エネルギー関連知識の啓蒙のために出版を決意!10社以上のメディアから取材依頼が殺到、エネルギー業界の実情を多くの人に知ってもらうことに成功 | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
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10社以上のメディアから
取材依頼が殺到

環境・エネルギー経営者本

株式会社ユニバーサルエネルギー研究所

金田 武司 氏

株式会社ユニバーサルエネルギー研究所代表取締役社長。「ユニバーサル(普遍的な、すべてに共通している)な存在」を標榜し、公平・中立な立場から日本のエネルギー施策に提言を行っている。東京工業大学大学院非常勤講師、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)技術委員、八戸市地域再生政策顧問・大使などを歴任。

1. エネルギー関連知識の啓蒙のために出版を決意

2018年1月23日――、底冷えのする真冬の深夜、仕事を終えて車を走らせていると携帯電話が鳴りました。「こんな時間に何だろう」と停車して通話ボタンを押すと、電話の向こうからは「ニュースを見ましたか?」という、焦った様子の社員の声が聞こえます。 首都圏が大寒波に襲われたこの日、老朽化した発電所でトラブルが発生し、さらに前日から降り積もった雪で太陽光発電は機能せず、電気の供給力が大幅に低下しました。そして、東京電力パワーグリッドのエリアの電力需給がひっ迫しているとして、他電力会社に電力融通を要請したことが発表されたのです。 「ああ、ついにきたか」と思いました。 日本の石炭・石油・天然ガス・水力・原子力などの一次エネルギー自給率は約12%(2018年時点)と言われています。この数字は、他の先進諸国と比較しても著しく低く、このような状況に陥っている背景には、そもそも日本にエネルギー資源が少ないことが挙げられます。東京電力パワーグリッドがこんな要請をしたのは、何も予想外のことだったわけではなく、起きるべくして起きたといえるのです。こんな状況が続けば、東京はいつか間違いなく「大停電」に陥るでしょう。この事実を何としてでも伝えなければならない――。 書籍『東京大停電 電気が使えなくなる日』は、そんな私の切実な思いから生まれました。

2. 「多くの人に読んでもらいたい」からこそ、
企業出版の実績豊富な幻冬舎MCから出版

私たちが思っている以上に、日常生活は電力によって支えられています。一方で、例えば東京全体が停電する、そんな映画みたいなことがそうそう起きるわけがないと思うかもしれませんが、2018年1月の寒波襲来のときは、まさにこの一歩手前にいました。国民一人ひとりが、エネルギーに対する考えをしっかり持たなければ、いつ大停電が訪れても不思議ではないのです。 しかし、エネルギー業界の実情は一般にはなかなか理解されにくいものです。「どんな手段を取れば、多くの人に情報を届けることができるのだろう」と考えていたときに連絡をくれたのが、幻冬舎メディアコンサルティング(MC)でした。 実は、これまでも出版の話はいくつかありましたが、私の目的は「本を売ること」ではなく「正しい知識を、一人でも多くの人に知ってもらうこと」でした。ネームバリューがあり、多くの実績を持つ幻冬舎MCなら、よりたくさんの読者層に本を届けられるのではないかと思い、出版を決意しました。

3. 編集やデザイナーの「プロ」の協力で、
伝えるべきことがより明確になった

本を作る上で重要なのは「自己満足」で終わらせないことだと思っています。たとえ本を作り、出版できたとしても、内容が難解で分かりにくかったら結局、読んでもらえず、正しい情報が伝わりません。ところが技術者が書く文章は専門用語を多用するあまり、業界の人にしか伝わらないものになりがちです。私の文章も「誰が読んでも分かりやすいものになっているか」という点に強くこだわりました。 幻冬舎MCはプロの編集者が一緒に伴走してくれるのも大きなポイントだと思います。私が読者に伝えたいことをヒアリングし、コンテンツを整理してもらえるだけでなく、一読者の目線でも「正確に伝わっているか」をしっかりとチェックしてもらえたので、とてもありがたかった。 また、表紙のインパクトも大きかったと思います。たくさんの本が書店にあふれる中で手に取ってもらうにはどんなデザインが良いのか、やはりプロのデザイナーだからこそのセンスで表紙を作っていただけたのはうれしかったですね。ありあわせの素材を組み合わせるだけの単純なものではなく、しっかりと本の内容をくみ取ったデザインに仕上げてもらうことができました。

