広告の種類と費用まとめ 4マス広告(TV/ラジオ/新聞/雑誌)
広告の種類と費用 4マス広告
テレビ、新聞、雑誌、ラジオなど不特定多数に向けた情報伝達手段を総称してマスメディアと呼びます。マスメディアのなかでも主要なテレビCM、新聞広告、雑誌広告、ラジオCMのことを4マス広告と総称します。
交通広告や看板広告、チラシなどを含むあらゆる広告の種類の中でも4マス広告は圧倒的に広い層へのリーチができるという長所を持ちます。メディア毎に伝達できる情報や情報を受け取る人の属性に違いがあるため、広告宣伝の目的とターゲットに合わせて使い分けることができます。
新聞
10年ほど前から購読者数は落ちていますが、70代などシニア向けには高い効果が期待できます。全国紙から県紙、ブロック紙まで、様々な種類が存在し、エリアをしぼった活用も可能です。
数あるメディアの中でも最も高い信頼が寄せられる広告媒体として価値がありますが、露出が1日限りで終わってしまうデメリットを持ちます。
読売新聞朝刊 全国版(995万部) 全15段(1ページ) 47,910,000円
全5段 17,640,000円
毎日新聞 全国版(345万部) 全15段(1ページ)25,920,000円
全5段 9,590,000円
日本経済新聞 全国版(301万部) 全15段(1ページ) 20,400,000円
全5段 7,360,000円
雑誌
雑誌はファッションや趣味など、決まったテーマでつくられているため、読者の年齢層や興味・関心にマッチする広告は効果を発揮します。もっともターゲティングがしやすい広告と言われています。
しかし、リーチは他の媒体と比べ圧倒的に低く、ターゲットの興味関心とずれると掲載ができない、あるいは読み飛ばされてしまうリスクを持ちます。
an・an 2,000,000円(カラー1ページ)
オレンジページ 2,500,000円(カラー1ページ)
日経WOMAN 1,400,000円(カラー1ページ)
週刊東洋経済 900,000円(カラー1ページ)
月刊宣伝会議 750,000円(カラー1ページ)
テレビCM
テレビCMは映像で訴えかけることができ、広範囲に短時間で情報を届けられるため、新商品のキャンペーンなどに向いています。繰り返し流すことで記憶に残していくこともできるため、メッセージの伝達やブランドイメージ広告としても活用されます。
制作準備期間が必要であることや、録画視聴により飛ばされてしまう、効果測定が難しいなどデメリットもあります。
日本テレビ 400,000円~(目安:15秒×1本、制作費等別)
TBSテレビ 400,000円~(目安:15秒×1本、制作費等別)
フジテレビジョン 400,000円~(目安:15秒×1本、制作費等別)
テレビ朝日 400,000円~(目安:15秒×1本、制作費等別)
ラジオCM
休日ドライブ中の運転手や車通勤中の会社員など、時間帯や番組テーマによってリスナー属性が異なり、ターゲティングか可能です。
その他の媒体と比較して制作に手間がかからず、低コストで制作ができます。音声のみであるため視覚に訴えかけられず、流されてしまいやすいというデメリットを持ちます。
TOKYO FM 100,000円(目安:20秒×1本、制作費別)
TBSラジオ 65,000円(目安:20秒×1本、制作費別)
ニッポン放送 65,000円(目安:20秒×1本、制作費別)
ラジオNIKKEI 20,000円(目安:20秒×1本、制作費別)
変わる広告 2016年「日本の広告費」発表
2017年2月23日に電通が発表した調査によると、総広告費は前年比1.9%増の6兆2880億円で、5年連続で前年を上回る結果となりました。
媒体別に見ると、インターネット広告費が前年比13.0%増の1兆3100億円と大幅に増加し、初めて1兆円を超えました。また、雑誌、新聞と比較してテレビ、ラジオを好調な推移を見せました。
4マス、インターネット広告以外の野外広告が再び注目を集めているほか、それらすべてに分類できない新たな複合的広告媒体の登場など、目まぐるしい変化が起こっています。
認知、ブランディング、メッセージ伝達、あるいはコミュニケーションなど目的に沿った広告と表現の選択肢が一層広がってくることが予想されます。
いずれに手段を選ぶにしても、広告の種類ごとの特性について把握していることが重要です。
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