ゆるキャラ × 絵本で実現する企業・地域ブランディング

2007年に、『国宝・彦根城築城400年祭』のイメージキャラクター・ひこにゃんの登場から火がついた「ゆるキャラブーム」。
2010年からは日本一のゆるキャラを決める「ゆるキャラグランプリ」が毎年開催されていますが、ご当地キャラだけではなく、企業部門のキャラクター投票も2013年から開催されています。
ゆるキャラは地方自治体や企業のイベントやキャンペーン、地域おこし、名産品紹介などのプロモーションのために使用されるキャラクターですが、各団体のプロモーションに繋げるためにも、キャラクター自身のブランディングが必要です。
今回は絵本を使ったゆるキャラのブランディングにより企業や団体のブランディングを図った事例をご紹介致します。
株式会社リクルートホールディングス『スーモのさがしもの』
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株式会社リクルートホールディングスが運営する不動産・住宅サイト『SUUMO』のブランド誕生から1周年を記念して、テレビCMでも人気のキャラクター“スーモ”の絵本を制作しました。 スーモが自分に最適な家を探しに行くという子どもをターゲットとしてイラストを使った物語とし、一番最後のページでお子さんを持つご両親に向けて家探しの重要性を訴求、『SUUMO』サイトのブランディング、認知促進を図りました。 また、書籍としての出版と併せてタブレットPC向けのアプリ版としても配信をし、さらなる拡散を狙いました。 |
JRA 日本中央競馬会『メリーゴーランドのちいさなうま タイニー』
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これまでの「ギャンブルの場」という競馬場のイメージを払拭し、「馬に触れ合える場所」としての競馬場の認知を促進、ファミリー向けのブランディングを目的とするとともに、乗馬や競馬に親しむ人だけでなく、幅広い世代の人々、とくに子どもに馬を身近に感じてもらいたいという願いのもと、タイニーという馬を主人公とした絵本の制作をしました。 |
絵本の活用方法
絵本の活用方法の代表的な例をご紹介します。
- キッズコーナーでの読み聞かせ
大型書店には書店員の方がお子さんに向けて「読み聞かせ」を行うキッズコーナーがあります。キッズコーナーでお子さんとそのご家族に向けて読み聞かせをすることで、キャラクターの認知促進とブランディング、ファン化を図ることができます。
- 幼稚園・保育園・小学校など教育機関への献本
絵本というかたちを取ることで、幼稚園や小学校などの教育機関に献本をおこなうことができます。ターゲットとするお子さんへのブランディング、認知促進を行い、ご家族の方にも関心を持って頂きやすくします。
- 図書館への流通
書籍は各地域に存在する図書館へも流通することができます。図書館への流通を行うことで、書店と同様お子さんへの読み聞かせをして頂くことができ、近隣住民への企業や団体としての地域密着性の訴求にもつながります。
上記以外にも、ゆるキャラのもつキャラクター性を活かしたメディアミックス戦略をとれば、絵本の活用方法は無限大です。企業や団体のブランディング手法の一つとして、絵本を活用したゆるキャラのブランディングを検討されてはいかがでしょうか。
幻冬舎メディアコンサルティング
太田 晋平
- 【企業出版事例】> スーモのさがしもの
- 【企業出版事例】> メリーゴーランドのちいさなうま タイニー
- 【よくある質問】> ブランディング書籍を作る場合どのような切り口があるのでしょうか。イメージを教えてほしい。