広告にはどんな種類がある? 選び方のポイントとは | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
×
  • ホーム
  • コラム
  • 広告にはどんな種類がある? 選び方のポイントとは

コラム

広告にはどんな種類がある? 選び方のポイントとは

著者:幻冬舎メディアコンサルティング 編集局・部長 伊藤英紀
幻冬舎流・書籍マーケティング入門

私たちが普段目にする広告にはたくさんの種類があり、広告媒体も数多くあります。広告の効果を最大限に引き出すためには、自社の製品やサービスに合った最適な広告媒体を選ぶことが大切になります。ここでは広告の種類と、それぞれのメリット・デメリットなどをご紹介します。

1.広告の種類

広告は大別すると、「マス広告」「ネット広告」「SP(セールスプロモーション)広告」の3つに分類されます。

①マス広告

マス広告とは、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など旧来型のマスメディアに掲載される広告です。不特定多数の視聴者や読者を対象とする、幅広い層に向けた「マス」向けの広告です。

②ネット広告

ネット広告とは、インターネット上のWebサイト、ブログ、メール、アプリなどに掲載される広告です。パソコンだけではなく、モバイル端末(携帯電話、スマートフォン、タブレット)に表示される広告も含まれます。現在、ネット広告は大きく伸びており、広告業界はネット主流の時代へと向かっています。

③SP(セールスプロモーション)広告

SP(セールスプロモーション)広告とは、販売促進を目的とした広告です。ダイレクトメール、折り込みチラシ、同封広告、会員誌広告、交通広告などが代表的です。

なお、広告の分類方法として、インターネットを介する「オンライン広告」と、ネットを介さない「オフライン広告」と呼ぶこともあります。マス広告やSP広告のほとんどはオフライン広告になります。

2.マス広告の種類と特徴

ここからは、マス広告についてさらに詳しい種類とそれぞれの特徴を見ていきましょう。

①テレビ広告(CM)

テレビ番組の放送時間内に流れる15~30秒程度の広告で、映像と音声で効果的な訴求ができます。メリットは広範囲に広告でき、伝達力と拡散力があることで、企業のブランディングや商品・サービスの認知度が高まりやすいなどの利点があります。広告コストは放送局や時間帯によって違いますが、総じて高く、準備時間や製作期間が長いというデメリットがあります。

②新聞広告

全国紙や地方紙、経済紙、業界紙などの新聞に掲載される広告です。新聞はいまも社会信頼度が高いため、企業のブランディング効果が期待できます。一方で、広告効果が短い点や、新聞離れの著しい若年層にリーチしにくいといった点がデメリットとして挙げられます。費用は掲載枠のサイズで異なります。

③雑誌広告

総合誌やビジネス誌、ファッション誌、専門誌など各種雑誌媒体に掲載される広告です。雑誌広告のメリットは、読者の性別や年齢、ライフスタイル、ジャンルなどが明確で、ターゲティングがしやすい点です。デメリットは、掲載までに時間がかかることや、競合企業とバッティングしやすい点などが挙げられます。

④ラジオ広告

ラジオ番組の間に放送される広告です。番組によりリスナー層が分かれていることが特徴で、ターゲットにリーチしやすいメリットがあります。一方、音声情報だけなので商品やサービスがリスナーの想像力に依存するため、伝わりにくい場合があるのがデメリットです。

3.ネット広告の種類と特徴

次に、ネット広告についてさらに詳しい種類とそれぞれの特徴を見ていきましょう。

①バナー広告(純広告)

Yahoo!などニュースサイトや特定のメディアの広告枠を買い取って掲載する広告です。大手メディアに掲載することで大量露出し、不特定多数の消費者に向けて発信することで、商品やサービスに興味を持つターゲット層だけではなく、潜在顧客にもリーチできます。ただ、成果報酬型ではないので費用対効果が悪くなる場合があるほか、大手メディアは最低出稿金額が高いケースがあることなどがデメリットです。

