歯科医師によるブランディング・集客事例~『「食べる力」が健康寿命をのばす』 | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
×
  • ホーム
  • コラム
  • 歯科医師によるブランディング・集客事例~『「食べる力」が健康寿命をのばす』

歯科医師によるブランディング・集客事例~『「食べる力」が健康寿命をのばす』

著者:GMCブランド戦略室

口腔ケアの重要性高まる

近年、介護業界などを中心に口腔ケアの重要性が改めて見直されています。
昨今、よく耳にする「健康寿命」との関連性にも着目されており、
昨年末のNHKクローズアップ現代でも「長寿の鍵は“口”にあり~口腔ケア最前線~」という特集番組にて高視聴率を獲得しました。
病院と歯科医との連携が進まない、在宅の高齢者の訪問診療が広がらないなど、課題は多い状況ですが、
口の機能の低下が健康寿命に大きく影響していることが一般的に浸透し始めているようです。
口内の老化が健康寿命に直結することが明らかになってきたのです。

 

誤嚥性肺炎とは

中でも高い注目が集まっているのが、誤嚥性肺炎の防止における口腔ケアの重要性です。
誤嚥性肺炎は高齢者や末期患者には非常に起りやすい肺炎であり、この肺炎で死亡される人は少なくありません。
あの中村勘三郎さんも、誤嚥性肺炎を契機に一気に容態が悪化したといいます。

誤嚥とは、食物や飲料が、食道ではなく気管支に入りこむことで、
一緒に悪性の菌が気管支から肺に至り、肺炎を発症するケースを「誤嚥性肺炎」と呼びます。
誤嚥性肺炎は、食物を噛み砕く力や呑みこむ力が衰えた高齢者に多い肺炎であり、「高齢者病」といっていいものです。
また脳血管障害が多いこととも大いに関連しています。
大脳の基底核は,生命活動に重要な誤嚥反射や咳反射などを司っているので、
ここに病変や障害があると誤嚥反射や咳反射などが阻害され、気道に異物が入るのを排除できずに誤嚥を起こしてしまうのだそうです。

 

『「食べる力」が健康寿命をのばす』

今回ご紹介する『「食べる力」が健康寿命をのばす』は、
86歳になる著者の父親が、交通事故から奇跡的な再生を遂げるまで、リハビリの中で痛感した「口腔ケアの意義」を実践的な手法などを交えて紹介した一冊です。
歯科医である著者曰く「口腔ケア」とは、口のそうじと口のトレーニングをすることです。
口腔ケアによって高められる「食べる力」は「咀嚼力」、「摂食力」、「嚥下力」の三つを総称しており、
要介護状態の人から働き盛りの健康な人まで、
広範な読者に向けて「食べる力」を向上・維持することの重要性を説いています。

本書を読めばよくわかりますが、「食べる力」の向上は決して難しいことではありません。
今すぐにでも開始できるストレッチや、身の回りの物で対応が出来る口腔洗浄の手法、
または症状に応じた歯ブラシの選び方など、読者目線で地に足のついた歯科医独自のノウハウがたくさん詰まった1冊です。

 

多くの人々に伝えるべき価値ある情報の伝え方

本書において特に著者が読んで欲しいと考える読者は、要介護状態や事故・病気などで入院している人の家族の方々です。
著者の脇田雅文氏が本書で最も訴えたいテーマは「死ななくてもよい死は確実に防げる」という事実なのです。

もちろん身内の方々の献身的な姿勢があってこそですが、
口腔ケアという歯科医にしか出来ないことではなく一般の方々でも施せる処置でその命を救えるという事実は、
多くの人々に伝えるべき価値ある情報です。

こうした医療従事者による一般患者及び家族に向けた情報発信ツールとして、書籍は最も適した媒体といえます。
専門家だから有する知識や実体験を、わかりやすく情報量を持って、伝えるべき一般生活者に確実に伝えられる媒体は書籍の他にはありません。
また書籍を出版し、クリニック付近の書店に流通させることで、認知度が向上し、集客にもつながります。
さらに、書籍をホームページ上に掲載することで、信頼性を醸成することもできます。
集客力の向上のため、書籍での情報発信を検討してみてはいかがでしょうか。

 

幻冬舎メディアコンサルティング

望月 真一郎

関連コラム