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記念イベントで終わらせない 周年事業を活用した戦略的企業ブランディングとは

著者:GMCブランド戦略室
企業ブランディングコラム

2014年 周年記念企業は全国12万2,237社

帝国データバンクが発表した「周年記念企業」調査によると、2014年に創業もしくは創立からの節目の年を迎える企業、いわゆる「周年記念企業」は全国で12万2,237社です。

10年に一度、100年に一度の周年事業を、単なる社内向けの記念式典で終わらせてしまうことは、とてももったいないことです。
従業員と企業理念やビジョンを共有し、結束力を強めるチャンスであり、顧客を含むステークホルダーに改めて自社の存在感・価値を示し、企業ブランドの向上を図るとともに、これらをきっかけに新たな営業アプローチをすることができます。

通常の営業活動においては企業理念や展望を発信できる機会は限られており、従業員にメッセージを伝える機会もなかなかないのではないでしょうか。
ゆえに、周年事業は社内外に自社の存在意義をアピールする好機として最大限に活用すべきです。

今回は、周年事業を活用した、ユニークなブランディング事例をご紹介いたします。

 

くっつける技術 セメダインによる「工場コンパ」

2013年に創業90周年を迎えた接着剤メーカーのセメダインは2014年1月、記念事業の一環として「工(こう)コン」を開催しました。「工コン」とは、「工場コンパ」の略称で、工場に隣接する開発センターを舞台にした同社従業員とのコンパに一般の参加者を募集するものです。
もともと周年事業としてユーザー向けプレゼントキャンペーンを実施していましたが、購入しようと店舗の接着剤コーナーに足を運んだユーザーにしか伝えられないため、同社の「くっつける技術」と「人と人をくっつける」をかけた「工コン」を開催した他、社内向けには小冊子を配布することで、周年事業を盛り上げました。

 

世界中のユーザーと一つのコンテンツを楽しむという企業理念を表現 

ゲームメーカーのカプコンは2013年に創業30周年を迎えました。
数多くのヒットタイトルを持つ同社ですが、それゆえに社名よりタイトルが有名になってしまいがちです。
周年を機に、それぞれの作品に更に親しんで貰うことも大切ですが、あらためて「良質なコンテンツを提供するカプコン」をゲームファンに認識してもらいたいという思いがあったようです。 
そこで、世界中のユーザーから集まった同社へのお祝いコメントを集約し、記念サイトトップで紹介しました。
メッセージを投稿すると同時に、同社のタイトルから好きなキャラクターを選べる設定で、一つのコンテンツを世界中のユーザーと楽しむという企業理念も表現されています。
サイトを訪れたユーザーは、慣れ親しんだ多くのキャラクターが同社から生まれたことを改めて認識するでしょう。
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その他の周年特設サイト

日活 
俳優・女優60名と監督4名の計64名による記念モニュメント制作の他、様々なキャンペーンを展開。
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IBM
創立以来100年の間に生まれたお客様との100の物語を紹介。
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広島電鉄
社史制作やコンテストを開催。キャッチフレーズとロゴマークをつくる徹底ぶり。
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トンボ鉛筆
100年間のデザインをクリップした「トンボのデザイン展 〜ARTS & PRODUCTS〜」を開催。
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「何をするか」の前に、「何を伝えたいか」

このように、周年事業は単に一つの節目としてこれまでを振り返るタイミングであるというだけでなく、ブランド戦略の策定、企業ブランドの強化、認知促進の大きなチャンスです。
社内報で「10周年」「50周年」を訴えるだけでは、従業員や顧客には他人事になってしまうのではないでしょうか。
従業員、家族、顧客を含むステークホルダーを周年事業に巻き込む参加型の企画を立てることで、大きな効果を生み出せる貴重な1年になるはずです。
「何をするか」を考える前に、「何を伝えたいのか」から考える企画が重要です。

周年記念出版特設ページ
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