”無名企業”が優秀な人材を採用して内定辞退を防ぐために覚えておくべき3つの考え方
企業の要ともいえる「人材採用」。
近年、新卒については空前の「売り手市場」といわれています。
そんな今、
中小企業はどのように優秀な社員を集めればいいのでしょうか。
無名であるにもかかわらず、
”3年で応募数6倍、離職率0%”を誇るシステム開発会社の社長、
清瀬一人氏の著書『逆転の「新卒採用」戦略』(幻冬舎MC)の一部をみてみましょう。
①「インターンシップ」は活用する価値大
清瀬氏は、「インターンシップは、学生の資質や適性を見極めるのには最適だ」と語っています。
採用面接で、学生を見たり、話したりしたりすることができる時間は、ごくわずか。
それに比べてインターンシップでは、まとまった期間を
学生と過ごすことができ、じっくりと適性を判断することができます。
清瀬氏が代表を務める共同システム開発株式会社では、
1週間(平日の5日間)のインターンシップを実施し、
学生に実際の業務を体験してもらっているほか、
社員とランチに出るなど、交流を深めお互いを知る工夫をしています。
②「説明会&面接」は自社をアピールする場である
学生や求職者を採用するために行う「説明会&面接」。
巷には、学生に向けた「面接必勝本」が溢れています。
それらには、説明会や面接でいかに自分の魅力をアピールするか、ということが書かれています。
しかし清瀬氏は、説明会と面接は「アピールされる場ではなくアピールする場」だと断言しています。
なぜなら、いずれも、採用候補者がわざわざ足を運んできてくれているからです。
せっかく来てくれた候補者には、自社のことをアピールし、
その心を確実につかまなければならないのです。
③「内定後フォロー」こそが内定辞退を防ぐ
無事に優秀な人材に内定を出した後。
その後も、決して気を抜いてはいけません。
清瀬社長は、直筆の手紙を送ったり、
”コミュニケーションペーパー”を活用するなどして、
内定者と密なコミュニケーションを取っています。
丁寧にフォローすればするほど、
内定者のロイヤリティは高まっていきます。
無名企業こそ、内定者を他の企業にとられないような、
また入社への期待を高めるような「内定後フォロー」が肝要なのです。
いかがでしたか?
実は、出版そのものもリクルーティング施策のひとつになりえます。
書店に書籍を陳列することで、自社の広告宣伝ができる。
そして書籍を読んだ人が、社長の理念や取り組みに深く共感し、応募する。
そういった効果も期待できます。
優秀な人材を採用するために、書籍出版という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
第2章:コストを最小限におさえ、自社を効果的に「PR」せよ!
第3章:「インターンシップ5日間プログラム」を実施し、優秀な学生を囲い込め!
第4章:「説明会&面接」は、アピールされる場ではなく”アピールする場”と考えよ!
第5章:”辞退ゼロ”を目指すために、「フォロー活動」に注力せよ!
第6章:離職率0%を実現!究極の「新卒育成プログラム」とは?
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