「うまくいかなかったことをどう改善するか」という過程を楽しんでいることに気が付きました。基本的な業務はもちろん、業務に取り組む姿勢も含めて、できるようになったことを見つけることで徐々にモチベーションをアップしよう、という方向にシフトチェンジできたことが、ひとつのターニングポイントになったと思います。
営業の仕事には、商談先の選定やアプローチ、商談、クロージングといくつかのステップがあります。私はまず、商談のアポイントを誰よりも多く取るということを目標に定めて、一歩一歩、結果を積み上げることに集中してきました。時間はかかりましたが、営業の仕事を基礎から自分のものとしてしっかり固めたことで、自信がつきましたし、失敗の連鎖を断ち切ることもできました。
仕事への情熱とは無縁だった前職とは一転、GMCに入社して初めて「仕事が楽しい」と思えるようになりました。今ではある程度の余裕も生まれ、問題を解決するためにすべきことは何か、他部署との連携を強化するにはどうしたらよいかなど、以前よりも広い視点で考えられるようになりました。自分なりの成長を感じています。
クライアントから喜びの言葉やお褒めの言葉を直接いただけるのも営業職の醍醐味です。最近、「あなただからお願いしたいと思った」と言っていただきました。転職を考えたときに重視していた「私だからできること」の実現に確実に近づいていることを感じます。

葛藤や悔しさを乗り越えたからこそ
伝えられることがある

社内の雰囲気はとてもオープンです。同僚や先輩には何でも相談できますし、上司もフランクに意見に耳を傾けてくれる恵まれた環境です。ただ、部門を超えた交流となると同じようにはいきません。制作の進行状況やクライアントの近況を把握するうえで情報共有は欠かせませんが、タイムラグが発生してしまうことがあります。この課題を改善するために、会社全体でいろいろな取り組みをしています。
GMCでは、複数の部門の担当がチームを組んでクライアントを担当します。これまでは担当者それぞれが個別に連絡をとっていましたが、チーム全体で情報を共有するために、チームごとにチャットグループが作られるようになりました。やり取りが透明化されたことで制作の進行状況が把握しやすくなり、連絡がスムーズになりました。社内の環境が改善されることは、質の高い提案や手厚いクライアントフォローにつながります。関係部門とのさらなるコミュニケーション改善は営業部門としての課題です。
私自身のこれからの目標は「頼りがいのある指導者」になること。営業は、1件のアポイントを取るために地道なアプローチを繰り返します。すぐに結果が出るほど簡単な仕事ではありませんし、なかなかうまくいかなくて落ち込むこともあります。それでも、楽しみながらやりがいを見出すことはできるものです。そんな心の持ちようや仕事の楽しみ方をこれから入ってくる人たちに伝えていきたいと思っています。先輩たちのフォローのおかげで葛藤や悔しさを乗り越えてきた「私」だからこそ、伝えられることだと信じています。

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