周年記念事業として書籍を制作することのメリット
帝国データバンクの周年記念事業調査(2016年)によると、 2017年に創業や設立からの節目(周年記念)を迎える企業は14万5103社で、うち100周年を迎える企業は1011社となっています。
周年記念事業として、 多くの企業は記念式典を開催したり、社史を編纂したり、 さまざまなプロジェクトを行います。 なぜなら、周年記念事業として社内外にメッセージを発信することで、自社の存在感をアピールし、多方面との関係性をより強固にできるからです。
周年記念事業としては、記念式典のほか、 記念品の配布などのさまざまな施策が考えられます。 本コラムでは、周年記念書籍を制作することのメリットについてご紹介します。
周年記念出版のメリット:社員に対して
社員に対するメリットです。 周年記念書籍によって、 自社の歴史や理念、今までの象徴的なできごと、部署ごとのミッションなどを1冊にまとめることで、 社員教育ツールとなるほか、社員のモチベーションアップ、自社へのロイヤリティ向上につながります。
周年記念出版のメリット:関係先に対して
取引先や関係先に対するメリットとしては、 1冊の書籍を制作することで、自社についての理解を深めてもらえる点にあります。 また、書籍の特性上、記念品として配布することができるのも大きなメリットでしょう。
周年記念出版のメリット:求職者に対して
求職者や学生に対するメリットとしては、 優秀な人材に対し、企業としてのメッセージを訴求することができる点にあります。 また、選考の過程で課題図書として用いることで、選考を効率化することも可能でしょう。
周年記念出版のメリット:潜在顧客に対して
潜在顧客に対するメリットとしては、競合他社との違いを訴求し、差別化を実現できる点にあります。 商品開発ストーリーや事業への熱い思いを盛り込むことで、自社の強みをアピールすることができます。 インナーツールとしてではなく、書店に流通する書籍を制作することで、 より広い潜在顧客に自社の存在を知らしめることが可能になります。
周年記念出版のタイプ(種類)について
周年記念出版のタイプとしては、 書店に流通させるタイプとインナーツールのタイプ、大別するとこの2つのタイプとなります。 書籍のコンテンツをタイプ分けすると、以下の5つのタイプ、もしくはそれらを組み合わせたものとなります。 周年記念出版の目的とターゲットにあわせて、タイプを選択する必要があります。
- 資料性の高い書籍
- 社員参加型書籍
- ビジュアルブック型書籍
- ストーリー型書籍
- 会社案内型書籍
企業の沿革をまとめたものです。 資料や写真を細かくまとめ、社史としての役割を担います。 書店に流通させず、インナーツールとして配布されるケースが多いです。
社員のインタビューや、社員の写真を多用したものです。 社員にとっても、求職者にとっても、読んで楽しい書籍となります。
写真を多用したものです。 判型も大判で、商品や社員の社員をメインコンテンツとします。
企業の創業ストーリーや商品開発秘話などを物語調にまとめます。 手に取りやすく、共感をうみやすい書籍タイプです
社史と似ていますが、より対外的な目線を意識し、顧客や関係先に読んでもらうことを目的とします。 関係先へのインタビューなどを織り込むこともあります。
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