ブックマーケティング成功の秘訣とは? 広告媒体として活用する方法 | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
×
  • ホーム
  • コラム
  • ブックマーケティング成功の秘訣とは? 広告媒体として活用する方法

コラム

ブックマーケティング成功の秘訣とは? 広告媒体として活用する方法

著者:幻冬舎メディアコンサルティング 編集局・部長 伊藤英紀
幻冬舎流・書籍マーケティング入門

書籍を活用する「ブックマーケティング」に取り組む企業が増えています。従来のマーケティングに限界を感じ、新たな手法を模索している企業や経営者にとっては、注目に値する内容です。本ページではその詳細情報をまとめていますので、ぜひご一読ください。

1.ブックマーケティングとは

ブックマーケティングとは、その名のとおり「書籍の出版をマーケティングに活用する手法」となります。 具体的には、自社が「売りたい商品/サービス」または「ブランディングしたい企業」などについて書籍をまとめ、読者の購買意欲促進や、商品/サービスの認知度向上に役立てていくのです。
なおブックマーケティングには、企業出版のスタイルで出版した書籍を活用することになります。このため費用は、基本的に著者サイドが負担します。

2.ブックマーケティングの特徴

ブックマーケティングには、どのような特徴があるのでしょうか。以下に見ていきましょう。

①書籍の持つ「信頼性の高さ」を活用できる

近年、インターネット上にはさまざまな情報が氾濫しています。まさに玉石混交といった状況で、中には信憑性が疑わしいと考えられる情報も散見されます。対して書籍は一般的に有料で、著者や編者の情報も明記されています。そもそもインターネットが社会に普及してからまだ数十年しか経っていないのに対し、書籍には数千年の歴史があるのです。それゆえ「書籍はインターネットより、はるかに信頼できる」と考える人が、まだまだ数多く存在しています。

②出版社が開拓済みの「販路」を活用できる

書籍の版元となる出版社は、全国書店の売り場に連なる販路を、すでに開拓しています。通常の手法ではリーチできない人々に商品やサービス、そして企業情報などを届けるという意味でも、ブックマーケティングは高いポテンシャルを秘めています。

③読者に寄り添う「じっくりマーケティング」が実現

「商品やサービスを売りたい」と考えた場合、マーケティングはどうしてもセールストークが中心となってしまいます。購買者と考えられる人たちが耳を傾けてくれれば良いのですが「営業しないで!」とそっぽを向かれてしまっては、懸命なマーケティングも徒労に終わってしまうでしょう。しかし、商品や企業などの魅力をテキストへ落とし込む際は、まとめ方次第で興味深い物語を生み出すことが可能です。読者も好きなときに、自分のスペースで読み進めることができますので、内容を無理なく理解することができます。読者が共感を憶えれば、良い口コミを拡散してくれる可能性も高いのです。

3.ブックマーケティングのメリット

ブックマーケティングにはどんなメリットがあるのでしょうか。以下に見ていきましょう。

①さまざまな内容・体裁を選択できる

ブックマーケティングのツールとなる書籍の内容は、まとめ方次第でさまざまなバリエーションを生み出します。例えば、商品開発の背景や使い方をまとめれば、専門書やハウツー本として機能しますし、企業の歴史を物語としてまとめれば、ドラマティックなノンフィクション読み物として機能します。また文章だけでなく、ビジュアルをふんだんに挿入することによって、内容をより伝えやすくすることも可能です。

②見込み顧客層に届きやすい

マーケティング目的で出版するとしても、書籍を編集する際には「読者にとって有益な内容・テーマ」が必要です。例えば、ダイエット器具の販売促進を目的に書籍を制作する際は「効果的に痩せるためには、どうすべきか」といったテーマが、全体を貫くことになります。そうした書籍に興味を持つ人は、ダイエットの必要性を感じていない人に比べ、ずっと商品購買の可能性が高いともいえます。「見込み客にピンポイントでアプローチすることが可能」という意味で、ブックマーケティングは非常に効果的なのです。

③他のメディアとの接点が生まれる

書籍の出版は新聞や雑誌、そしてWEBサイトなど、さまざまな情報メディアと関係を築くために役立ちます。企業や個人単位のプロモーションには興味を示さなくても、実績のある出版社が発行した書籍については、メディアの対応も変わってくるでしょう。また出版社は平素から他のメディアとのコネクションを築いているため、新刊情報欄などに取り上げられる機会が、すんなり訪れる可能性も高くなっています。

