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「終末医療」の現状を伝えたい…医療法人が「書籍出版」を選んだワケ

著者:GMCブランド戦略室
企業ブランディングコラム

ウェブや新聞の記事は一度に発信できる情報量が限られているため、「本当に伝えたいこと」が表現しにくいものです。今回は、「終末医療」という極めて専門性の高い分野に携わる医療法人が、書籍を出版した理由について紹介します。

医師や看護師のインタビューを収録…終末医療の現場から伝えたいこと

「医療法人弘生会老寿サナトリウム」は、さまざまな理由で入院された利用者の方が快適かつ有意義な時間を過ごせるように、医療・看護・介護の面でサポートしているターミナルホスピタルです。同施設は、かねてより高齢者医療、特に終末医療に対する理解不足を課題に感じていました。

闘病を重ねるだけでない、「穏やかに過ごす」という本人の選択でその人らしい人生の締めくくりができることを伝えたい。書籍『ラストディナー 高齢者医療の現場から』を出版の背景には、こうした理由がありました。

高齢者医療について多くのノウハウ本が出版されているなか、本書では実際の医師や看護師のインタビューを収録。他院で「手の施しようがない」と伝えられた人、家族での介護に限界を感じている人など、現場からの声を8編のストーリーで紹介し、患者さんと家族の幸せな時間の過ごし方を丁寧に伝えていきました。

ウェブや新聞の記事のように限られた文字数では伝えきれない内容を、書籍によってわかりやすく伝えていったのです。

出版後、介護系メディアでのコラム掲載が決定

出版後は書籍を全国規模で展開し、多くの人が手に取れる機会を創出しました。さらに、読売新聞のほか高齢者向けの雑誌に書籍の広告を掲載することで、幅広い層に訴求していきました。

その効果はすぐに表れました。本書籍は『ダ・ヴィンチニュース』や『Yahoo!ニュース』、『グノシー』など人気情報サイトで紹介され、『介護ポストセブン』でのコラム掲載も決定したのです。

書籍の読者には医療従事者も多く、同業者からの反響がまもなく届きました。「この病院に勤めたい」という介護職員の面接希望が増加したほか、広島の介護施設から「職員に読ませるために書籍を購入したい」との申し出があったり、施設見学の依頼が舞い込んだりと、各方面からの問い合わせが殺到しました。

書籍出版というプロセスを通じて、「伝えたいこと」を読者の知りたいことに昇華させる

終末医療には、「死」と向き合う残酷な仕事のイメージもあります。しかし、誰にでも訪れるのが老いと死であり、それらをいかに正視したうえで、納得して迎い入れてもらえるかが、終末医療サービスを展開する同法人にとっての使命でもありました。その使命をかなえるための最適な手段が、書籍出版でした。

書籍出版というプロセスを通じ、改めて「老い」と「死」について何を伝えるべきかを考え抜き、表現することができた本書籍は、多くの読者の共感を得た1冊となったのです。

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