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どこまで暴露するか…ぎりぎりの攻防が続きました。不動産投資の実態を明かした秀抜な一冊

著者:GMCブランド戦略室
成功事例研究~編集者の視点から

かつては地主の専売特許だった不動産投資。今や市場は大きく拡大し、普通のサラリーマンでも物件を買える時代となっています。そんな業界の盛り上がりとともに、不動産業者も年々その数を増やしていますが、その質は玉石混交。なかには投資家を食い物にしてボロ儲けをするような悪徳業者も確かに存在します。『不動産投資のリアル』では、不動産投資家向けに、業界のリアルな裏事情と各々の業者の実態を暴露。投資成功の成否を分けるパートナー選びについて実践的な知識が得られます。

悪徳不動産業者による被害者を、一人でも減らしたい

著者の藤本氏は、2002年に不動産業界に飛び込み、2006年に不動産投資専門会社ウィステリアを起業。不動産投資ブームの黎明期から絶頂期に至るまで、その動向を現場で見続け、業者たちの栄枯盛衰を目の当たりにしてきました。現在も悪徳業者たちに騙された投資家たちの相談にのり、トラブルの解決やスキームの再構築を行っています。

企画立案にあたって、徹底的にこだわったのが「リアルな情報を伝えること」です。

藤本氏の深い知識を最大限に生かし、不動産投資の現場では実際何が起きているのかをできるかぎり詳細に表すというテーマを立てました。「この本で、悪徳業者の被害者を一人でも減らしたい」という藤本氏の想いに応えるべく、悪徳業者のリアルな手口を公開し、そのスキームも細かく分析することとしました。

また、管理会社の資金難により多額の借金返済に窮するオーナーが続出した「かぼちゃの馬車事件」の本質とスルガ銀行との関わり、保証賃料の減額などを巡りオーナーが集団訴訟に踏み切った「レオパレス21訴訟」といった、世の不動産投資家を震撼させた事件の舞台裏を紹介。具体的な事例を用いて不動産投資のリスクや問題点が理解できるよう意識しました。

どこまで踏み込んで書くべきか……ぎりぎりの攻防が続いた

本書のターゲットは不動産投資家ですが、玄人の投資家というより、これから投資を始めようと考えている人が、騙されることなく不動産投資の世界に飛び込めるようにするという側面が大きいです。従って、投資初心者でも内容を理解できるよう可能な限り専門用語を使わず、わかりやすい文章表現を心がけました。また、世をにぎわせた不動産投資にまつわる事件を教材として取り上げ、専門家でなくとも知的好奇心を満たしながら読み進んでいける構成となっています。

制作にあたって、装丁には特に工夫を施し、「投資話の裏に潜む嘘を見破る」という意味を込めて、写真が破れたように見えるインパクトのあるデザインを採用。全体的に黒を基調として、悪徳業者のダークな世界を表現しました。

制作時、度々議題に上がったのは「どこまで書くべきか」という点です。

執筆にあたり、藤本氏は自らの人脈を生かし、実際に悪徳業者の被害にあった投資家や、自己破産に追い込まれた投資家を取材した上で、その話を盛り込んでいます。

悪徳業者の実名を出すべきか、被害者にはどう配慮すべきか……。編集面においても、リアルさを徹底追求しつつ、出版できるぎりぎりのラインを探る繊細な作業が続きました。「悪徳業者からの反発は覚悟で、出せる情報はすべて書きたい」という藤本氏の意向もあり、最終的には企業の実名から被害者の生の声まで、かなり踏み込んだ内容を描いています。

不動産投資のパートナー選びの指南書として機能

本書は、ただ業界の問題点を指摘しただけの暴露本ではありません。

ワンルームマンションを強引に売りつける新築デベロッパー、セミナーで見込み客を掴み、利益を上乗せして荒稼ぎする仲介会社、手抜き管理や報酬の中抜きをする管理会社、相場より明らかに高値で物件を売りつける買取販売会社……さまざまな悪徳業者の手口を網羅し、そのスキームを詳細に解説しています。それを理解しておくことで、同じような悪徳業者に騙されるリことはなくなるはずです。

そうした悪徳業者の見抜き方だけではなく、「結論としてどのような業者が信頼できるのか」という点も明示し、不動産投資会社を選ぶ際の指南書としてしっかり機能するようになっています。

不動産投資の世界で投資を成功させるためには、まず関連本をしっかりと読み、投資に対する考え方や基本的な知識を身に付ける必要があります。その上で、信頼できる不動産会社を見つけ、パートナーとして共に歩んでいくのが大切です。ただ、不動産会社も商売ですから、投資家の人生を慮ってくれるような業者はなかなか存在しません。

華々しく見える不動産投資の裏に隠された真実を知り、悪徳業者に騙されることなく、よりよいパートナーと出会ってもらう…藤本氏の意図は、書籍に確かに記されました。

不動産投資のリアル
  • 書籍名:『不動産投資業者のリアル』
  • 著者名:藤本好二
  • 概 要:「かぼちゃの馬車」事件で不動産投資ブーム、終結。新築1R業者、客付仲介会社、管理会社、買取販売会社。ブームの陰で暗躍していた「極悪な業者」の実態を大暴露。
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