TV出演や講演依頼が殺到。老舗家具メーカーが実感した「書籍出版」の驚くべき効果 | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
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TV出演や講演依頼が殺到。
老舗家具メーカーが実感した
「書籍出版」の驚くべき効果

メーカー(toC)記念誌・社史

飛騨産業株式会社

岡田贊三 氏

1943年、高山市生まれ。当時負債30億円を抱え経営難に陥っていたメーカー「飛騨産業」の事業再生メンバーとして白羽の矢が立ち、2000年飛騨産業社長就任。国内最高峰の技術力を誇る曲げ木の技術で、難易度の高いデザインを具現化。

1. 「書籍を作ってる余裕なんてあるか!」と思ったけど、反響と売上を考えたら大正解だった(笑)

はじめに書籍を作ろうと思ったきっかけはシンプルです。「ウチの会社にはこんな長い歴史があるんだよ。会社が描いているビジョンはこれだよ」と社員に理解してもらう。それだけのためでした。

正直言って事業で忙しく、書籍を作る状況ではなかったのですが、幻冬舎さんの熱意もあり、悩んだのちに出版を決意しました。結果としては、反響と売上を考えたら、本当に書籍を作って良かったと思います。最初は高いかな…と思いましたが、書籍を通じて社員たちは理念を理解してくれましたし、大正解でした(笑)。

2. 同社の強みである 伝統技術 と 経営革新 を「地場産業を復活させる改革」のノウハウ書として打ち出し

高度成長期の日本を支えてきた日本の地場産業。しかし、時代の移り変わりとともに、消費者のニーズも移り変わりました。特に、ものづくりの現場においては、大手や海外製の量産品が巷にあふれ、もはや「生産性よりも品質を追求する」地場産業の正攻法は通用しなくなっています。

これに対して、多くの地場産業経営者はめまぐるしく変わる世の中のスピードについていくことができていません。また、なかにはこれまで日本を支えてきたという成功体験があるため、「いつかお客さんは戻ってくる」と過去の栄光にしがみついている経営者もいるのです。

このまま手をこまねいていては、すばらしい技術をもった地場産業が姿を消してしまいます。この状況から脱するためには抜本的な改革が必要なのです。

文中では、自治体と共に森を守る活動を行ったり、次代を担う若者を育てる教育システムをとりいれたりと、地域を盛り上げるための取り組みについても紹介しました。

また、過度な競争に巻き込まれない、潤沢な資源、地域との連携など、地方ならではの資源や環境を有効活用することが、地方の中小企業が生き残る道だということもわかりやすく伝わるよう書きました。

▲ターゲットを「経営者」ではなく「地場産業に属する企業経営者」まで絞り込み、ターゲットの目線を奪うタイトルに。
▲実際に6つの改革を行ったことで廃業の危機からV字回復を果たした同社の成功ノウハウを紹介することで、地場産業に属する経営者からの反響を狙った。

3. 地場産業を営む経営者が目にするよう地方の書店へ重点配本

プロモーション戦略では、ビジネス層や経営者、メディア関係者の目に触れるプロモーションを実施。日経新聞への広告掲載と主要書店での大型展開をいたしました。
また全国の経営書販売良好書店に加え、地場産業を営む経営者が目にするよう地方の書店へ重点配本。同社が展開するショールーム付近の書店も強化しました。

▲主要書店での大型展開やビジネス系媒体にリリース送付し、ビジネス層・経営者・メディア関係者の目に触れるよう出口戦略を企てた。

4. TV『カンブリア宮殿』に出演!売上が前年度対比2倍に

作家・村上龍さんが司会を務める番組『カンブリア宮殿』から取材依頼があったのには驚きましたね。しかも村上さんが弊社の椅子に座って「立ち上がりたくない椅子」との言葉で褒めてくれたんです。番組の反響は予想以上で、椅子の売上が前年対比2倍も伸びました。

また、書籍を通じて、地元高山の資源と伝統の木工技術を有効活用している私たちが、トヨタ生産方式を取り入れた工場の改善を行ったことにより、圧倒的な効率化と職人技の平準化を成し遂げるまでを伝えられたことにも満足しています。今でも、書店にある書籍を読んだお客様から反響が届くことがあります。書籍の長い影響力を感じますね。

 

5. 出版書籍出版は「事業を次世代へつなげる」手段になる

なんだか気恥ずかしくて、自分から「ウチの本だよ!」と渡すことができずにいましたが、どうやら社員が積極的にお得意様に配ってくれていたようです。書籍を読まれたある企業の方が弊社を気に入り「今まで家具を頼んでいたところをキャンセルしてお宅に全部任せたい」というかなり大きなオーダーもありました。ありがたいことですね。私の友人が書店で見つけてわざわざ連絡をくれたこともありました。

出版後は講演会の依頼もいただくようになりました。内容は書籍にまとめたことがメインです。講演をすることで自社の宣伝になるのですから、こんなうれしい相乗効果はありませんね。

TV出演によって家具が売れたことはもちろん、書籍の出版によって会社のランクが1つ上がったと感じています。信頼性を高め、認知度を向上させることは自社ブランディングの要ですね。

ちなみに、地場産業の匠のワザを後世に残そうと、7年前より養成学校も立ち上げました。100年の歴史を持つ技術を現代のニーズにどう合わせるか……新しいことにチャレンジし、試行錯誤の日々です。改革をしたからといってすぐに会社がうまくいくわけではありませんからね。3年、5年、10年と少しずつ地道な変革の繰り返しですが、その過程において書籍も重要な役割を果たしてくれたと思います。

編集者の視点

●実際行った6つの改革を「販売戦略」「製品開発」「生産体制」「後継者育成」「ブランディング」「地域プロモーション」に分けて紹介し、地場産業の経営者の興味を喚起する構成に。

●ターゲットを「経営者」ではなく「地場産業に属する企業経営者」まで絞り込み、受注確度の高いターゲットからだけの反響を狙った。

よみがえる飛騨の匠 地場産業を復活させる6つの改革

岡田 贊三

飛騨産業株式会社

崩壊寸前の地場産業に必要なのは
“伝統のリノベーション”だ!

時代とともに移り変わる消費者ニーズの変化によって、崩壊の危機を迎えている地場産業。
地場産業が生き残るためには「販売戦略」「製品開発」「生産体制」
「後継者育成」「ブランディング」「地域プロモーション」の6つの改革を今すぐ断行する必要がある。
これらの改革を行ったことで、
一時は倒産寸前まで追い込まれていた岐阜県の木製家具メーカーは驚異的なV字回復を果たした。
そのノウハウについて、わかりやすく紹介する。


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