②ディスプレイ広告

検索エンジンの提携先の複数のアドネットワーク(WEBサイト)やアプリ上の広告枠に掲載される広告です。「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」や「Googleディスプレイネットワーク」、「YouTube広告」などがあります。Yahoo!広告やGoogle広告のプラットフォームから簡単に出稿できるなどのメリットがある一方、どのメディアにいつ掲載されたかわからない点などがデメリットといえます。

③動画広告

Facebookや YouTubeなどの動画サイトに掲載する、映像と音声で構成された動画形式の視聴型広告です。視覚的にわかりやすく視聴者の印象に残りやすい利点があります。ただ、動画再生時のスキップ機能で閲覧されない可能性があるほか、クオリティーの高い動画制作はコストがかかることなどがデメリットです。

④リスティング広告(検索連動型広告)

GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ユーザーの検索ワードに連動して表示される広告です。メリットは、そのキーワードに関心を持つユーザー(見込み客、潜在顧客層)にアプローチできる点です。ただ、競合性が高いキーワードだと上位に表示されにくいなどのデメリットがあります。費用はユーザーが広告をクリックするごとに課金されるクリック課金方式です。

リスティング広告に近いものとして、Amazon広告があります。キーワードを設定することで、検索結果の下部や上部、商品詳細ページなどに広告が出稿されます。そもそもAmazonには購買意欲の高いユーザーが多く訪れているので、広告効果が出やすいメリットがあります。Amazon広告もクリック課金型です。

⑤アフィリエイト広告

アフィリエイトサイトに出す広告です。成果報酬型広告ともいい、掲載課金やクリック型課金とは異なり、成果に対して広告料を支払います。メリットは初期費用がほとんどなく低コストで広告が出せることです。デメリットは、成果が出なくても初期費用と月額利用料が必要なことや、アフィリエイターによる誇大広告、想定外のWEBサイトに掲載される可能性などが挙げられます。

⑥ネイティブ広告(記事広告)

ニュースサイトやSNSなどに掲載するコンテンツ形式の記事広告です。一般記事の体裁をとっているので、広告色が薄まり、読者に読まれやすくなります。広告主の商品やサービスとの親和性が高いメディアに掲載することで、ターゲット層にアプローチことしやすく、記事の内容がおもしろければ、SNSなどで拡散されることが期待できます。デメリットは、コンテンツ作成に時間とコストがかることや、内容によってはユーザーの反感をかってブランドイメージが悪化する懸念もあります。

⑦スマホ広告

スマートフォン端末向けのWEBサイト、検索エンジンに配信される広告です。パソコン向けWEBサイトや検索エンジンに配信される広告媒体と違う点として、画面の大きさからクリック誘導がしやすいことなどがあります。反面、デメリットとして、スマホ広告を「鬱陶しい」「興味がない」と感じる人も少なくないため、ブロック等をされる可能性があります。

⑧SNS広告

Facebook、Twitter、LINE、Instagram、TikTokなどSNSを利用して商品やサービスを宣伝する運用型広告の一つです。ユーザーの属性や行動履歴などのデータが活用できることや、口コミでの拡散効果が期待できること、ターゲティングがしやすいことなどがメリットです。デメリットは予算や入札の調整など運用の手間がかかることなどが挙げられます。

⑨メール広告

文字通り電子メールで配信される広告で、媒体に登録するユーザーに対するメールマガジンに掲出する広告です。ターゲット層にリーチしやすいことや、入稿から配信までの期間が短いことなどが利点です。ただ、メールが開封されなかったり、最後まで読んでもらえないことがあるのが難点です。

⑩インフルエンサー・マーケティング

世の中への影響が大きく、発信力が強いインフルエンサーを活用して、商品やサービスを宣伝する広告手法です。インフルエンサーのSNSのフォロワーはその人のファンだったり、アカウント内容に共感しているケースが多いので、インフルエンサーの投稿に対する反応や反響が高いというメリットがあります。デメリットとしては、広告主側が投稿内容をコントロールしにくいなどがあります。ステルスマーケティングとみなされないように、「#PR」「#Promotion」などのハッシュタグをつけるなどの必要があります。

