「怪しいイメージの事業」だからこそ、「書籍出版」が光る。不動産投資会社が実感した書籍の絶大な効果 | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
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不動産投資会社が実感した
書籍の絶大な効果

不動産売買・住宅集客・採用本

ウィステリア・グループ株式会社

藤本好二 氏

ウィステリア・グループ株式会社会長兼代表取締役社長。 2016年11月、ウィステリア・グループ株式会社を設立。 現在は、各投資家の属性や家族構成、性格、趣味・嗜好などに合わせたオリジナリティのある企画を立て、モテる物件にリノベーションするという異色の不動産事業を展開。 

1. 不動産業界のいかがわしいイメージを払拭したかった

当社の不動産事業では、独自のルートで情報収集を駆使し、日本全国の収益物件のなかから高利回り物件とされる一棟不動産を自社買取りしています。その後、リノベーション等のバリューアップによって長期的に高稼働出来る物件に再生し、「不動産投資初心者の方でも安心して購入できる商品」として販売しています。

出版の目的は、ちまたにあふれている不動産業界のいかがわしいイメージを払拭し、顧客目線に立った資産形成コンサルによって、堅実に投資不動産が活用できることを世の中に伝えるためでした。

1冊目は投資家の不動産投資リスク対策について出したのですが、出版後の反響はすさまじかったですね。2冊目は悪徳業者の手口やそのチェックポイントを明らかにした書籍にしました。不動産バブルの煽りがある時期でしたが、順調に売上を伸ばしていくことができました。わかりにくい業界をお客様に理解していただくためには、「世に問うていく」書籍の力が必要だと実感しましたね。

2. 不動産黎明期、バブル崩壊期など時流を見込んで出版。
反響が反響を呼び、出版後4ヵ月で物件売切れ寸前の事態に

1冊目の書籍を出した2013年は、不動産投資の黎明期でもありました。いくぶん、雑誌などに不動産投資が紹介されるようになり、サラリーマン投資家が増えてきたころです。この時流を察知して、今こそ出版すべきと判断したのが正解でした。

この1冊目『不動産投資の戦略20』は、顧客である投資家の方々にリアルな話をインタビューして作りました。出版後の1~2ヵ月はものすごく売れていたイメージがあります。書店でプロモーションしたこともあり、1日に10~20人は本を読んで面談に来られました。特に、「もっと知りたい」とか、「金融機関について他に書いていないことを教えてください」などと、かなり積極的に聞いて来られる読者さんが多いのには驚きました。結果、出版後4ヵ月位で当時販売していたものを売り切る勢いだったのが印象的ですね。

2冊目の『不動産投資業者のリアル』のときは、不動産バブルの崩壊寸前でした。こちらも時流を読んで、投資家の方に真実を伝えなければという思いから作りました。

私が独立したのが2006年なのですが、不動産投資というものはもっと堅実なものでした。それが、ただ単に儲けるためのビジネスに変貌していったこともあり、それに対して投資家の方々を助けたいという気持ちで出版に踏み切りました。

「リアル」をタイトルにつけたからか、2冊目のほうがインパクトが強かったようです。銀行の方がよく読んでくださり、「この業者大丈夫ですか?」と聞いてくることもありました。

▲本書の信頼感を演出するため、カバーの色合いは落ち着いたトーンに。
▲不動産投資会社のリアルな話を掲載しつつ、まとめでは「不動産投資会社の選び方」を伝授する構成に。

3. 書籍は「不動産投資ってこういうことなのか!」を想像させやすい
「怪しいイメージの事業」だからこそ、「書籍出版」が光る。
不動産投資会社が実感した書籍の絶大な効果

2013年4月、日本銀行の総裁に就任した黒田東彦氏が量的・質的金融緩和を導入し、金融機関からの融資が受けやすくなったことで、「不動産投資」がブーム化しました。かつて地主の専売特許だった不動産投資は、今や普通のサラリーマンでも実践可能な投資手法になったというわけです。

とはいえ、投資家の大半はノウハウ本を読んだり、セミナーに行って積極的に知識を増やしたりはしていたようですね。ですが、いざ投資を始めてみると、うまくいっていない投資家が大勢いたんです。

当時、当社はインターネット上に物件情報を掲載して集客していたのですが、これだと物件の良し悪しだけになってしまうので、「この会社で買ったら生活はどうなるんだろう」、といったものを想像できるものが欲しかった。書籍はまさに、「僕が買ったらこうなるのかな、こんな思いができるのかな」ということを具現化できました。

先ほど述べたとおり、2冊目は2018年の不動産バブル崩壊寸前のタイミングで出しました。不動産投資ブームが過熱するなかで、投資家を食い物にして荒稼ぎをし、責任をすべて投資家になすりつけて逃げ切るような悪徳業者も存在していたのです。それらを食い止めねばと使命感をもって取り組みました。

