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学校もブランディングにこだわる時代!学生から選ばれるためにすべきデザインとコンテンツの設計とは?

著者:GMCブランド戦略室

少子化が進む中で、学校法人が生き残っていくためにはブランディング戦略が必要です。学校法人のブランディング戦略設定では、学校独自の「施策と結果」を、学生の心に響く「デザイン」で伝えていくことが重要となってきます。詳しく見ていきましょう。

なぜ学校にもブランディング戦略が必要なのか

まず、ブランディング戦略とは、企業などが自社の独自性や特徴を、顧客や消費者に提示することを指します。同種のライバル企業にはない独自ブランドを提示することで、企業の収益を高めていくことができるのです。

さて、ブランディング戦略を実施するのは、これまでは一般企業が多かったのですが、近年になってブランディング戦略を展開する学校が増えてきています。その理由としては、少子化により18歳以下の人口が減少してきたことが挙げられます。そのため、ここ数年、学校法人を取り巻く環境は厳しくなっていて、生徒数減少を感じている学校も少なくありません。学校が学生を「選ぶ」時代は終わりを迎え、学校を「選んでもらう」という「売り手市場」の時代が始まっているのです。

学生から選んでもらえない学校になると、自然とレベルは下がり、最悪の場合は採算が合わずに閉校という事態もありえます。多くの学生から選ばれる学校になるために、他校にはないどんな魅力があるかといったことをアピールしていく「ブランディング戦略」が、募集広報を行う上で必要となってきているのです。

学校がブランディングをする目的と得られるもの

学校がブランディング戦略を行う目的とは、学生に「○○学校といえば、××が特徴」といった具合に、学校に対するイメージをしっかりとつかんでもらうことにあります。学校のイメージを学生につかんでもらえれば、他校よりも有利に広報活動をしていけますし、学校に魅力を持ってもらうことにつながっていくからです。

さらに、ブランディングをきちんとすれば、業界としても学校としても、多数の人からの「憧れ」を得ることができます。そして、「憧れ」の気持ちが発展すれば、多くの志望者を得ることもできるのです。

また、ブランディングをきちんとしていない場合は、他校との差別化を図るために、価格競争に陥りやすいという欠点も出てきます。学費などを下げると、簡単に学生を呼び込むことはできますが、後々にツケが回ってきて、学校の成長が阻害されてしまうのです。

競合に勝つという成果を得るためにも、ブランディングは不可欠といえるでしょう。

学生から選ばれるためにすべきブランディング設定とは

学生から選ばれるために設定すべきブランディング戦略のポイントは、大きく2点あります。詳しく見ていきましょう。

1.「施策と結果」を示すこと

ブランディング戦略の目的とは、自校のイメージを明確に伝えていくことにあります。「我が校は面倒見の良い学校です」といったことを謳い文句にして、ブランディング戦略をしている学校があります。しかし、そのような謳い文句では具体的なイメージを相手はつかむことができません。つまりこれではブランディング戦略になっていないことになります。

生徒や卒業生にインタビューをするなどして「うちの学校にしかない魅力」という「我が校独自のブランドコンテンツ」をきちんとつかむことが必要です。そして、「ブランドコンテンツ」という「施策」をつかむことができたら、その施策により、どのような「結果」を出すことができているかを、裏付けとなる数値や情報とともに示していきます。

2.「デザイン」にこだわること

次に、ブランディング戦略としては、「デザイン」も大切になってきます。せっかく、独自のブランドコンテンツを持っていたとしても、アピールの仕方が良くないとうまく伝わりません。

学校法人だからといって、堅くて真面目なデザインにする必要はありません。若者の間で何が流行しているかをつかみ、学生に共感や支持を示してもらえるデザインで、独自のブランドをアピールしていきます。

「曖昧な言葉」ではなく「明確な言葉」で表現できるブランドコンテンツを設定し、学生の心に響く現代風のオシャレなデザインでブランド価値を伝えていく。それが学校法人におけるブランディング戦略設定のポイントです。

ブランディング戦略とは、学生に、きちんと学校のイメージを持ってもらうことを目的とします。そのためにも、自校の「強み」をしっかりとつかむことが重要です。学校のブランド価値を、施策と結果とともに、オシャレなデザインで伝えていくことを心がけましょう。

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