社員のモチベーションと成果は関係するのか?
皆さんは「モチベーション」という言葉にどんなイメージを持っていますか。
モチベーションは意欲の源になる「動機」を意味し、一般的には「意欲」や「やる気」といった意味でも使われます。
よって、「社員のモチベーションが高い」というのは非常に良い状態と考える人が大半なのではないでしょうか。
今回ご紹介したい書籍、『仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか』において著者が提唱するのは、モチベーションに頼らない、仕事をルーティン化するという新しい働き方、「モチベーション0.0」です。
著者はなぜモチベーションにこだわるべきではないと考えているのでしょうか。
著者によると、モチベーションという言葉は、「モチベーションが低かったから失敗した」というように「仕事がうまくいかないことの言い訳」に使われることが多く、「思考を停止させるキーワード」になってしまっているとのこと。
著者の考える、浮き沈みのあるモチベーションに関係なく仕事ができている状態には、以下の3つの状態があります。
1.本当に自分の好きなことばかりである状態、
2.食えるか食えないか、必死で仕事をしている状態、
3.仕事が習慣化した状態
モチベーションを高く持ち続けるべき、という自己啓発系の書籍が世の中に数多くある中で本書は、モチベーションにこだわらず仕事をするという非常に新しい視点で書かれていると感じます。
「社員のモチベーションを高く保ち続けなければ…」とお悩みの経営者の方におすすめの一冊です。
幻冬舎メディアコンサルティング
編集部
安藤 真理恵
(書籍情報)
『仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか』
著者:相原 孝夫
新書:201ページ
出版社: 幻冬舎 (2013/3/29)
ISBN:4344982991
発売日:2013/3/29
内容(「BOOK」データベースより) モチベーション高く働く―。意欲が常に湧き上がっている、理想とされる働き方だ。モチベーションという言葉が仕事の場面で使われ始めたのは2008年のリーマンショック頃。以来、時を同じくして職場うつの問題が急浮上。高い意欲を礼賛する風潮が、働き方を窮屈にしたのだ。そもそもモチベーションとは、ささいな理由で上下する個人の気分。成果を出し続ける人は、自分の気分などには関心を払わず、淡々と仕事をこなす。高いモチベーションを維持する人などいない。気持ちに左右されない安定感ある働き方を提言する。
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