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人材獲得ツールとしての書籍出版とは?

著者:GMCブランド戦略室

新入社員が入社し、5か月が経過しました。4月以前までは学生だった社員たちも、ようやく業務になれてきたころではないでしょうか。その陰で、早くも退職をしてしまった社員もいるのでは。厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によると、大学卒業後3年以内の離職率が4年連続で30%を超えています。
また、若年層向け正社員就職支援サービス「ハタラクティブ」が、早くも退職を希望している2017年度新入社員を対象に行ったアンケートによると、彼らが入社を後悔している理由の半数近くが、「入社前の情報が足りなかった」ことを挙げています。

退職するにあたって決め手となりそうな理由としては、「上司や同僚など従業員」といった人間関係、「仕事内容」が上位に挙げられています。
仕事の内容に納得して入社し、長く働き続けてもらうためにも、企業と人材のミスマッチを回避するためにも、入社前に相互がしっかりと情報を仕入れておくべきでしょう。

適した人材を求めて各社は努力を積んでいる

入社希望者は、主にリクナビなどの就職サイトや会社ホームページ、説明会で会社の情報を収集します。企業側は、エントリーシート、面接でその人材が自社に適しているかを探っていきます。
応募者は、何十社、何百社とエントリーしてそれぞれの会社の情報を収集しています。それぞれ会社の特徴が何で、どのような理念を持っているのかは、よほどインパクトのあるものでなければ彼らの印象には残らないでしょう。実はぴったりとマッチする会社であるかもしれないのに、そこまで理解しきれずに取りこぼしている可能性もじゅうぶんにあり得るのです。

企業はよりよい人材獲得を目指すために、採用ホームページや説明会に独自性を持たせ、「採用ブランディング」に力を入れています。かといって、インパクトのある説明会を行うことができたとしても、入社後とのギャップを抱かせてしまっては元も子もありません。
しっかりと自社の理念や活動内容を把握したうえで、共感し、ともに働きたいという人に入社してもらうためにも、書籍の出版は非常に有効です。

効率的な人材獲得ツールとしての出版

自社の存在、またその内容について知ってもらうために、企業はプロモーション活動を行っています。テレビコマーシャルや、車内広告、新聞広告などがその例でしょう。そのようなプロモーションの一手段として、書籍の出版も有効なのです。先に挙げた広告よりも、詳細に自社について知ってもらうことができ、構成次第で与える印象もぐっと変わります。
そんな一冊を事前に読んでもらっているといないとでは、入社希望者の抱く企業イメージに大きな差がでます。

就活対策本を参考に用意してきたような志望理由を言う応募者ばかり……ということにならないためにも、入社前のどこかのポイントで自社について学んでもらう機会を、企業側から作るとよいでしょう。

実際に出版を行い、自社に適した人材を獲得している企業は、以下のように書籍を活用しています。

・会社説明会にて、参加者に配布する
・面接通過者に、課題図書として与える
・社員やクライアントに読んでもらう

 

「企業の名刺」として書籍を読んでもらうことで、仮に最後まで読まれなかったとしても、装丁のしっかりした書籍を出版している企業であるという事実は、応募者の安心感にもつながります。
説明会で端的に自社の魅力を伝えきることに自信がない、応募者が自社の理念をほんとうに理解してくれているかを見極めることに自信がないといった企業側の不安・負担を取り除くためにも、書籍というツールを活用してみるのはいかがでしょうか。

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