⑪位置情報広告

スマホユーザーの位置情報(IPアドレス、GPS基地局の接続情報などから解析)を利用した広告手法です。主に店舗集客として活用されています。消費者の行動圏内で訴求ができるので、エリアマーケティングに向いています。デメリットは、GPS機能をオフにしているスマホユーザーもいるので、広告が届かないケースがあることです。

4.SP(セールスプロモーション)広告の種類と特徴

最後に、マス広告についてさらに詳しい種類とそれぞれの特徴を見ていきましょう。

①屋外広告

公衆表示される屋外広告の総称で、看板広告が代表的です。同じ場所に中長期に表示されることが多いので、認知度が上がりやすいことがメリットです。デメリットは、効果測定が難しいことなどです。

②ダイレクトメール(DM)

個人や法人に直接届ける広告です。郵送の「郵送DM」、メールを使った「メールDM」などがあります。ターゲットにダイレクトに届くので反応が早い半面、「郵送DM」はコストが高く、「メールDM」は開封率の低さなどがデメリットです。

③会員誌広告

企業や団体などが発行する会員誌に出す広告です。自社のターゲット層にリーチしやすい半面、広告審査が厳しく希望する会員誌に広告が出せないこともあります。

④同封・同梱広告

会員誌や通販カタログなどへの同封、同梱されているチラシなどの広告です。ターゲット層に確実に届けることができ、開封率が高いメリットがあります。デメリットは費用が比較的高いことと、広告審査が厳しいことが挙げられます。

⑤イベントプロモーション(展示会)

製品やサービスに関するイベントを開催して行うプロモーション活動です。メリットはターゲット層の集客が見込め、直接アプローチができることです。ただ、場所や人の手配などの準備負担があり、天候にも左右されることなどがデメリットです。

⑥交通広告

電車やバスの「車内広告」、駅構内に掲示する「駅構内広告」、車体広告・タクシー広告などの「その他広告」に分類されます。人が多く行き交うので目に入りやすい一方で、競合他社とのバッティングや設置場所に恵まれないこともあります。

⑦フリーペーパー

駅やスーパーなどで配布される無料の紙メディアに掲出される広告です。メリットは特定の地域、年齢、性別、分野などの絞り込みができるほか、無料配布のため多くの人に手に取ってもらいやすい点です。デメリットはフリーペーパーを手にした消費者の興味・関心がマッチングしない商品の場合、費用対効果が悪くなります。

⑧ポスティング

チラシやサンプル商品をポストに投函する手法です。エリアマーケティングに適している一方、読まれずに破棄されるリスクも高いです。

⑨新聞折り込み

新聞と一緒に配達されるチラシ広告です。新聞と一緒に配布されることで信頼感がありエリアマーケティングに強いですが、若年層にリーチしにくいなどのデメリットがあります。

⑩書籍(企業出版)

厳密には広告ではありませんが、広告的な効果を上げる手法のひとつとして、実は「書籍」を活用することもできます。「企業出版」がその代表格です。企業出版とは、企業のブランディングの一環として目的をもって行う出版です。読者ターゲットと企業のゴールを明確にしたうえで、出版後の反響を目的とする点が最大の特徴です。「営業先の新規開拓」「人材採用」「集客強化」「企業の認知度アップ」「商品・サービスの認知度アップ」「競合他社との差別化」など、企業が抱えるさまざまな課題の解決手法の一つとして用いられる出版方法です。

5.まとめ

どの広告媒体を利用した場合でも、重要となるのはターゲティングです。自社の製品やサービスの性質、顧客属性などを踏まえて、誰に広告を見てもらえば費用対効果が高くなるのかをリサーチし、その上で最適な広告の種類と媒体を選ぶことが大切です。

関連するコラム