男の仕事は○○力で決まる

ビジネスの場面で人前に出る機会のある経営者の方々は、身だしなみにも気を遣っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、身だしなみに気を遣うとは、ただ高額なスーツを着ることなどではありません。ビジネスにおいては、外見で判断されてしまうことも多いからこそ、今一度自身の服装などを見直してみることは大変重要なことです。
大手企業での指導実績が豊富なイメージコンサルタントの大森ひとみ氏著のビジネス書、『男の仕事は外見力で決まる』からヒントを得てみましょう。本書では女性の身だしなみについても紹介されており、男女共通していえることが多くあります。
① 靴の手入れができているか。
海外のビジネスマンは靴で相手の力量を判断するといいます。足元なんて誰も見ていない――そう思って底がすり減った靴や、色の褪せた靴を履き続けていることはないでしょうか。「靴からは、普段の生活レベルや習慣がそのまま見えてしまう」といいます。身だしなみへの心配りがあるか、端的に示しているのが靴といえるでしょう。
② 小物に統一感があるか。
一つひとつの小物は洗練されているのに、ばらばらのブランドを持っていては統一感がありません。ボールペン、手帳、時計、財布などの小物から「日々の情報整理がなされているか、物を大切に扱うか、用意周到さがあるか、TPOの心得があるか」がわかるといいます。いずれも「デキるビジネスマン」に必要なことです。些細なところこそ、その人のセンスやアイデンティティが表れるのです。
③ 乱れたスーツをその都度直しているか。
どんなにいいスーツを着ていても、乱れていては様になりません。日産のカルロス・ゴーン氏はスーツの乱れをこまめに直すそうです。人前に立つ立場だからこそ、着衣の乱れが自分へのイメージを決めてしまうことを心得ているのです。
ビジネスにおいては、第一印象、身だしなみは大きな意味を持ちます。常に見直す心がけが大切なのではないでしょうか。
幻冬舎メディアコンサルティング
編集部
高橋 菜穂子
(書籍情報)
『男の仕事は外見力で決まる』
著者:大森 ひとみ
単行本:221ページ
出版社: 幻冬舎
ISBN:4344006720
発売日:2004/09