4.ブックマーケティングのデメリット

ブックマーケティングにはデメリットもあります。以下に列挙しますので留意しておきましょう。

①一部の商品やサービスのマーケティングには向かない

ブックマーケティングに不向きな商品の代表例として挙げられるのは、健康食品や民間療法などのサービスです。「この食品を常用したら、ガンが治った」などの内容は、病に苦しむ人へ強くアピールするかもしれませんが、同時に薬事法等に抵触する可能性が出てきます。法的に問題がなくても、行き過ぎたマーケティングが悪い評判を呼ぶことで、商品や企業自体のイメージを失墜させることもありますので、十分な注意が必要です。

②書籍が売れなければ意味がない

もともとマーケティングのために出版する書籍ですから、多くの人の手に届かなければ、意味がありません。とはいえ先述のように、行き過ぎた内容を目指すのも危険です。出版の際は、書籍編集のプロフェッショナルに相談し、適切なサポートを受けるほうが賢明です。

③書籍という媒体特有の留意点も存在

書籍は一度印刷されてしまうと、訂正ができません。また売れ残って書店から返本されてしまうと、出版社や著者サイドは在庫を抱えることになります。こうした書籍ならではの留意点への対処法も、書籍編集のプロフェッショナルに相談のうえで整備しておく必要があります。

5.ブックマーケティングの事例

それでは、ブックマーケティングの成功事例を2つ見ていきましょう。

①書籍の発刊により講演依頼が殺到

100年の歴史をもつ木工家具メーカーの事例です。同社はバブル崩壊後に収益が半分以下まで落ち込み、経営的に苦しい状態に追い込まれていました。抜本的な立て直しにあたった現社長は販売戦略の一環として、ブックマーケティングを実施しました。同社の地元資源活用と伝統木工技術をアピールしただけでなく、工場改善で圧倒的な効率化を図った過程をドラマティックに書籍で伝えた結果、メディアからの取材申込や講演依頼が殺到するようになりました。


②内容に共感を得た読者からの面談依頼が急増

不動産投資を扱う会社の事例です。出版の目的は「不動産業界のいかがわしいイメージを払拭し、堅実な資産運営として投資不動産をアピールすること」でした。この事例では、直接商品やサービスをアピールするのではなく「不動産投資のリスク対策」に特化した専門書を発刊しました。既存顧客である投資家へ協力を求めたインタビュー内容が好評を博し、読者からの面談申込が急増したそうです。書籍の力を実感した同社は、2冊目の発刊にも着手。企業ブランドや代表の認知度向上のため、ブックマーケティングをフル活用しています


6.気になるブックマーケティングの費用

「マーケティングツールとして成立可能な1冊に仕上げる」ためには、プロの助けが必要となってきます。このため出版にあたり、以下の費用内訳が基本的に必要となるでしょう。

【出版費用の基本的な内訳】
・企画費
・編集、ライティング、撮影などの人件費
・デザイン費
・校閲費
・印刷費
・用紙費

①出版コンサルのサポートも有益

上記に含まれないのが、出版コンサルタントへの依頼。専門知識を持つ人物に相談し、出版物のクオリティを高めることが目的です。その内容は制作アドバイスから企画書作成、そして外部への営業までと多義に渡ります。より良い関係を築ければ、心強いパートナーになってくれることは間違いありません。なお出版コンサルの形態は個人から企業(版元となる出版社自体が請け負うケースも多い)までと多彩です。その料金は一案件数十万円~数百万円となっています。

②その他の費用

企業出版の場合は、以下の費用も気にかけておく必要があります。

【その他費用の内訳】
・保管料
・書店流通手数料
・宣伝販促費用

書籍は重く場所を取るので、出版社などの倉庫を借りて保管してもらうことになります。部数にもよりますが、年間5000円~1万円程度の保管料がかかることもあります。また書籍を一般書店に流通させたいという場合には、そのための手数料がかかるケースもあります。さらに広告宣伝や販促活動を希望する場合は、別途費用が必要となります。

関連するコラム