住宅・不動産関連企業が押さえておきたい潜在顧客ニーズ

家は人生の大きな買い物
「建ててから後悔したくない」、「買ってから後悔したくない」という不安は誰もが感じるのではないでしょうか。
不安を解消するため、住宅の情報を収集する際に、平均して一人5冊を参考書籍として購入すると言われています。
高齢化、ライフスタイルの変化により、「デザイナーズマンション」「二世帯住宅」などニーズが多様化しているだけでなく、
「エコ」「シックハウス対策」といった環境、健康への関心の他、
耐震偽装問題や震災を受けて、「安全」「安心」への関心も高まっています。
そんな家づくり、住まい選びを前にして、今、消費者が知りたがっているのはどんなことでしょうか。
男性は「事前準備」に、女性は「住みやすさ」に関心
家づくり関連書籍購入者の年齢、男女比を見てみると、特に30~
更に細かく購入者データを見ると、男性女性、
●男性 → 「失敗しない」「業者選び」「建てる前に」など、事前準備、
●女性 → 「快適さ」「楽しい」「住みやすい」など、
●その他傾向
・ルポ形式の書籍は50代男性ファンが多数
・中古マンション関連は女性読者の関心が高い
・500万円で建てる~、安くていい家~など、
・「業者の選び方」「失敗談」関連書籍への関心の高まり
・業界の内情を赤裸々に著述したコンテンツ、
高い買い物であればあるほど、不安はつきものです。
基礎知識、ノウハウを教えてくれる書籍へのニーズが高いですが、
「心地のいい家」、「最高の断熱・エコ住宅」、「無垢材・無暖房」など、
そこから一歩進んだ「自分らしさ」を求める傾向が強まってきているようです。
求められる情報発信
住まいに対するイメージは、若者を中心に大きく変わったと言われるなか、
時代に合った家づくり、住まいづくりができるパートナーが求められています。
「高齢の両親と暮らす家はどんな家がいいのだろうか」
「子供が健やかに育つ家がいい」
「健康に暮らせる家はどんな家?」
消費者の嗜好は細分化が進んでいます。
細分化されたターゲットの年齢、性別、家族構成、悩みを的確に捉え、それぞれに対して「専門家」として認知させる企業ブランディングが重要です。
どんな本が読まれてるの?
家づくりのベストセラー(Amazonランキング)
1位 住まいの解剖図鑑
2位 「最高に心地のいい家」をつくる方法
3位 伊礼智の「小さな家」70のレシピ
4位 マンガ はじめて家を建てました!―いちばん最初に読む家づくりの入門書
5位 わが子を天才に育てる家
6位 ハウスメーカーで「後悔しない家を建てる」技術
7位 【改訂第三版】[建てる前]に読む本
8位 自分でわが家を作る本。
9位 エアコンのいらない家
10位 家づくりの解剖図鑑