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テレビ出演への最短ルート? 書籍出版→メディア露出が激増するメカニズムとは

著者:GMCブランド戦略室

メディア露出は企業のブランディングにつながります。しかし、メディア関係者に自社の商材やサービスを売り込んで実際に取り上げてもらうにはかなりの労力と時間がかかる上に、多くの場合はそう簡単にはいかないもの。今回、書籍出版を通してメディア露出を拡大させることに成功した事例をご紹介します。

効果は絶大だが、決して簡単ではないテレビ出演

中小企業の経営者にとって、自社をいかに売り込むかは最大のテーマです。最も効果的な方法とされるのはテレビ出演。特に「カンブリア宮殿」(テレビ東京)や「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「がっちりマンデー!!」(TBS系列)といった番組に出演すると、自社サイトにアクセスが集中し、多くの反響が得られるようです。

しかし、そう簡単にテレビなどには出演できません。戦略的にプレスリリースや企画書を作成し続けるなど、売り込みをするには多大なノウハウと労力が必要になります。

出演権を買ってメディアに取り上げてもらうパターンもなきにしもあらずですが、莫大な費用がかかるのが通常です。中小企業経営者にとって、この手法はあまり現実的ではありません。

ではどうするか。書籍の出版を通してメディア露出を増やし、自社ブランディングを成功させた株式会社セーフティ・プロの事例をご紹介します。

テレビのネタ探し「リサーチャー」は書籍タイトルを見ている

セーフティ・プロは、埼玉県警に20年以上務めた代表の経験を生かし、「民間警察」として企業や個人を危険から守るサービス・コンサルティングを展開しています。

しかし、「民間警察」自体が認知されていないという状態から脱却するため、自社のブランディングと啓蒙活動を兼ねて『警察は本当に「動いてくれない」のか』という書籍を出版。この出版がセーフティ・プロのブランディングを加速させるきっかけとなりました。

メディアには「リサーチャー」と呼ばれる人たちが存在し、トレンドやヒットしそうなネタを毎日探しています。目を引くドキッとするようなタイトルを本につけることで、このリサーチャーたちの目に留まるようなブランディングをまず仕掛けたのです。

書籍であれば「信頼できる情報」という前提があるので、リサーチャーたちは、少なくとも新刊タイトルは隈なくチェックしているようです。

この戦略は見事に功を奏し、テレビ番組やオンライン媒体など多くのメディアから取材依頼が舞い込みました。「あさチャン」(TBSテレビ)や「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)といった人気番組で取り上げてもらったほか、「東洋経済ONLINE」でも数回にわたって記事がされ、ブランディングはより加速していきました。

また、日経・産経・毎日新聞での連合広告により話題性を創出することにも成功し、警備・危機管理に関する問い合わせが殺到。上場企業役員の警備に関する案件もありました。

本書内では「警察が動くに動けないグレーゾーンの危機管理や警備を我々が手掛けている」ということを謳っていたため、警察への相談の仕方について悩んでいる読者からも多くの問い合わせがあったそうです。

また、発行時期に世の中を騒がしたストーカー事件が起きたこともあり、同様の被害に悩む方からのストーカー関連の相談が集中しました。まさに「どうしたらいいかわからない」と悩んでいた読者にピンポイントで存在を知らしめることができたといえます。

書籍出版がテレビやWebメディアへの露出につながった事例は他にも多数存在します。書籍出版は、それ自体がマーケティングになるだけでなく、リサーチャーの目に留まるといった付随効果も期待できるのです。

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