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ブランドアイデンティティとビジュアルアイデンティティのそれぞれの特徴

著者:GMCブランド戦略室

ブランド戦略が重要視されるようになった現代において「ブランドアイデンティティ」や「ビジュアルアイデンティティ」などは、多くの企業に必要な戦略の一つといわれています。しかし、そもそも用語の知名度が低いことから、それぞれが実現できている企業は圧倒的に少ないのが現状です。

自社に効果的に取り入れるためにも、特徴や違い、関係性などについて把握しておきましょう。

今企業はブランドアイデンティティやビジュアルアイデンティティが必要

近年、世界中で「ブランド戦略」の重要さが注目されるようになってきました。実際、国内外問わず大手企業の多くはブランド戦略に力を入れています。そこから、ブランド戦略の一つとして「ブランドアイデンティティ」や「ビジュアルアイデンティティ」などが注目され始めてきました。

企業の規模に関わらずそれぞれ必要なブランド戦略であるため、「自社には関係ない」と考えるのは要注意です。いつの間にか競合他社に差をつけられてしまった…という状況に陥ってしまうかもしれません。そうした状況を回避するためにも、一歩リードするつもりで早めに実行することをおすすめします。

ブランドアイデンティティ(BI)の特徴

ブランドアイデンティティとは、そのブランドが提供するサービス・商品の価値やビジョンを言語化して表現したものを指します。キャッチコピーや説明文、ブランド名などがその対象で、広告やホームページ上、商品そのものなどあらゆる場所に載せることで効果を期待できます。

また、ブランドアイデンティティは消費者の直感に働きかけるため、ブランドのイメージを簡潔に伝えるには効率が良いというメリットもあります。その代わり、消費者が受け入れやすいような表現やコピーである必要があり、どのように言語化するかを様々な視点から考えなければなりません。

ビジュアルアイデンティティ(VI)の特徴

ブランドアイデンティティがブランドの価値を言語化して消費者に伝えるのに対し、ビジュアルアイデンティティはデザインなどでブランドの価値を表現して消費者に伝えます。

デザインはデザイナーが対応するもの、といったイメージが強いと思いますが、実際は必ずしもそうとは限りません。一口に「デザイン」といってもその内容は全く異なるからです。

デザインの種類は「装飾視点」「ブランド戦略視点」「ブランドマネジメント視点」「UX視点」などがあり、この中でデザイナーがメインとなって対応するのが「装飾視点」のデザインです。そのほかについてはデザイナーだけではなく、社長・マーケティング・マネジメント・営業などの担当者も携わる必要があります。

それぞれの視点に立った時に効果的なデザインは何か、意見を出し合いながらデザインを創りあげていきます。

コーポレートアイデンティティ(CI)という言葉も

ブランドアイデンティティ、ビジュアルアイデンティティの他に「コーポレートアイデンティティ」といった言葉も存在します。

これは、ロゴや商品でその企業について表現するというもので、伝えたいメッセージや提供するサービスなどについて取り入れることが多く、流行や競合などに左右されることはありません。

形そのものはもちろんのこと、バランスや配置、配色も重要であり重要な要素となります。

BI・VI・CIの違いと関係性

上記でご紹介したBI・VI・CIにはそれぞれ大きく異なる違いと関係性が存在します。

簡単にいうと「BI(言語で表現)」「VI(デザインで表現)」「CI(理念を表現)」という違いがあります。そして、それぞれは一つのデザインを作成するうえで欠かせないものです。均等に取り入れることで、ブランドとしての認知度が向上しやすくなり、ファンの獲得につながります。



今回は、「ブランドアイデンティティ」「ビジュアルアイデンティティ」「コーポレートアイデンティティ」についてご紹介しました。ブランディングには欠かせない存在であるため、それぞれについてきちんと把握しておくことが大切です。自社に効果的に取り入れるためにも、ぜひ今回の記事を参考にしてデザインや商品開発などで活用してみましょう。

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