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展示会は業界トレンドを効率的に収集できる絶好の機会

著者:GMCブランド戦略室

展示会に赴くと、思いの外会場が広く、ブースをすべて回ることが難しいというケースがあります。そのため、事前にピックアップしたブースのみを回ることになるわけですが、それでは情報の取りこぼしや偏りが発生してしまいます。

せっかく様々な業種が一堂に会する展示会ですから、無駄なく効果的に利用したいものです。

そこで、今回は、展示会で効率よく情報収集を行うための方法をご紹介したいと思います。

何のために展示会に行くのか、目的をしっかり決め、事前準備をしておくことが重要

まずは、展示会に行く目的を整理しておきましょう。既存顧客への挨拶回りや情報収集、商談、自社の出展ブースのための研究など、様々な目的を持って展示会に臨み、どれも中途半端に終わって今一つ成果が得られなかったという話もよく聞きます。

限られた時間で効率よく展示会を回るためには、事前準備がなにより大切なのです。

基本的に展示会では開催前に出展企業をチェックすることができます。出展企業の傾向から、何を目的にブースを回るのか決めておきましょう。

次に重要なのが、目的に合わせたルート決めです。展示会の隅から隅まで律儀に回る必要はありません。絶対に挨拶しておきたい企業、直接見ておきたい商品などを中心とした想定ルートを用意しておきましょう。会場に行けば会場案内図をもらうことができますが、事前に公式サイトで会場案内図を配布している展示会も存在します。

そのような場合は、会場案内図で絶対に外せないブースがどこにあるのか確認しておくとよいでしょう。 ただし、実際の展示会場は想定よりも広く感じることが多く、あまりにも細かなスケジュールを立ててしまうと足を引っ張ることにもなるので、注意が必要です。

効率よくブースを回るには、会場で得た情報を適宜判断していく必要がある

では、実際に会場で効率よくブースを回る方法をご紹介しておきます。

① 会場を一回りする

まずは、会場を一回りして、目星をつけることが重要です。その際は、時間をかけてブースを一つひとつ見て回るのではなく、軽く目を通す感覚で回りましょう。企業の出展準備がしっかりできているかは外観からも伝わります。過剰な演出は出展物への自信のなさの表れです。逆に印象に残らないブースを構えている企業は準備不足のケースも多く、欲しい情報がその場で得られないことも多いのです。

印象に残った企業は案内図にチェックを入れておき、後からじっくり話を聞くことをおすすめします。

また、顧客への挨拶回りもこのタイミングでこなしておくと、ゆっくりと時間を気にせずブースを回ることができるようになります。

② 一旦情報をまとめる

会場を一通り見て回った後は、目当てのブースへ訪問となりますが、その前に情報をまとめておきましょう。企業によっては、タイムスケジュールでテーマを変更する説明会などもあります。限られた時間の中で効率的に回れるように優先順位を決めておきましょう。

③ 目星をつけたブースへ訪問

さて、ここからは目星をつけたブースへの訪問となるのですが、ブースの運営スタッフが営業担当者なのか、マーケティング担当者なのか、それとも技術者なのか、見た目からはわかりません。ですから、こちらのニーズを満たす相手なのか早めに見極め、欲しい情報が得られないようなら早め目に話を切り上げてしまうことも大切です。

例えば、業界動向を知りたいのなら営業担当者やマーケティング担当者からも十分情報を得ることができるでしょう。しかし、技術トレンドとなるとやはり技術者から話を聞けなければ意味がありません。ブースで名刺を交換した際にそれとなくチェックしておきましょう。

まとめ

展示会は様々な企業が集まる場所なので、効率よく情報収集ができれば、ビジネスチャンスが広がります。

また、展示会は複数日で開催されることが一般的ですが、人気のあるテーマの説明会やセミナーは集客のために初日に行われることも多く、濃い情報を集めたいのなら初日の訪問をおすすめします。ブースの配布物や運営スタッフの体力を踏まえても、会期の後半になればなるほど、有益な情報を得ることが難しくなります。

どうしても時間が取れないということであれば、FacebookやTwitterなどのSNSを活用することも一つの手です。展示会のレポート記事より早く来場者の生の声が掴めるため、目的を絞り込み、決め打ちでブースに訪れることも可能となります。展示会を効率よく回るためには、展示会自体の情報収集も重要なのです。

展示会は業界のトレンドを知る絶好の機会です。今回ご紹介した方法が皆様の参考となれば幸いです。

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