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不動産投資の「玄人」に向けた書籍を出版…明確なターゲット戦略で商圏拡大に成功した事例

著者:GMCブランド戦略室

近年、都心の物件・土地価格が軒並み高騰し、不動産投資会社は、新規の物件提供に苦戦を強いられています。一方、地方の物件は安価なものの、空室リスクが高いため、需要は先細りしています。不動産投資会社の間で、顧客獲得への懸念は強まるばかりです。 このような状況のなか、書籍出版を機に、自社の扱う不動産の魅力を広く周知させ、事業拡大に成功した投資会社があります。

関東在住の投資家に「京都不動産の魅力」を知らしめたい

「日本ホールディングス株式会社」は、1992年の創業以来、京都不動産に特化した投資ビジネスを展開しています。

関西圏を主要な営業エリアにしていた同社は、「いずれは首都圏進出」という目標を掲げていました。しかし、京都不動産の魅力を、どうやって関東の投資家に広めるか。様々な施策が考えられるなか、商圏の開拓方法として、「書籍出版」を選択したのです。

玄人向けの「細やかなアプローチ」を書籍出版で実現

書籍出版のゴールは、京都不動産の魅力を余すところなく伝え、周知を徹底することにありました。そして、日本ホールディングス株式会社のブランディングにつなげ、顧客を獲得していこうと考えたのです。

ターゲットは、不動産投資に対して一通りの知識を持っている投資家です。そのため、書籍では、玄人向けの細やかな情報を掲載する必要がありました。

そこで、出版書籍『誰も知らない 京都不動産投資の魅力』では、謎に包まれていた京都不動産の実態を詳細に紹介。知られざる魅力を、存分に解説しました。加えて、希少な京都不動産の入手方法や、古都・京都における不動産投資の成功事例を紹介し、実践的な知識の詰まった一冊を作りあげました。

また、書籍には、著者の「資産価値はまちづくりとつながっている」という思いを合わせて記載し、利益だけではない不動産投資の在り方を提案しました。

書籍経由での問い合わせが殺到。3件即成約

出版後は、全国紙への新聞広告に加え、『全国賃貸住宅新聞』『家主と地主』など、不動産投資家の間で読まれている専門的な媒体にも情報を掲載しました。もちろん、東京や神奈川など、首都圏を中心に配本し、ターゲットが書籍を獲得しやすいような戦略を打ち出しました。

まもなく、首都圏の投資家から12件もの問い合わせを受け、うち3件は成約を獲得。また、自社PRとして、セミナーやエキスポをはじめとしたイベントの来場者に、書籍を無料でプレゼントしました。結果、アンケート回収率が飛躍的に上がり、首都圏へ効率的な営業活動が展開できるようになったのです。

なお、本書は情報をアップデートした改訂版も出版されています。改訂版は、書籍を一から作るよりも低コストで内容を刷新でき、さらには、新刊として書店に並ぶメリットもあります。持続的なブランディングを行っていく場合、有効な手段です。

書籍出版は「商圏の開拓」を可能にさせる

同社は、首都圏においても「京都不動産ならここ一択」というブランドを確立し、多くの問い合わせを獲得し続けています。「書籍出版」という選択をしたことで、新たな商圏の開拓に成功したのです。

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