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新卒者アンケートからみる 学生が企業選びで重要視すること

著者:GMCブランド戦略室

人材マーケットの現実

企業の採用活動が後ろ倒しになった今年、就活生から聞こえてくるのは「就活スケジュールの変更で先輩からのアドバイスを生かせない」「自分が人より出遅れているのではないか」といった不安の声です。

しかし、不安の声を上げているのは学生だけではありません。

企業の「財産」である人材を確保することは、企業の存亡と継続的な発展に必要不可欠なものですが、多くの企業は今、人材の獲得に頭を悩まされています。
今回の採用スケジュール変更の影響だけでなく、少子化により人材市場の需要と供給のバランスが崩れ、人材獲得競争が激化しているのが現状です。

そのような中、以下のような悩みを抱えている採用担当者は多いのではないでしょうか。
・期待している候補者数が集まらない
・企業への理解度が高い候補者が集まらない
・内定辞退
・入社後早期退職
・求職者へ魅力を伝えきれない

 

2014年新卒者の企業選びの基準 アンケート結果

近年の人材不足は業種、知名度に関係なく企業を悩ませています。「待遇を上げる」「採用基準を下げる」「広告に予算をかける」「説明会回数を増やす」など、各企業対応に追われています。
では、学生側が求めていることはどのようなことなのでしょうか。2014年卒就職活動振り返りアンケートの結果をご紹介します。

2014年卒就職活動振り返りアンケート(株式会社ジョブウェブ調べ)

Q.重視する企業選びの基準は?(複数回答可)
1位:雰囲気、社風(70.8%)
2位:成長できるか(58.5%)
3位:現場社員の対応、様子(57.0%)
4位:自分のやりたいことができるか(55.0%)
5位:事業内容(45.6%)

企業選びの基準として、上位の回答は「企業の内面を知りたい」という内容が多くなっています。待遇よりも、実際の職場環境や自らのキャリア形成をイメージできるかがポイントであることが分かります。

 

企業と求職者の理想的な出会い

新卒者アンケートの結果から、企業選びに重視されていることは「企業風土と求職者のイメージのマッチング」であることがわかります。しかし、企業の風土とは就職説明会やホームページ、口コミだけではなかなか深く伝えることができません。
また、昨今は入社後に説明会で聞いていた内容以上に過度な労働を強いられる「ブラック企業」が問題となっており、企業から発信されている情報への信頼性が疑問視されています。
このような現状の中で、企業が安定的に人材を獲得していくには、より信頼性の高い媒体で情報を発信していくことが大切ではないでしょうか。信頼できる媒体から情報を発信し、求職者に会社で働くイメージを持ってもらうことが今後の安定的な採用活動に繋がります。

例えば、「DIAMOND DINING 2011 AUTUMN」を出版したダイヤモンドダイニング株式会社では、出版によって求職者に対して自社の経営理念を深く訴求することにより、同社への理解度の高い求職者の獲得に成功しました。
「現代原色しごと図鑑2」を出版したセコム株式会社では、職場のリアルを深く知らしめることによって、企業に対する理解度の高い求職者の獲得に成功。内定辞退率の軽減にも効果を発揮しました。
「日本で一番大きい社労士事務所の秘密」を出版した西村社会保険労務士事務所では、人材に対する独自の見識を求職者に訴求することで、同業他社との差別化を実現。学生から問合せが殺到しました。

このように、信頼性の高い媒体である「書籍」を活用した情報発信をすることで、求職者に対して企業の魅力や職場の現状を深く伝えることができ、採用課題の解決に繋げることができます。

 

幻冬舎メディアコンサルティング

山名 克弥

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