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人気アニメとのコラボレーション企画の効果を考える

空前の『おそ松さん』ブーム

最近、よく「コラボ商品」や「コラボ企画」を目にする方も多いと思います。
子どものころからなじみのあるキャラクターがパッケージになった商品や、それをかたどったアパレル商品などもよく見られます。

それと少し毛色が異なるのは「おそ松さん」とのコラボ商品合戦です。おそ松さんとは、赤塚不二夫氏の生誕80周年を記念して放映された「おそ松くん」のアニメーション作品第三弾となります。
これが若い女性に大うけ。街にはおそ松さんコラボのアパレル商品、食品、展示などがあふれかえり、
それらの商品を求めて訪れる女性たちは跡をたちません。経済効果が70億円とも目されています。

アニメ誌「PUSH」(主婦と生活社)2016年1月号は初版6万部を即完売、
雑誌では異例の1万部を重版しました。
アニメ誌にとどまらず、別のターゲット層向け雑誌でも『おそ松』企画は数多く存在します。
「JUNON」(主婦と生活社)、「an・an」(マガジンハウス)などアニメ誌ではない雑誌でも
企画が組まれ、
売上を伸ばしています。
アパレルや日用品などとのコラボと比較すると、もともとのファン層が手に取りやすい雑誌、
足を運びやすい書店といった要素から、出版物とのコラボは親和性が高いのではないでしょうか。

 

売上を伸ばすのか?顧客を増やすのか?

このような人気なキャラクターなどとのコラボレーションにはどのような意図があるのでしょうか。

ひとつはその商品の売上を伸ばすこと。そのキャラクターのファンという、
今までにいない顧客の購買を狙うことができます。しかし、それでは効果は一過性です。

そこで、ふたつめとして潜在顧客の存在しうる親和性の高いものとコラボレーションを実施し、
それを入り口として顧客を増やすことを狙うのです。

ほとんどのコラボレーション企画は後者を狙っているはずなのに、それが成功するのはごくわずか。
その原因は戦略の準備不足であるといえるでしょう。
潜在顧客に働きかけるためには、入念な企画が必要不可欠です。そして、その戦略の一つとして
親和性の高いもの同士のコラボレーションを活用するという視点が大切です。

 

幻冬舎メディアコンサルティング

平川 まり子

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