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住宅業界必見!物件購入における消費者ニーズの変化

著者:GMCブランド戦略室

高まる中古物件人気

住宅購入といえば新築が多くを占めていましたが、最近では中古住宅が注目を集めていることをご存知でしょうか。その理由は以前と比較して消費者の住宅購入に対するリテラシーが高まってきていることにあると言われています。

中古住宅を買うメリットとしては、住環境がすでに整っていることや駅に近いなどの好立地の割に価格を安く抑えられることなどがあげられます。こうしたメリットが、消費者が最初から中古住宅を中心に物件探しを行うことに繋がっているのです。

購入価格は戸建て、マンション共に2,000万円未満が多く、次いでマンションは2,000万~2,500万円、戸建ては4,000万~4,500万円が続きます。築年数に関しては5~10年未満が多くの割合を占めています。なぜ築10年程度の物件が人気なのかと言うと、築10年ならば新築物件と基本性能にあまり差はなく、マンションならノーリフォームでも住めるためです。

 

リノベーションという選択

反対に中古物件のデメリットというと人によっては古い、汚い、住みにくいと感じる方がいる点です。しかし、最近人気なのが、中古住宅そのものは残して、家の間取りや内装、設備を変える「リノベーション」です。リノベーションのメリットは、低価格で自分の暮らしに合った空間づくりが可能であり、新築とほぼ同じ機能性が備わっているところにあります。特にこの4、5年の間に、若い世代を中心にリノベーションの人気が高まっています。中古物件の購入に関する満足度に関しても、多くの方が満足感を得ており、その理由としてはしっかりと中古物件のメリットを考えた上で物件を購入しているためであるとのことです。

弊社の書籍である『中古×リノベーションでつくる世界にひとつだけの住まい』(株式会社シンプルハウス)や、『賢い中古購入×リノベーション』(株式会社桶庄)でも中古やリノベーションを取り扱っています。これらの書籍の目的は、上記のような中古物件のもつイメージの払拭や低価格で住む人のニーズに合わせた暮らしをすることが可能なことを伝えることにあります。

情報過多と言われる現代において、「住宅購入」と調べるだけでも様々な情報が飛び交っていますが、その中で質の高い情報を得るためにはやはり書籍が有効であると言えます。他の媒体と比べて、書籍は伝えたいことを文字に起こし、日本全国に展開する書店を通して目的とする消費者層へ確実に情報を届けることができるのです。

不動産を取り扱う多くの企業でも、経験やノウハウはあるけれども他社との差別化や集客に悩んでいる経営者の方は多いのではないでしょうか。企業としての情報発信の方法は様々ですが、顧客のニーズに適した手法を選択することが企業のブランディングにとっては重要なことなのです。

 

幻冬舎メディアコンサルティング

浅沼 秀一

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