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採用応募が絶えない中小企業とは!?

著者:GMCブランド戦略室

2018年度入社の新卒採用活動が解禁して3カ月が経過しようとしています。
リクルートキャリアが8月28日に発表した、同月1日時点での内定率は84.2%でした。昨年を4.9ポイント上回り、学生が優位のいわゆる「売り手市場」です。

学生にとって有利な状況は、中小企業からすれば、人材獲得に苦戦を強いられる状況といえるでしょう。
そのような向かい風のなかであっても、学生からの応募の絶えない中小企業は数多く存在しています。

就職希望者から支持を集める中小企業の共通点とは?
学生がどんなところに注目して就活に取り組んでいるのか。彼らに関心を抱いてもらうために、企業経営者や人事担当者がこれから取り組める内容をご紹介します。

人気中小企業にみられる5つの特徴

1.平均年収が高い

至極当然のことですが、やはり平均年収の高い企業は応募が集中します。給与体系・実績はしっかりと調べています。「高給」というだけで入社を検討する層は一定数存在しています。給与支払い実績に自信のある会社は、絶望的に採用に困るということはないでしょう。

2.独自の採用方法を実施している

採用方法で差別化をはかる企業は増えています。奇をてらったエントリーシートを募集する、社員と応募者がゲームをする、スカイプで面接を実施するなど、ネットで検索をかけるだけでもさまざまに出てきます。
何十社と説明会に足を運び、エントリーシートを記入する応募者の印象に強く残らねば、次のステップへ進まずに応募者の側から見送られてしまうことになってしまいます。

「おもしろそう」「共感できる」など、関心を抱かせるフックは多いほどよいものです。
たとえば説明会に参加した人が、エントリーシートの提出などの次のステップへ進まなかったとしても、SNSや口コミでその珍しさを拡散すれば、参加しなかった人の関心を得る可能性も生まれます。

3.独自の技術を誇っている

「日本で唯一」、「ナンバーワン」などの看板を掲げられる技術のある企業は、いうまでもなく、取引先のみならず就職希望者にとっても大きな魅力です。
たとえばこれから自分の身を置く会社を親族に説明する際にも、なにかひと言で説明できる企業独自の強みがあると、たとえ社名を聞いたことがなくても、親族を安心させることができます。一点でも誇れるものがあると、それは社員にとってやりがいとなります。やりがいを見出せる企業は、就職希望者にとって強力な魅力としてうつるのです。

4.独自のイベント、社歌などがある

社員旅行・社内イベントが楽しそう、変わった朝礼を行っている、独自の社歌がある――。そんな他社とのちょっとした違いも、採用応募に至るきっかけの一つとなります。
社歌に関しては最近、「中小企業 社歌動画コンテスト」が開催され話題になり、人手不足解消に一役買っているなど、実際に効果を発揮している事例もあります。

このような取り組みをすでに行っているにもかかわらず、採用向けに発信していないのであれば、積極的に説明会や採用サイトに取り込むべきです。

5.積極的に目に触れる機会をつくっている

やはり、知名度が高いに越したことはありません。テレビコマーシャルや新聞広告、インターネット広告など、目に触れる機会が多いことは印象づけるに有効です。
ただ、広告をうつには多額の費用がかかります。しかし、インターネット広告やブログ・SNSでの情報発信、自社サイトでのコラム作成などは無料もしくは安価で実践可能です。
最低限の情報しか得られない企業よりは、少しでも会社の特徴や雰囲気を想像できる情報のある企業のほうがより興味を引きます。

個性を発信する工夫・機会はいくらでもある

いずれの項目にもいえることですが、入社したいと思う会社には、独自の個性があります。その個性が同業他社と比べて小さな差異程度のものであったとしても、方々へうまく発信できていると、一定数の人々に引っかかるのです。
幸い、この現代においては、それを伝えるプラットフォームはいくつも存在しています。ウェブサイトや説明会が、没個性的なものになっていないでしょうか。いま一度振り返り、自社らしさを惜しまずに伝えてみてください。

多くの会社がひしめきスペースの限定される採用情報サイトでは伝えきることができない、短い時間で伝えきることができない。自社による工夫で限界を感じている場合は、ウェブサイト作成を外注してみる、書籍を制作して紙幅をとって魅力を伝えてみるなど、さまざまな手段を検討してみましょう。

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