▲出版のきっかけにもなった東京都が停電した場合の恐ろしさのインパクトを与えるため、ストレートなタイトル付けにこだわった。
▲一般の方々にも興味関心をもっていただけるよう、日々の生活から改善できることなども含め提言。
▲書店での話題性を高めるため、ランキング展開を実施。

4.メディア取材が殺到し、NHKスペシャルで特集番組も誕生!
研究所の存在を広く知ってもらうきっかけに

出版後の反響、そして効果は、予想以上でした。最も驚いたのは、同じエネルギー業界の方々からたくさん支持していただけたことです。これまで「ユニバーサルエネルギー研究所」の知名度は高いとはいえず、電力会社から協力を得たくてもスムーズに話が進まないことがよくあったのです。しかし、本の出版をきっかけに私がどんな想いで啓蒙活動に努めているのかを業界の方々に知っていただくことができ、電力会社をはじめ企業等との連携が本当に取りやすくなったと感じます。 また、実は発刊した翌月の9月6日、なんと北海道全域が“ブラックアウト”し、東京大停電ならぬ「北海道大停電」が起きたのです。約295万戸が停電し、電力が復旧するまでの2日間は電子機器がまったく使えず、多方面に被害が広がりました。そして、最近この件に関連して北海道を訪れた際には、北海道電力の会長や社長、さらに社員の方々までもが私の本を読んでくれていて、「とても勉強になりました」と声をかけてくださり、非常に嬉しい思いをしました。 翌年の2019年9月には台風の影響で千葉県も大停電に見舞われたのですが、出版後のこれらの事件を機にメディアからの取材も殺到するようになり、NHKスペシャルでは私の話をもとにした「巨大都市 大停電~“ブラックアウト”にどう備える~」というテーマで特集まで組んでもらうことができたのです。これぞ出版効果だと思いました。放送後には10社以上のテレビ局から依頼がくるなど、出版をきっかけに研究所を取り巻く環境が大きく変わったことを強く実感しています。 この本のおかげで、「金田武司は一般にわかりやすくエネルギーの話ができる人」だという認識を広く持ってもらうことができたわけですが、今までどんなに講演会を開こうとも、今回の出版ほどの効果はありませんでした。企業や団体、メディアからお声掛けをいただく機会は今も多く、最近では、電気事業連合会からの依頼でYouTubeチャンネルにも出演しています。 エネルギーのように、公共性の強い事業はなかなか実態を理解されにくく、それを伝える側として悩んでいる人も多いでしょう。しかし、一般の人々にわかりやすく想いを伝える手段として、やはり「本」は極めて有効だと感じています。

編集者の視点

●導入部分は停電によって起こりうる「エネルギー危機」を提示。読者の心を揺さぶり、後半ではエネルギー戦略を提案することで、著者への興味関心を高める構成に。

●停電によって起こりうる事態を想起させるため、写真やグラフなどを活用。

東京大停電 電気が使えなくなる日

金田 武司

株式会社ユニバーサルエネルギー研究所

電気が使えない。
そんな世界を想像することができるでしょうか。
そもそも日本は世界有数のエネルギー消費大国であるにもかかわらず、自国にエネルギー資源がほとんどありません。
エネルギー供給のほとんどすべてを輸入に頼っており、自給率はわずか8%です。
本書では、長年、業界の最前線で活躍する研究者が、知られざるエネルギー危機について警鐘を鳴らします。


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