不機嫌な上司、気の利かない部下攻略法
「今の職場環境を改善したい…」。そう思ったことはありませんか?
どんなに恵まれた職場にいても、日々のことから自然と不満は溜まってしまうもの。
特に、初めてリーダーという立場に立つ人は、メンバーが働き易い環境づくりに頭を悩ませることが多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する『リーダーはじめてものがたり』は、コーチングのプロが著者となり、初めてリーダーになった人が気をつけるべきポイントを、「小説」を通して教えてくれます。
本書において読者は、初めてのリーダーが陥りそうな悩みを、リーダー初心者である主人公「キイチ」の成長を通して学ぶことができます。
念願のチーム長になったキイチは反感剥き出しのメンバーたちによって崖っぷちに立たされますが、「おっさん」と呼ばれる女性を師として、人の心をつかむこと、チームとしてのパフォーマンスを上げることの「具体的な手順」を知っていきます。
リーダーになりたてのキイチは、その師の言葉を愚直にこなして成長していくのです。
「小説」という体裁をとってはいるものの、そのエピソードのひとつひとつはまさに「実例集」と言え、特に「承認すること」の大切さが丁寧に語られます。そして、承認することと、褒めることの違いなど、実践における注意点もしっかりと認識させてくれます。
皆が積極的に働ける職場環境、人間関係が望ましいことはどんな業界・会社であっても共通しています。ギスギスした職場が生まれるのは、リーダーが原因であることも多いです。
しかし、それは決してリーダーだけの問題ではなく、チームのメンバー全体の問題でもあるという意味では、現状の職場環境を改善したい全てのビジネスマンにオススメ出来る1冊です。
幻冬舎メディアコンサルティング
編集部
安藤 真理恵
(書籍情報)
『リーダーはじめてものがたり』
著者:播摩 早苗
新書:312ページ
出版社: 幻冬舎
ISBN:4344018273
発売日:2010/5
内容(「BOOK」データベースより)アホやなぁ、あんたみたいなリーダーがみんなのブレーキになっとんやで。念願のチーム長になったキイチ。だがチームに乗り込んだ彼を待っていたのは、反感剥き出しのメンバーたちだった…。頼みの綱はおっさん(恩師、ただし女性)がくれる的確すぎるアドバイス。キイチはチームをまとめ、成果を上げることができるのか!?不機嫌な上司、気の利かない部下に悩むすべてのビジネスマン必読。