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コラム

東京から灯りが消える日…停電の恐怖と、ひっ迫する日本のエネルギー問題が「自分ゴト」になる一冊

著者:GMCブランド戦略室
成功事例研究~編集者の視点から

世界有数の「エネルギー消費大国」である日本。しかし、エネルギー自給率はわずか10%前後にとどまり、エネルギー資源のほとんどを輸入に頼っています。多くの人が「使えて当たり前」と思っている電気も、実は極めて貴重な存在であり、たったひとつのトラブルで電力供給が一気にひっ迫する可能性があるのです。 「このままでは、日本に未曽有のエネルギー危機が訪れる」 エネルギー問題の第一人者である金田武司氏は、そう警鐘を鳴らします。事実、東日本大震災をきっかけとした度重なる計画停電の裏で、電力というライフラインは崩壊寸前までいき、東京から光が失われるところでした。著書『東京大停電』では、日本から電力が失われるという最悪のシナリオや、ひっ迫する日本のエネルギー事情など、もはや他人事ではいられない日本のエネルギー問題が余すところなく語られています。

日本で起こり得る「最悪のシナリオ」をリアルに描き、危機感を訴えた

本書を企画するにあたりもっとも重視したのは、「あらゆる世代の読者が、エネルギー問題を『自分ゴト』として考えるきっかけとなる一冊にする」ということでした。

もし実際に停電が起きれば、エアコンやヒーターが止まり、真夏や真冬なら命にかかわります。社会機能がマヒし、略奪などの犯罪が起きる可能性もあります。今、電力が断たれたなら、私たちの日常が瞬く間に崩壊する……。その現実を伝えるべく、まず「東京大停電」による最悪のシナリオをリアルに描き、危機感を訴えることとしました。

また、未曽有のエネルギー危機が起きかねない根拠をしっかりと示すべく、長年エネルギー問題と向き合ってきた専門家である著者の知見を重層的に説明し、実際に世界各国で起きた停電の事例も引用するなど、説得力が増すように内容を練り込みました。

その他に、なぜ日本が現在のようなエネルギー問題を抱えるにいたったのか、過去の歴史や政治とのつながり、世界のエネルギー争奪戦などの背景を丁寧に紐解くことで、昨今のエネルギー問題を総括的に理解できるような本を目指しました。

大停電という未曽有の危機が、現実に起こり得ると感じてほしかった

著者である金田氏には、東日本大震災後に被災地を回って取材をした経験があります。病院、水族館、老人ホーム……そして福島第一原子力発電所にも足を運んで、未曽有の大震災が起きると日本はどうなるか、自らの目で見てきました。

そして「停電により、社会は崩壊する。何としてでも回避しなければならない」という、強い危機感を抱くようになりました。そんな著者だからこそ語れるリアルな情報をできる限り引き出し、たくさんの情報を掲載することで、読者が「首都圏の大停電」という事態を「現実に起こり得る」と感じるための裏付けとなるよう意識しました。

専門家がエネルギー問題を語ると、専門用語が多く飛び交い、内容が難解になる恐れがあります。本書では専門用語をできる限り排除し、予備知識のない状態からでも理解できるよう、平易な文章で表現することを心がけました。

構成については、冒頭で「実際に大停電が起きたらどうなるか」という具体的なシナリオを一気に展開して読者の興味をひきつけた上、その原因となる日本のエネルギー事情の解説へと移る流れにしました。

装丁は、停電を印象付けるために黒を基調とし、表紙には大都市から光が失われて真っ暗闇となる中、天上に星だけが美しく輝くという皮肉な合成写真を使った結果、見た目にもインパクトのある仕上がりとなりました。

他人事のエネルギー問題が「自分ゴト」に変わる一冊

制作時に課題となったのは、著者の強い思いを、どこまで表現すべきかということでした。エネルギー危機を「今、そこにある危機」と捉え、現状改善を訴える著者の言葉には非常に心動かされるものがありましたが、かといって感情論ばかりになってしまっては、論理的な説得力が失われてしまいます。

結果として、著者の思いが詰まった言い回しや熱いメッセージはそのままに、主張の裏付けとなる事例やデータ、図表を豊富に入れ込むことで、感情と理論のバランスを取りました。

本書を読んで、突き当たるのは「日本のエネルギー供給が脆弱である」という厳しい現実です。もし大停電が起きれば、冷蔵庫や洗濯機が使えず、水道は止まり、電車も自動車も使えなくなります。さらに、スーパーやコンビニの営業も休業に追い込まれ、いずれ食料の確保も難しくなります。医療や金融といった国を支える活動も停止し、国を維持することができなくなります。

そんな最悪の事態に陥らないためにも、私たち一人ひとりが、エネルギー問題を「自分ゴト」として捉え、問題の背景を理解し、今自分にできることを行っていかねばなりません。

本書は、そうしたエネルギー問題と向き合うための入り口となる一冊です。本書を通じて日本の現実を知り、エネルギー問題の背景を学び、未来を真剣に考える中で、エネルギー危機を起こさないためにはどうすべきか、危機が訪れたときに何をすべきなのかといった、自分なりの対策を考えてもらうきっかけになる、そんな狙いどおりの書籍に仕上がりました。

東京大停電 電気が使えなくなる日
  • 書籍名:『東京大停電 電気が使えなくなる日』
  • 著者名:金田 武司
  • 概 要:エネルギー消費大国でありながら、その自給率はわずか8%ー エネルギーインフラが他国と連結しておらず、電力供給が逼迫する災害列島・日本。 東京はまもなく暗闇に包まれる― 日本に訪れる“未曾有のエネルギー危機"
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