企業イメージアップ戦略のカギは「ストーリー」を活用すること

中小企業の実に9割が10年以内に倒産してしまうともいわれ、 企業の競争率が高まる昨今。
倒産の危機を切り抜け、社員と事業を守るためには、 自社の商品やサービスを洗練させたり、自社そのものをイメージアップさせたりすることによって 同業他社との差別化を図る必要があります。
本コラムでは、企業のイメージアップ戦略について紹介します。
企業のイメージアップ戦略に役立つ 「ストーリー」とは
一口に企業のイメージアップと一口にいってもさまざまな手段があります。 その中でも、活用すべきは企業の「ストーリー」です。
企業のイメージアップに必要とされるメッセージには、 その企業ならではの強みや独自性を明確に打ち出すことが求められます。 とはいえ、他社にない強みや独自性を見つけ出すのは、一朝一夕にできることではありません。
その点、ストーリーであれば、 創業ストーリーや商品開発ストーリー、自社の歴史の中で大きなできごととなったストーリーなど、 企業からは多くのストーリーが生み出されるものです。 どれも、他社と同じものはありません。
打ち出すべき強みが発見できていない企業こそ、 イメージアップ戦略に「ストーリー」を活用すべきなのです。
さらにストーリーによって企業のメッセージを伝えることには、見逃せないメリットがあります。 読む人の感情を動かし、強く記憶させることができたり、 宣伝色を感じさせずにメッセージを伝えることができたりするのは、大きなメリットといえるでしょう。
企業イメージアップ施策の例
- 出版
- キャラクターの設定
- 広告の出稿
- テレビCM
企業のストーリーを1冊の書籍にまとめる施策です。
取材を受けて創業ストーリーや商品開発ストーリーを1冊にまとめます。 書籍ならではの情報量の多さや、配布による拡散性、 取材を受けることによって情報の棚卸しができるなどといったメリットがあります。 山あり谷ありのストーリーを広く知らしめることで、企業のイメージアップに大きな効果が期待できます。
企業ストーリーにちなんだキャラクターを設定する施策です。
キャラクターを活用することで、老若男女、幅広い層にリーチできるというメリットがあります。 また、キャラクターが定着すれば、 キャラクターと企業名とを直結させ、企業名を刷り込むことができるのもポイントです。
企業ストーリーを活用した広告を出稿する施策です。
広告にも複数種類がありますが、 たとえば新聞広告であれば、企業のストーリーをビジュアルとともに訴求することができます。 新聞などの信頼性の高い媒体を活用することで、 企業の信頼感を醸成し、企業イメージアップへとつなげることができます。
企業ストーリーを活用したテレビCMを放映する施策です。
ストーリーを、視覚と聴覚から訴えかけることができます。 リーチできる層が広く、テレビCMのタッチによって、企業のイメージをつくりだせることが大きなメリットです。
いかがでしたでしょうか。
企業にとって、イメージアップは大きな課題であることは疑いようがありません。 それぞれの手法ならではのメリットを把握したうえで、 自社ならではのストーリーを活用したイメージアップ戦略を検討してみてはいかがでしょうか。
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