「働き方改革」が進められる中、今こそ必要な社員のモチベーションUP!企業の想いを形に残す、「インナー書籍」の魅力とは
「働き方改革」が政府をあげて進められる中、企業としての生産性向上や業績UPだけを優先する経営方針はもはや前時代的。 企業としての真の拡大を目指すのであれば、経営者が見るべきなのは営業成績や売上の数字などの目先のものだけではありません。
長く続く「良い会社」を創り上げていくために、いまこそ求められるのは働く人の満足度向上や、モチベーションUPなのではないでしょうか。
もちろん、企業としての仕組みを整え、業績を維持しながら社員の満足度も向上していく、というのは容易く行えることではありません。 だからこそ、企業として目指すゴール、事業へと向き合う姿勢を明確にし、メッセージとして打ち出していくことはとても必要なことなのです。
例えば「インナー書籍」という形で、企業の想いを明確化し、形に残していくという方法があることをご存じでしょうか。
インナー書籍/インナーツールとは
インナー書籍(インナーツール)とは、書店に流通させない、非売品の書籍のこと。 なにも書店に並び、販売されているものだけが書籍ではないのです。 販売しない書籍なんてただの自己満足なのでは?と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
非流通だからこそ、「売れる書籍にしたい」という考えにとらわれたり、出版社の意向に左右され、泣く泣く納得いかない方向性で書籍を出す、ということがなく、ありったけの伝えたい想いを書籍に込めることができるのです。
内容は、企業や事業内容によってさまざまなバリエーションが考えられるでしょう。 BtoCで直接お客様と関わりあう企業であれば、社員と顧客の間に生まれた心温まるストーリーを短編集としてまとめるというアイデアも良いでしょうし、単純にどのように企業が設立され、どのような想いでこれまで事業を続けてこられたのか、創業者の方が語られる経営論でもいいかもしれません。
インナーだからこそ、書店での読者目線を気にしすぎることなく、本当に伝えたい想いを1冊にまとめることができる、というのは大きなメリットではないでしょうか。
インナーツールの活用方法
インナー書籍を作っても、そんなに使い道がないのでは?とご心配の方もいらっしゃるかもしれません。 ただ、決してそんなことはなく、新卒採用や中途採用の説明会、人材育成、商談やセミナー・講演会でのツールとしてなど、使用の幅はさまざまです。
まず第1に、説明会での活用。 新卒採用や中途採用の説明会で配布し、選考中の方に読んでいただくことで、説明会やコーポレートサイトだけでは伝えきれない企業のメッセージを届けることができます。 就職活動をしているときは、誰もが不安でいっぱいです。 「どの会社がいいのか、本当にこの会社はいい会社なのか、やりがいはあるのか……」 ――そんな不安を払拭し、入社前と入社後でのギャップを少なくすることにも効果を発揮するでしょう。 また、内定者に読んでいただくことで改めて「この会社で働きたい!」という想いを高めたり、もしくは内定者のご両親にお読みいただくことで、たとえ大手ではなくても「社員や顧客のことを想う良い会社」だと伝えることができるでしょう。
第2に、人材育成としての活用。 先ほども申し上げたように、今企業に求められているのは社員の満足度やモチベーションUP。 既に勤続年数が長いスタッフだと、多少なりとも仕事にマンネリを感じていたり、自分の仕事のやりがいが分からなくなっているかもしれません。 そんなとき、書籍を通して自分の仕事がいかに社会へ貢献するものであるのか、いかに多くの人の人生をより良くしているものであるか、などに改めて気づくことができれば、もっともっと社員の満足度やモチベーションは向上していくはずです。 また、離職率が高い企業にとっても、社員の定着率をUPさせることに一役買うかもしれません。
第3に、営業ツールとしての活用。 商談では通常パンフレットや会社案内、資料などを用いて商品やサービスの素晴らしさを伝えていることと思います。 そんなとき、パンフレットや資料よりも情報量が多く、事業への想いや丁寧にまとまっている書籍があったとしたら、営業先からの興味をより惹きつけることができるのではないでしょうか。
第4に、セミナー・講演会でのツールとしての活用。 上記の営業ツールとしての使用と少し被りはしますが、講演会やセミナーを聞きに来てくださった方にお渡しし、より理解を深めていただいたり、聞いた後にもしっかりと頭の中に内容を留めていくために、インナー書籍を配布することは効果的だといえます。
ウェブの時代にこそ知ってほしいインナー書籍の魅力
いかかでしたでしょうか。 社員の満足度やモチベーションを向上し、素敵な会社を創り上げていくために「インナー書籍」を通して企業の想いを形に残すことは非常に大切なことなのです。
書籍が完成した後に多面的に活用が可能ということももちろんですが、書籍を制作する過程でも、第三者視点で編集者やライターが考えをまとめていくことでこれまで気づきもしなかった自社の強みや魅力に気づくことができる、というご意見もよくいただいています。
また、今までなんとなく散らばってしまっていた企業としての理念や考え、姿勢を第三者視点でヒアリングすることで、しっかりとした企業の軸を作り上げていくことにも大きく効果を発揮するでしょう。
企業としての1本筋を確立し、全社一丸となってひとつのゴールへ向かって走り出す。 そのための1つのきっかけとして、ぜひインナー書籍の制作をご検討されてはいかがでしょうか。
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