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今、最も求められるリーダー像とは?

著者:GMCブランド戦略室

実は長い歴史のあるリーダーシップ論

リーダーシップ論は、古くは古代ギリシア時代から研究が始まったと言われています。
1940年頃までの主流派は「リーダーシップ特性論」と呼ばれており、
「優秀なリーダーには共通する特性があるはず」と考え、その属性を調査することでした。
例えば、リーダーに向いている人は何人兄弟で、身長はどのくらいで、声の大きさはどのくらいで…など、
多くの属性データから特性を導き出そうという研究が、実に50年も続けられてきたこと、そして、
その結論が、「リーダーシップに秀でた人物の特性に共通点はない」というものだったことは、
あまり知られていないかもしれません。

その後も、行動スタイルからリーダーを捉えたリーダーシップ行動論など、
様々な理論が生まれています。そう、実はとてもアカデミックで複雑なテーマなのです。

さて、そんなリーダーシップへの興味関心は、今なお私たちにとって魅力溢れるテーマです。

「初めて部下を持ったけれどどう接すればいいのか…」

「リーダーとしてどんな行動を見せるべきか」

「リーダーに必要な資質とは何か」

「モチベーションの高いチームとは?その作り方は?」

多くの人がなりたいと憧れる、あるいは、こんなリーダーならついていきたい感じるリーダー像とは、
どのようなものなのでしょうか。

 

任されるより任せるリーダー?背中を見せるより背中を押す?

強烈なリーダーシップにより、周囲を引っ張ることを良しとする書籍もありますが、
トレンドとして、「任せる」がキーワードになっているようです。

「部下に任せる」「アルバイトに任せる」「任せる技術」「仕事を任せる」「部下に任せなさい」…
実に多くの書籍でこの「任せる」スキルが取り上げられています。
「これが上手にできている組織、企業は伸びる」と考える人事コンサルタントも多いようです。

しかし、「任せる」というスキルについてこれだけ多くの書籍が出ていると言うことは、
このスキルがいかに難しく、人を悩ませているかも物語っていると言えるのではないでしょうか。

 

読者層1位は30代から40代の男性

リーダーシップ関連書籍の読者に最も多いのは30代から40代の男性です。
内容が理論寄りであれば、次いで50代男性が読み、実践寄りであれば20代男性に読まれる傾向にあります。
読者の約7割が男性読者であり、未だ女性リーダーが少ない状況が読者層にも現れているようです。
しかし、「2020年までに指導的な地位に占める女性の割合を30%にする」という国の目標に向け、
女性の管理職登用が活発になる昨今、女性リーダーシップ論が書店を賑わす日も遠くないかもしれません。


どんな本が読まれてるの?
リーダーシップ関連ベストセラー(Amazonランキング)
1位 ダン・ケネディから学ぶ 「稼ぐ社長」の作り方

2位 まんがでわかる ドラッカーのリーダーシップ論

3位 リーダーのための! ファシリテーションスキル

4位 リーダーの易経「兆し」を察知する力をきたえる

5位 部下を持ったら必ず読む 「任せ方」の教科書 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない

6位 99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ

7位 「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方

8位 帝王学―「貞観政要」の読み方

9位 マンガでやさしくわかるコーチング

10位 プロフェッショナルマネジャー

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