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社員の満足度を高める「ライフワークバランス」とは?

著者:GMCブランド戦略室

最近、企業の採用担当者の間で話題になっている「ライフワークバランス」。実際に職場に導入するか、検討している方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際にはライフワークバランスがとはどのようなものなのか、導入することで何がどう変わるのか、きちんと説明できる方は多くありません。

そこで今回は、いま話題のライフワークバランスについて学んでいきましょう。

 

ライフワークバランスとは何か

まずは、内閣府が掲示しているライフワークバランスについての説明を見てみましょう。

『仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章』
我が国の社会は、人々の働き方に関する意識や環境が社会経済構造の変化に必ずしも適応しきれず、仕事と生活が両立しにくい現実に直面している。

誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たす一方で、子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるよう、今こそ、社会全体で仕事と生活の双方の調和の実現を希求していかなければならない。

仕事と生活の調和と経済成長は車の両輪であり、若者が経済的に自立し、性や年齢などに関わらず誰もが意欲と能力を発揮して労働市場に参加することは、我が国の活力と成長力を高め、ひいては、少子化の流れを変え、持続可能な社会の実現にも資することとなる。

そのような社会の実現に向けて、国民一人ひとりが積極的に取り組めるよう、ここに、仕事と生活の調和の必要性、目指すべき社会の姿を示し、新たな決意の下、官民一体となって取り組んでいくため、政労使の合意により本憲章を策定する。
(出典:内閣府 男女共同参画局 「仕事と生活の調和推進室」)

これを端的にまとめてしまうと、ライフワークバランスとは、仕事だけしていればよいという価値観もしくは置かれた状況が変わり、仕事以外の時間も尊重されるべきであり、ひいてはその考えが社会全体に還元されることとなることを目指すものです。

とても素晴らしい取り組みであると言えますが、このライフワークバランスという言葉の意味もきちんと知っている人は、内閣府の調査によると全体の18%にとどまっています。 (参考:内閣府 東日本大震災後の「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)」に関する調査報告書 平成25 年3 月)

ライフワークバランスがすでに企業や官公庁の働き方として取り入れられていたとしても、この認知度では一般企業で正しく運用されているのか、働く側が認識しているかは別問題であると言えるでしょう。

 

周知と徹底に向けて

働く人々が仕事だけでなく、育児や介護、様々なことに時間を割けるようになることは、働く人々にとっては非常に魅力的なことです。仕事以外の時間を充実させることによって、仕事の質が向上することもあるでしょう。
また、仕事以外の時間が充実しているということ、体制としてそれが保証されているということは、就職を考えている学生や転職者にも魅力的に映ります。
つまり、ライフワークバランスを取り入れていることをきちんと周知できれば、採用活動もスムーズになることが期待できるのです。

しかし、そういった取り組みがあること、またその運営の方法を具体的に周知することはなかなか難しく、まとまった時間を割いて説明の機会を設けることができないのが現状の課題ではないでしょうか。

最近では、就活・転職者向けのWebサイトで発信したり、会社説明会や面接を通して説明する方法を取っている企業もありますが、特に効果的なのは「書籍」による周知であると言えます。
ライフワークバランスの魅力と自社の取り組みを知ってもらうには、端的な説明では不十分です。導入する意義や体系的な取り組み、独自の制度などを分かりやすく伝えるためには、ある程度の時間とロジカルな話の展開が必要であり、書籍はそれに最も適したメディアであると言えます。

また、普段当たり前のように取り組んでいる自社のライフワークバランスとはどういったものなのか、客観的な視点で再度知ることができれば、雇用状況に対する社員の満足度が高まる可能性もあります。

自分たちの内省を図り、外部への発信の基盤となってくれる書籍作成を手段のひとつとして、自社の取り組みをもっと発信してみてはいかがでしょうか。

 

幻冬舎メディアコンサルティング

二宮 彩樺

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