マーケティング、セールス関連書籍に見る最新の企業戦略とは?
「マーケティングは全てに優先する。全てはマーケティングの奴隷である。」
この言葉は優れたマーケティングコンサルタントであり、コピーライターでもあるダン・ケネディが、
彼の著書の中で述べたフレーズとして有名です。
しかし、ただ重要と分かってさえいれば良いわけではないのがマーケティング。
「なぜ、商品はとてもいいのに思うように売れないのか? 」
「なぜ、成功した他社のwebサイトを真似ているのに同じように売れないのか?」
「なぜ、うちより広告予算の少ない他社の方がうまくいっているのか」
概念の理解だけでなく、実践で成果を出すことは簡単ではありません。
また、さらに困難なことに、絶えず新たな手法が生まれ続けています。
ネット時代のマーケティング
マーケティング手法は、インターネットの時代となって以降、劇的に変化しています。
わずか数年の間にその手法は変化し続け、新しい手法が絶えず生まれ続けているのです。
例えばFacebookなどは、すでに若い世代から敬遠されつつあると言う声さえあるほど、その移り変わりは驚くべきスピードです。
2014年現在は、コンテンツマーケティング、オムニチャネル、ビッグデータ、データ・マネジメント・プラットフォームその他、
動画マーケティングが急速に伸びているようです。
マーケティングに興味がある人はたくさんいると思います。
しかし、いざ「マーケティングとはなにか」と聞かれると答えられないことがたくさんあり、
上記のようなトレンドの理解はなおさら難しいのではないでしょうか。
これらマーケティングの勉強には、やはり本がおすすめです。
さらにその本から現代のトレンドを掴むこともできます。
絶えず新しい手法が生まれるこのジャンルで読者の心を掴む書籍は、どのようなものでしょうか。
マーケティング先進国 米国の最新マーケティング論が隆盛 若い読者の増加
マーケティング戦略は、米国の経営学者が編み出した戦略立案法によるところが多いのは周知のところです。
しかし、これらは市場規模の違う日本においてそのまま当てはまらない部分もあります。
米国有名マーケッターの著書翻訳版が出版されるケースは以前からありましたが、
近年は、米国の理論を読んで終わりにしないよう、そのフレームワークを日本流にアレンジした、
より実践的な書籍にニーズがあるようです。
経営を左右する理論であるため、かつての読者層は40代後半の男性読者が大半を占めていましたが、
現在、その読者は20代男性だけでなく、女性にも広がりを見せています。
学術的理論としてのマーケティングが、今やビジネスになくてはならない教養となり、
新たなマーケティング手法の出現は、多くのビジネスパーソンの関心事となりました。
コトラーの理論を物語形式で分かり易く説明した『100円のコーラを1000円で売る方法』は、
幅広い読者に読まれ、コミック化もされていることは、その象徴とも言えます。
ニーズに応える情報発信でブランディング
次々と新しい手法が登場するマーケティングジャンルですが、書籍の売れ筋傾向に見るニーズとしては、
難しいマーケティング理論をいかに一般企業、さらには、消費者の目線に落としこむか、にあるようです。
このニーズ、傾向を捉えた情報発信であれば、媒体を問わず、より多くのターゲットの興味関心を集め、効果的なブランディングが可能と言えるのではないでしょうか。
どんな本が読まれてるの?
マーケティング、セールス全般関連ベストセラー(Amazonランキング)
1位 ハイパワー・マーケティング
2位 10倍売れるWebコピーライティング ーコンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方
3位 図解 実戦マーケティング戦略
4位 ソーシャルインパクトー価値共創(CSV)が企業・ビジネス・働き方を変える
5位 シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは
6位 あのお店はなぜ消耗戦を抜け出せたのか ネット時代の老舗に学ぶ「戦わないマーケティング」
7位 凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク
8位 非常識に稼いでいる飲食店だけがやっている儲けのルール
9位 グロースハック 予算ゼロでビジネスを急成長させるエンジン
10位 五感刺激のブランド戦略