就活生の情報源はWebだけじゃない。本当に必要なのは「信頼できる媒体」
いつの時代も、学生は自分自身の進路について悩んでいます。
特に就活生ともなると、一生働ける企業を見つけなければならないため、自分自身の人生について考える時期に差し掛かっているのです。
「今、自分が入社しようとしている企業は、この先40年も働くことのできる企業なのだろうか…」
こうした不安は、常に学生たちに付きまといます。
試行錯誤を繰り返しながら正解へたどり着こうとする学生は、
あらゆる媒体から情報を得ようとします。
就活生が利用するツールとして、書籍も根強い人気
株式会社マクロミルが2011年に行った「就職活動における実態調査」では、就活中に役立つツールとして次のような結果が出ています。
注目して欲しいのは、上記の情報ツールに関するアンケート結果です。
リクナビなどの就活支援サイトはもちろん上位に来ていますが、就活マニュアルや対策本、一般書籍も情報ツールとして根強い人気があることが分かります。
特に対策本のような教本だけではなく、一般書籍も学生の間では情報ツールとして今なお活用されているのです。
こうした情報意欲の高い学生たちに向けて、Web上ではさまざまな書籍が推薦されています。
その多くは、自己啓発や就活のノウハウを教えてくれる書籍であり、今後の自分自身の生き方を見つめ直すうえで重要なものといえます。
企業説明会やWebサイトで得られる情報は、就活生の参考にならない?
学生たちが知りたがっている情報は、就活の成功法だけではありません。
マイナビが行った「2015年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」によると、就活中の学生が知りたい情報として以下のものが挙げられています。
1. 社風・社内の雰囲気 : 52.2%
2. 具体的な仕事内容 : 50.2%
3. 入社後の待遇 : 30.5%
4. 求める能力・人物像 : 28.8%
5. 若手社員の話 : 27.8%
しかし、企業は自社のこうした状況について、Webサイトや企業説明会では説明することはあまり多くありません。
なぜなら、企業側としてはWebサイトや説明会で事業内容や企業理念などを知ってもらいたがる傾向にあるからです。そのため、学生たちが知りたがっている会社の雰囲気や仕事に関する具体的な話は、なかなか伝えることができていないのです。
就活生が本当に求めるのは、信頼できる媒体と質の高い情報
こうした企業と学生のミスマッチを埋めるためには、書籍の活用が有効な手段となります。
調査結果のとおり、学生たちは書籍という紙媒体を就活情報ツールとして認識しているため、
関心のある業種の企業が出版している書籍に関しては、特に興味を惹かれる傾向にあります。
実際に、就活生に向けて出版した書籍で、リクルーティングツールとして活用した事例はいくつもあります。
中には、事業の紹介や代表の略歴などは一切記載せず、その企業で働く先輩社員の現場でのエピソードをまとめたものもあります。
こうした書籍が学生の間で人気を呼び、結果的に学生と企業のマッチングに繋がっているのです。
Webが普及し信頼性の低い情報が散乱している今、そして就活の時期にこそ、
普段からWebにばかり接している学生は、書籍という信頼できる媒体に質の高い情報を求めているのかもしれません。
こうした学生たちに対し企業が想いを届けることは、お互いにとって有益な結果をもたらすのではないでしょうか。
そのために、私たち出版社も企業の魅力がより伝わる書籍を創ろうと、日夜試行錯誤を繰り返しています。
幻冬舎メディアコンサルティング
伊藤 美月
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