人気のオリジナルウエディング。そのブランディング戦略とは?
「オリジナルウエディング」の魅力とは
最近、メディアが挙って取り上げている「オリジナルウエディング」をご存知でしょうか。
オリジナルウエディングとは、従来のウエディングには見られなかった個性的なコーディネートや演出によって挙式を挙げる当事者の「ふたりらしさ」を盛り込み、ふたりや招待客がより楽しい時間を過ごせるよう趣向を凝らす挙式のことです。
これが、結婚情報誌ゼクシィを始めとした多くの結婚情報メディアで特集が組まれたり、
オリジナルウエディング専門の企業ができたりするほどブームになっています。
テレビは、宇宙をテーマとして新郎新婦が宇宙人と宇宙飛行士に扮した結婚式や、青空の下で歌いながら賑やかな雰囲気を作り出す、
夏フェス風結婚式などが取り上げられており、
ありとあらゆるシチュエーションが可能なようです。
結婚式に集まった全ての人が、一生忘れない特別な日となる。
これまでの結婚式という概念を覆し、自分たちがやりたいことを全面に引き出す。
それがオリジナルウエディングの魅力として映っているようです。
オリジナルウエディングのブランディング戦略
こうしたオリジナルウエディングへのニーズに対し、サービスを提供する企業はどのように動いているのでしょうか。
多くは、花嫁が着るドレスや会場のコーディネートなどで個性を引き出す、といった事例をWebサイトなどで紹介し、相談会に呼び込む施策を行っていますが、その一方で、一生の宝物となる結婚式を任せる相手をWebからの情報だけで選ぶ、ということに不安を感じている人もいます。
そうした人をターゲットとした施策として、書籍によるブランディングも増えてきています。
一例としては、「TREAT ORIGINAL WEDDING BOOK」や、「Only One Wedding」。
美しいドレスや幻想的なシチュエーションで撮影した写真がふんだんに掲載されており、眺めているだけで幸せな気分に浸ることができます。
サービス詳細情報よりもビジュアル重視の情報を与えることで、花嫁が、自分が主役となったオリジナルウエディングのイメージを膨らませること。そして、強いブランドイメージを持たせることが狙いなのです。
このような書籍ブランディングという施策も含め、ウエディング業界ではその内容や情報発信の方法など、
様々な面で他社との差別化が必要になってきています。
挙式をあげるふたりが他にはないオリジナル性を求めているのと同様に、企業側もふたりの目を引く圧倒的なブランドイメージを作っていくことが求められているのではないでしょうか。
幻冬舎メディアコンサルティング
松永 茉夕
- 【業種別に見る効果事例】> 健康・美容
- 【よくある質問】> 出版の概算費用が知りたい