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職場の人間関係で悩むのは男性?女性?

著者:GMCブランド戦略室

職場で悩む女性は男性の2倍以上

今年9月、一般社団法人日本産業カウンセラー協会が「働く人」の相談件数を集計し、発表しました。(延べ628名による計1,025件の相談内容)
それによると、相談者の男女比は、男性199人(34.9%)、女性372人(65.1%)で、女性からの相談が男性の約2倍となっています。
相談内容でもっとも多かったのが「職場の悩み」についての相談で、男女合計で344件、全体の約35%を占めます。「職場の悩み」の中で「人間関係」について悩んでいる人は344件中136件となり、全体の約4割を占める結果となりました。

 多くの女性が職場で悩みを抱えるなか、政府は「2020年までに指導的な地位に占める女性の割合を30%にする」という目標を掲げており、官民そろって女性登用を推し進めています。
「女性のリーダー」の活躍が、今まで以上に期待される時代がやってきているのです。
これからの事業拡大になくてはならない女性の力を最大限引き出せる職場づくりは、多くの企業にとって重要な課題となりそうです。

 

人間関係の悩みは職場以外でも拡大中

大手書店で特設コーナーが設けられ、昨今話題になっているのが、「伝え方」や「コミュニケーションスキル」といった「人間関係」と強く紐づくキーワードです。中でも特に話題となっているのはアドラー心理学の本です。アドラー心理学は、人の悩みは人間関係から起こっているという考え方に基づいています。

人間関係、コミュニケーション、心理学に関心が集まる要因として、コミュニケーションの形の変化が挙げられます。
近年最も大きな影響を与えたのはSNSの普及ではないでしょうか。手軽なSNSが普及したおかげで私たちは以前よりも多くのコミュニティと繋がる機会を手に入れ、コミュニケーションはより簡単でスピーディーになりました。
しかし、手軽で頻繁に、多数と繋がることでそこにしばしばすれ違い、衝突が生まれます。

すると多くの人は、変化する環境に合わせ、人と衝突したり、すれ違ったりすることのないよう、「もっと上手に人と付き合いたい」と思うようになります。自身の考え、気持ちを伝えるスキルを向上させるだけでなく、相手が何を考えているのかも知りたいという欲求が高まり、結果、以前は一般には縁遠いものであったはずの心理学が今では多くの関心を集めるブームとなっています。

コミュニケーションの形が目まぐるしく変化する近年、人間関係の悩みは尽きることはありません。自分に合った働き方、ライフスタイルへの期待と関心は今後も高まるのではないでしょうか。

 

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1. 察しない男説明しない女 男に通じる話し方女に伝わる話し方 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)

2. 聞く力 心をひらく35のヒント (文春新書)

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