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今さら聞けないSEO対策の基礎のキソ

著者:GMCブランド戦略室

 

「SEO」もしくは「SEO対策」という言葉をご存じでしょうか。
「聞いたことはあるけれど、実はよく知らない、今さら聞けない」とお困りの方に向けて、SEO対策についてわかりやすく解説してまいります。

そもそもSEO対策とは

SEOとは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略語です。
つまるところ、SEO対策は「検索エンジンを最適化するための対策」となります。
検索エンジンとは、インターネット上に存在する情報を調べるための、GoogleやYahoo!などが提供する機能です。
それらの検索サイトで何らかのワードを入力して、さまざまなウェブサイトに辿り着くことは、既に誰もが行っているでしょう。
そうして表示される検索結果画面に、自社のWebサイトが上位にくるよう、日々各社はしのぎを削っているのです。

なぜ対策する必要があるのか

「社名を検索すれば上位に表示されるから問題ない」「上位でなくても、後ろのページに表示されるので問題ない」と思う方がいるかもしれません。

しかし、検索エンジンで表示される情報量は、2003年に1,000テラバイト、2009年には7,000テラバイトと年々増加しています。
そうして膨れ上がっていく情報のなかで、たったひとつの自社ページを見つけられることをただ待っているだけでは、営業結果につなげることはできません。
Webサイトに辿り着いてもらえないということはつまり、競合他社のWebサイトが自社サイトよりも上位に表示されているということです。
つまり、顧客を獲得できたかもしれない機会を損失しているのです。

検索結果上位に表示される企業が、多くの機会を獲得していることは想像に難くないでしょう。
ノーベル経済学賞受賞者のH・A・サイモンは、経済人の意思決定が「最適解」ではなく「満足解」のプロセスを辿ることを指摘しました。
例えば歯が痛むとき、日本のすべての歯医者を比較したり、「歯医者」のワードで検索したすべてのホームページを見比べたりして自分にとって最適な歯医者を見つける人はまずいません。
時間的・金銭的コストを鑑みると、必要な情報は限られているからです。
ゆえに人は、知人のすすめで決める、または「歯医者+池袋」などのワードで検索して上位にくる数ページを見て決めるのです。

検索結果をくまなく見る人がいないのであれば、限られた時間の中で検索者の目に留まるよう、こちらが仕掛けなければなりません。
商機を逃さないためには、SEO対策は欠かせないのです。

具体的に講じるべきSEO対策

対策を講じるべきとお伝えしましたが、具体的にどんなことをすればいいのでしょうか。

その手段はさまざまありますが、Googleは次のことを提唱しています。
①ユーザーに重点を置くこと
②ユーザーにとって有益な情報を提供し、騙すようなまねはしないこと

これらを無視したSEO対策は、「ブラックハットSEO」と呼ばれています。
自社とは無関係の人気ワードをホームページ上で濫用するなどがその例です。
そのような行為が目立つと、検索結果の対象から排除されてしまうという、村八分ならぬ「グーグル八分」という状態にされてしまいます。

「ブラックハットSEO」の対極として、ユーザー視点に立った望ましいSEO対策が「ホワイトハットSEO」です。

その手段は以下が挙げられます。
①目的キーワードの分析
ホームページにアクセスしてほしい対象者が、どのようなワードでやってきてくれるかを分析することは欠かせません。
分析の上、考えうるワードを「目的キーワード」として設定します。
ここを設定しなければ、デザインなどののちの項目にすすめません。

②キーワードに沿ったページの構成
上記で分析したワードを含めたサイトページ構成を行います。
検索エンジンは、テキストをHTMLの文書構造などに基づいて整理し、そのページは何を記しているページで、あるキーワードに対する関連性がどの程度かを判断する能力を備えています。
ゆえに、キーワードの選定と、それに基づくページ構成は重要です。

③リンクの作成
多くの検索エンジンは、ページの価値判断の基準に、そのページがどれだけ他のページからリンクされているかという観点も採用しています。
そのため、他の関連のあるサイトに自分のコンテンツのリンクを求めたり、自社の既存サイトにリンクを貼ったりすることが有効です。

④HTMLによる最適化
ホームページ上のテキストを作成するのに必要な言語をHTMLといいます。
検索エンジンは、そのHTMLのtitleやmetaなどの要素などを重視すると考えられています。
重要なキーワードをタグで囲って、重要であることを示すなどの対策があります。
例えば、見出しとして強調したい語句に、h1要素(とスタイルシートによる装飾)というものを使うと、検索エンジンはそれを見出しと解釈してくれます。
そうして検索のヒットを狙う手法です。

SEO対策とは何か、具体的にどのような作業が行われているのかがおわかりいただけたでしょうか。
これらを実行するためには時間と費用がかかりますが、各社が注力し、着実に商機につなげているのが現実です。
そのような作業に時間と人員を割くことのできない企業は、SEO対策会社を活用しています。
質の高いコラムなどのコンテンツを提供する会社もありますので、それらを活用するのもひとつの手です。

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