コラム
経営者が本を出版するべき5つの理由

「2017年、今年こそは出版を」と新年の目標を立てた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とはいえ、どうしたら出版が実現するのか、テーマ・企画はどうするのか、執筆の時間はどうやって確保するのか……出版に関する悩みはつきません。
そこで今回は改めて、 経営者が出版をすることのメリットについてご紹介いたします。
経営者が出版することのメリット5
経営者が出版することのメリットは、大きく分けて以下の5つです。
- 売上アップ
- 認知向上
- 同業他社との差別化
- リクルーティング
- 自社の強みの再構築
それぞれについて解説します。
経営者が出版するメリット①売上アップ
効率的な売上アップには、特定分野における専門家としてのブランディングが必須です。
そのためにはその分野の書籍を出版することが最も効果的です。 WEB上での情報発信はいまや誰でも可能ですが、出版はそうではありません。
その正しさについて度々議論されているWEB上の情報とは異なり、書籍は普遍的で、価値の変わらない情報です。 出版ができるのは業界内で特筆すべき実績を持った一部の専門家に限られます。 仕事を依頼する側は、安心して任せられる専門家を探しています。 信頼メディアともいえる書籍を出版することで、その価値を自身のものにすることができます。
経営者が出版するメリット②認知向上
書籍はメディアへのパスポートともいわれており、複数のメディアを活用した認知向上を可能にします。
メディア側の視点に立つと、
企業から受け取ったプレスリリースをはじめとした情報について、
取り上げるか否かの判断は非常に難しいものです。
その企業の仮説は正しいのか、データは正確か、どれほど有益な情報なのか、掲載可否の判断ができません。
しかし、特定分野において書籍を出版した著者の情報や、書籍化されたコンテンツであれば、
メディア側は信頼できる情報・専門家として掲載の判断ができるようになります。
出版実績のある専門家は多くのメディアに取り上げられることとなり、
結果として長期的な露出の機会を得ることになります。
一時的な認知向上であれば広告枠への出稿で成果を上げることができますが、
長期的な効果としては実績と信頼性を持たせられる出版が高い効果を発揮します。
経営者が出版するメリット③同業他社との差別化
取り扱う商材によりますが、
他の誰も事業にできない特別なサービス・商品を提供することができている企業は限られています。
消費者側が誰でも簡単に情報を集められるようになった近年、
明確な差別化ができていない多くの企業は、価格競争を避けることができません。
そこで、差別化に向けた取り組みの重要性が高まっています。
従来はサービスの特徴や商品のスペックを伝える情報発信が中心でしたが、別の情報発信が必要となっています。
書籍であれば、普段は伝えることができない経営者の理念やメッセージ、
あるいは事業の中で生まれたストーリーを活用した差別化をすることができます。
経営者が出版するメリット④リクルーティング
飲食業界などは人材不足が度々話題となっていますが、 売り手市場と言われる近年、人材の問題は一部の業界だけでなく、 また、有名・無名に関わらずあらゆる企業の課題となっています。
応募がない、業界イメージが悪く辞退が多い、入社後のミスマッチで離職率が高いなど、課題はさまざまです。
業界を理解し、企業理念と社風に合う人材のマッチングには多くの時間の費用がかかります。 企業の代表である経営者が出版をすることで、書店やメディアを使って知名度を高めるだけでなく、 一冊の書籍の中で経営者の理念とビジョンを共有することができます。 選考の中で課題図書として、あるいはご家族の安心材料としての配布など、複数のシーンで活用が可能です。
経営者が出版するメリット⑤自社の強みの再構築
書籍制作は経営者への取材を行いながら進むことが多いですが、
書店に流通させて読者に届けていくためには、外部要因と内部要因の分析が重要となります。
サービスを必要としている見込み客が競合他社ではなく自社を選ぶ理由は何なのか、
ニーズが変化してきている理由は何なのか、
ターゲットが本当に必要としている情報は何なのか……リサーチを重ねて企画が進行します。
その過程において、
業界・マーケット分析、差別化ポイントの確認、過去の成功・失敗要因の分析、今後の経営戦略の議論など、
分析や議論、棚卸しが必然的に発生します。
書籍は会社案内と異なり、一方的な情報発信ツールではありません。
読者の「知りたい」という欲求に重ねて経営者の魅力・強みを伝えていくプロジェクトです。
本づくりを通して調査・分析・強みの再構築が実現できます。
ここまでご紹介してきたように、書籍出版には多数のメリットがありますが、 制作にはどうしても時間がかかります。
また、一度出版した書籍は長期的に活用ができるメリットがある一方、 すぐに情報を更新できないデメリットがあります。 出版するにあたり最も実現したいゴールを確認したうえで、 最も情報を届けたいターゲットを誰に設定するのかが重要となります。
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