私自身が投資家でもありますから、「こういう物件がいいですよ」と言うだけではなく、「こういう実感があります」とか、「気苦労があります」などを深く掘ってコンサルティングするのがスタンスです。ですから、不動産投資をするというよりも、“その個人に合ったライフスタイルを提供する“ということが書籍によって表現できたのです。これは会社と自分自身のブランディングにも大いに役立ち、強みになりました。

▲投資関連書籍の販売好調書店を抽出し重点的に配本。

4. 出版を検討している企業へのメッセージ

1冊目の本を出した後、投資マガジンなどで取り上げられました。もちろん、反響はあったのですが冷やかしの方が多く、500円位の雑誌で情報を得ようとする方と、書籍1400円支払ってでも情報を得たいと思われる方のターゲット層と不動産購買層は明らかに違うことがわかりました。

また、雑誌媒体は書店に出たら有効期限が1カ月というスピード感によって終わってしまいます。しかし、書籍は残るものなので有効期限が無いような気がしますね。いまだに1冊目を読んで来られる方がいたり、最近では銀行員の方々がネットで私の書籍を買いましたという方もいらっしゃいます。どうやら、私の名前を検索すると出てくるみたいですね。

つくづく、書籍というのは手元に取ってしっかり読むものだということを感じます。儲けたいというよりも、学びたいという読者が多い。他の本で勉強するという方もたくさんいることからわかりますね。不動産投資を一からきちんと学びたい方にとって書籍は多大なメリットがあることを実感しています。

では、読者から購買につながるか?と問われれば、すでに不動産を複数に持っている方が、書籍でさらに投資への理解を深めて購入するということがあります。初心者の方の場合は、まずはお話から、というケースが大半ですね。

想定外の反応として嬉しかったのは、当社で不動産を買われたお客様に「本を出している会社なら大丈夫だろう」といった安心、信頼の証のようなものが得られたと伝えられたことです。お客様の充足感につながったことは付加価値としてなににも代えがたいです。

昨今の新型コロナウイルスの感染拡大の状態になったといっても、不動産市場は幾分の動きがあります。だからこそ、また時流を読んで先まわり先まわりでアフターコロナ対策の本をまとめようと考えています。最強のタイミングで出せたら不動産投資をする方に役立てられるかな、と思います。

関連コラム 成功事例研究~編集者の視点から も合わせてご覧ください。 <関連コラム>どこまで暴露するか…ぎりぎりの攻防が続きました。不動産投資の実態を明かした秀抜な一冊

編集者の視点

●不動産投資の情報はインターネット上で錯綜していた。その現状を鑑みて、本書では正しい情報を整理して伝えることに重きを置いた。

●業界の裏側を暴露する書籍ではないため、不動産投資に失敗しないためのノウハウをメインに盛り込んだ。

不動産投資業者のリアル

藤本 好二

ウィステリア・グループ株式会社

2013年4月、日本銀行の総裁に就任した黒田東彦氏が量的・質的金融緩和を導入し、金融機関からの融資を受けやすくなったことによって「不動産投資」がブーム化。
かつて地主の専売特許だった不動産投資は、今や普通のサラリーマンでも実践可能な投資手法になりました。
こうして不動産投資ブームが過熱するなかで、収益不動産を扱う業者の数も一気に増えました。
しかし、そういった業者のなかには、投資家を食い物にして荒稼ぎをし、
責任をすべて投資家になすりつけて逃げ切るような悪徳業者も存在します。実際に、その被害に遭う投資家は後を絶ちません。
そうした悪質な業者を見抜き、適切なパートナーを選んで不動産投資で成功するためには、まず現在の不動産投資業界の構造やビジネスモデルを知る必要があります。
悪徳業者がどういった手口で投資家のお金を狙っているかという「リアル」を把握していれば、被害に遭うリスクを下げることができるのです。
不動産投資の成否というのは、結局のところ、業者選びで決まります。
本書では、悪徳業者の手口やそのチェックポイントを明らかにし、
不動産ブームの陰で利益をむさぼる悪徳業者の餌食にならずに済む方法を解説していきます。
そして、本当に利益の出る不動産投資を行うための極意も示します。
悩める不動産投資家たちの一助となる一冊です。

初心者でも失敗しない 不動産投資の戦略20

藤本 好二、 若生 和之

ウィステリア・グループ株式会社

できるだけ有利な条件で融資を引き出すためにはどうすべきか、投資エリアはどこが狙い目か、
管理運営してもらうパートナーは何を基準に選ぶべきか、などの不動産投資の戦略を
初心者にも分かるように投資家の実例を交えながら解説します。


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