【第1回】なぜ企業出版で「面白く」「有益な」書籍ができあがるのか? | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
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なぜ企業出版で「面白く」「有益な」書籍ができあがるのか?

著者:GGO編集部

本原稿は、WEBメディア「幻冬舎ゴールドオンライン」で配信(2020年10月16日付)された原稿を転載したものです。

企業が事業投資として書籍を出す「企業出版」は、集客・販促、採用、周年事業といった企業のさまざまな課題解決において大きな力を発揮します。本連載では、商業出版との違いなどの基本知識から、企業出版の実践(書籍マーケティング)で成功を収めるための具体的なノウハウまで、株式会社幻冬舎メディアコンサルティングで取締役を務める佐藤大記氏が詳しく解説します。

企業が抱えるさまざまな課題を「出版」で解決

企業出版とは、企業のブランディングの一環として目的を持って行う出版です。普通の商業出版とは異なり、出版そのものが目的ではなく、読者ターゲットと企業のゴールを明確にしたうえで、出版後の反響を目的とする点が最大の特徴です。

「営業先の新規開拓」「人材採用」「集客強化」「企業の認知度アップ」「商品・サービスの認知度アップ」「競合他社との差別化」など、企業が抱えるさまざまな課題の解決手法の一つとして用いられる出版方法です。

テレビや新聞、雑誌、ネットなど既存の媒体に広告を出して、マーケティングや自社のブランディングを行うのと同じではないかと思われるかもしれません。実際、企業出版と広告はまったく別のものですが(本連載では、後々この点も詳しく解説します)、結果的には広告以上の効果を発揮することにもなります。

弊社(幻冬舎メディアコンサルティング)は創業以来、17年間で大手企業を含め約1,830法人、2,700タイトルを超える書籍を制作していますが、その多くは、大型書店の人気ランキングで上位を獲得するほど「売れて」います。

なぜなら、弊社が「本を出しましょう」とお声掛けする企業は、世に知らしめるべきそれなりのビジネスモデルを有していることを選択基準にしているからです。いまは小さくて無名でも、特筆すべき商品、サービス、ビジネスモデルを持っている企業は数多くあります。読者が本当に知りたい「そんな話があるのか!」は、こういったリアルな現場からつくり出されるのです。

圧倒的な「企画・編集力、広告宣伝力、流通力」

弊社のグループ会社である幻冬舎は1993年に創業し、多くのベストセラー、ミリオンセラーを世に送り出してきました。幻冬舎が培ってきた、「つくる」「知らしめる」「売る」という3つの強みを最大限に生かし、幻冬舎メディアコンサルティングを立ち上げ、これまでにはないまったく新しい出版モデルをつくりあげています。

まず、圧倒的な企画・編集力(つくる)。ミリオンセラー、ベストセラーを生み出す幻冬舎独自の出版ノウハウを法人に当てはめることによって、企業の「伝えたい」想いを読者の「知りたい」内容に変換します。次に、絞り込んだ読者ターゲットに告知する広告宣伝力(知らしめる)。そして、幻冬舎が積み上げてきた書店との信頼関係を駆使した流通力(売る)です。

私たちが創出した企業出版という出版モデルは着実に拡大し、いま非常に熱気を帯びています。この市場に可能性を見出した出版社の参入が活発化、競争が激化しているからです。

出版各社がこの市場に参入する背景には、出版不況があります。出版市場は近年、右肩下がりを続けています。小説は読まれず、雑誌も発行部数の減少に歯止めがかかりません。いま出版業界では、実用書やビジネス書など読者にとってすぐにメリットになるものしか売れないのが実状です。

何がヒットするのか分からない中で、各社は「数撃てば当たる」式で、業界全体で1ヵ月に7,000タイトルも出版されています。出版業界は本当に水物商売になってしまっていると痛感します。

そうした中、本業で落ち込んだ収益を補うために、出版各社は法人向けの出版(カスタム出版など呼称はさまざま)にシフトしているというわけです。失礼な言い方になりますが、幻冬舎がつくった新市場は金になるぞ、ということで参入してきている。とはいえ、他社はあくまでも本業の片手間に行っている商売、というのが私の印象です。

本を出すのはプロ作家や専門家だけの専売特許ではない

幻冬舎メディアコンサルティングにおける企業出版の位置づけはまったく異なります。そもそも弊社は企業出版を手がけるために設立された会社です。企業出版が本業であり、この市場の開拓に全力を注いでいます。それが追随する他社との差別化につながり、大きな実績の差として示されています。

たとえ広告的な効果が絶大に見込まれるにしても、自社のノウハウを書籍として出版することに対しては、躊躇してしまう企業経営者はいます。また、本は高尚なもの、文化的なもので、プロの作家や学者、専門家でなければ出せないものという認識も一般的には多いようです。

しかし、その認識は古く、間違っている、というのが私たちの考えです。独自の商品やサービス、ノウハウを持つ企業が資金を出し、妥協せずに実務に基づいたリアルな情報をプロの編集者集団が纏めるからこそ、読者にとって「面白く」「役に立ち」「有益な」書籍ができあがるのです。

また、テレビや雑誌のキャスティングで専門家を探す際に、Amazonなどで「大手出版社から書籍を出している人」をまず選ぶことは、メディア業界では常識です。企業出版をした結果、TBS系『林先生の初耳学』や日本テレビ系『情報ライブミヤネ屋』などテレビ番組への出演のほか、雑誌やウェブなど数多くのメディアに取り上げられた著者は少なくありません。

いま企業出版の市場は活気づいています。そうした中にあって、弊社は企業出版のマーケットを切り開いたパイオニアであり、リーディングカンパニーであると自負しています。

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