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書籍出版を活用して、「ブランディング」に成功した社会福祉法人の事例

著者:GMCブランド戦略室

公益法人法、そして介護保険法改正により岐路に立たされる社会福祉法人は数多くあります。介護業界は民間の参入が進行し、競争が激化しており、経営戦略なき社会福祉法人は淘汰される運命にあるのです。そのような中、書籍出版を活用することにより、売上高150億円と事業を成功し続けている社会福祉法人の事例を紹介します。

多くの社会福祉法人が破綻するなか、売上高150億円を達成

超高齢化社会の中で、日本の介護費は平成24年度で8兆数千億円であり、今後、高齢者率がピークを迎える頃には14兆数千億円にまで膨れ上がると言われています。また、介護報酬は改訂されるたびに減額されており、破綻する社会福祉法人が増えていくとも見られています。そのような中、「社会福祉法人サンライフ/サン・ビジョン」は売上高150億円と事業を成功し続けています。

同法人は、「公益法人として社会的使命を果たすための経営戦略」を社会に訴えるために書籍出版を選択しました。これが大ヒットとなり、経営難にあえぐ社会福祉法人が、黒字化を目指すためにはどうしたらよいかを指南する書籍を、現在までに4冊出版しています。

介護事業のウソを白日の下に晒す

書籍では「介護事業」というテーマに対し、「経済的価値を創出しながら、社会的ニーズに対応することで社会的価値も創出する」というコンセプトを明確に打ち出しました。

税制優遇、補助金など社会保障費と税金の無駄遣いの温床と指摘される社会福祉法人ですが、そのような不透明な業界の中にあって、なぜ著者が勝ち組として残っているのか? 事業計画や各経費比率の全国平均と著者の法人の施設別の比率の比較表など、具体的な経営数値を赤裸々に公開しました。

著者の明快かつ論理的な経営ノウハウは「儲からない」「大変だ」といわれる介護事業のウソを白日の下に晒すとともに、社会福祉法人として、本来取り組むべき社会福祉について新たな可能性と進むべき方向性を示しました。

介護業界は比較的新しい業界であり、高齢化に伴い2025年の介護市場はなんと21兆円の巨大マーケットになると予測されています。ここにビジネスチャンスが眠っているということにも訴求しました。

経営者からの「問い合わせ」が殺到し、大型受注が続出

流通やPR戦略で工夫したことは、書店における書棚選定です。通常は「介護」ジャンルにのみ置かれる書名ですが、「経営」の書棚でもプロモーションを図ったことが経営者たちの目にとまり、問い合わせや施設見学が殺到しました。また、介護専門誌などにパブリシティ展開をこまめに行い、業界内での認知度向上をおこないました。結果、大手コンサルタントとの契約や行政との関係を深めることに成功したのです。

社会の期待に応えながら経済的価値を創出することが求められる時代になっています。同法人は、時代の風潮を敏感に感じ取り、最適解として「書籍出版」を選択したことで、揺るぎないポジションを築くことができました。

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