”ミニマリスト”とは?ミニマリストに共感する?しない?
近頃、SNSやインターネットなどで目にする、“ミニマリスト”。 「小耳にはさんだことはあるけれどどういう意味なの?」「”断捨離”と何が違うの?」という方も多いのではないでしょうか。
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 —断捨離からミニマリストへ』(佐々木典士著/ワニブックス)、『必要十分生活〜少ないモノで気分爽快に生きるコツ〜』(たっく著/大和書房)、『みんなの持たない暮らし日記』(SE編集部著/翔泳社)、『無印良品とはじめるミニマリスト生活』(やまぐちせいこ著/角川書店) ――書店には、いまやミニマリストに関する書籍がずらりと並んでいます。
そもそもミニマリストとは、直訳すると「最小限主義者」で、その説明の多くには「自分にとって必要であり重要な最低限のモノで暮らす人」と記されています。 2014年の後半から爆発的にGoogleでの検索数が上昇し(Googleキーワード調べ)、セミナーやインターネットのオフ会なども開催されており、ブームはピークを迎えるどころか、その人気はとどまるところを知りません。
モノに囲まれ、本当の価値や不要必要の考え方の境界線があいまいになった現代社会。 モノを持つことは”いいこと”なのでしょうか、それとも”悪いこと”なのでしょうか。
男女含む回答対象者100人に”モノを持たない「ミニマリスト」な暮らし(シンプルライフ)について、どう思いますか?”(LOFT調べ)とアンケートした結果を見てみましょう。 「共感する」が66%と大多数を占めたのに対し、34パーセントが「共感しない」と回答。 共感派に多かった声は「実践したいけれど、買ってしまうし捨てられない。なかなか実践できない」。 一方、共感しない派は「モノを捨ててすっきりする暮らしは大事だけれど、最低限のモノしかない暮らしには違和感を覚える」という声が多くみられました。
その人にとって、大事に残しておきたいもの。覚悟をもって整理したいもの。 その選択は、ひとりひとり違います。 組織や会社でも、このようなことが言えるのではないでしょうか。
幻冬舎メディアコンサルティング
古藤 麻衣子
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