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医療が高度化する現代だから見つけたい「理想のかかりつけ医」と総合診療について

著者:GMCブランド戦略室
企業ブランディングコラム

「かかりつけ医」とは

皆さんは「かかりつけ医」と呼べるような医療機関をお持ちでしょうか?
そもそも「かかりつけ医」とは、『具合が悪くなったときに、いつも診てもらう一人の医師』という意味を持ちますが、現代の日本人は、この「かかりつけ医」を持っていたとしても複数になったしまう方が多いようです。症状に合わせて、それぞれの分野で診てもらうかかりつけとなれば、「かかりつけ医」は何名も必要になってきます。
自分の体調を正確に理解し、適切な指示を生活基盤内であらゆる分野でやってくれるのが「理想のかかりつけ医」だとすると、現状はこれとかけ離れたところにあるのです。

そもそも多くの人は仕事先に「かかりつけ医」はいませんし、帰宅時間が遅くなるような多忙な人は近所の医師では間に合いません。しかも土日は「かかりつけ医」もお休みです。
「理想のかかりつけ医」は、「近所にいて、いつでも診てくれる」に加えて「最高の技術をもっている医師」であってほしいものですが、その理想が叶えられえる環境下にある方が少ないのが現状です。

「総合診療」は「理想のかかりつけ医」?

現代の日本人は「かかりつけ医」を複数持っていると上記で述べましたが、症状によって医療機関を使い分け、様々な医師に診断を受けることは、診断を受ける我々の負担も大きいような気がします。
例えば、耳鳴りがひどく、近所の内科の「かかりつけ医」の元を訪れ、診断を受けたとします。薬を処方したものの治りが芳しくなく、今度はもう一つの「かかりつけ医」である耳鼻咽喉科を訪れたところ、全く違う診断、処方を受けることもあり得るのです。
一度の診療で適切な診断、薬の処方を受けたいと望んでも、医療機関によって診療科目は異なってきます。そこで最近注目されているのが、「総合診療」という診療形態をとっている医療機関です。

「総合診療」とは特定の臓器や疾患に限定せず、患者を全人的にとらえ、多角的に診療を行うことを意味します。(家庭医療・一般内科・総合内科などと呼ばれることもある。)現在の日本の医療は、過度に臓器別に専門分化されすぎてしまい、どの症状の際にどの医療機関を受診すべきなのか、患者側では適切な判断が出来かねるケースが多々あります。
「総合診療」の利点としては、患者の症状を幅広い知識と視野で診断できることが挙げられます。ひとつの臓器にとどまらず、それぞれが影響する関係や原因を推論できる高い診断力と、他の診療科との連携を見極める力が医療機関側には求められます。

「総合診療」という選択

日本の医療においては、進歩とともに高度化、専門分化し、医師としての領域はより狭くなっています。その結果、臓器単位や疾病単位で病を考え、「臓器は人体の一部にしか過ぎない」という当たり前のことが忘れられがちになっているのです。
日本プライマリ・ケア連合学会は、前身の3つの学会、日本プライマリ・ケア学会、日本家庭医療学会、日本病院総合診療医学会の時代から、高度医療、臓器あるいは疾病別の専門医療はもちろん大事だけれども、人間中心の医療・ケアを決して忘れてはならないと声を上げてまいりました。
総合診療専門医の「総合」の意味するものは、内科や小児科などのありふれた病気の診療を広範囲に行うという意味だけではなく、その本質は、高度に細分化した医療に対する、文化史、科学史、医療史的な反省に基づく、世界的な潮流が底辺にあるのです。

「かかりつけ医」と呼ばれる医療機関を持つことは、これから長年生きる上でも重要なこととなります。そして「理想のかかりつけ医」を見つけることで、いざという時に迅速な対応をとることができます。
何かが起こってからでは遅いのです。
皆さんもこれを機に、「理想のかかりつけ医」を見つけ、何かが起こっても信頼できる医療機関と連携を図りながら、いざという時に備える準備をおすすめします。

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