事例
妊娠・出産の不安を取り除き、安心感・信頼感の獲得に成功。妊婦とのコミュニケーションが円滑に!
産婦人科医になって30年、年間700人近くの出産に立ち会う私が、日々の診察を通じて感じるのは、妊娠・出産に対して必要以上に不安を抱え込んでしまっている方が多いということでした。核家族化、産婦人科医の不足、保育園の待機児童の問題、さらに「出産の痛みに耐えられるだろうか」「生まれてくる子に障がいがあったらどうしよう」など、あれこれ考え過ぎてしまう方があまりに多いのです。これからお母さんになる方の不安な気持ちを取りのぞき、出産や育児を何倍も楽しんでもらうためのお手伝いができればという思いで、本の出版を決めました。
出版後の効果
本は、当クリニックに来られた妊婦さん全員にお渡ししています。産んだあとのお母さん方には、「先生、もっと早く本を出版してほしかった、きっと不安が減ったのに」と言われました(笑)。出版後は、これまでよりさらに安心感と信頼感を持っていただけたのか、今まで口数の少なかった妊婦さんがよく質問してくだるようになったり、「その話は本で勉強しました」と言われて会話が弾んだり、産婦人科診察でのコミュニケーションがより円滑になりました。私自身が流産を経験していることや、出生前診断の考え方も本で正直に打ち明けたことで、「この先生ならなんでも相談していいんだと思えた」とも言ってもらえました。また、本書をご主人やご両親に渡した方も多いようで、
出版を検討している企業へのメッセージ
ドクターにおいては、クリニックの宣伝のためだけでなく、何年、何十年経っても「この思いを伝えたい」という診療方針が確立したタイミングで、本を出版するのがいいと思います。本は自分の分身です。診療時間で伝えきれないことをすべて凝縮するわけですから。私のポリシーのひとつに、「今目の前にいる人に、ベストを尽くす」というものがあります。それは診療だけでなく本づくりにおいても同じで、編集者の方には正直な私の考えをすべて伝えました。出し惜しみせず、出版社の方に強みも弱みも見せて、本をつくられることをお勧めします。
書籍の内容
<新米ママの不安を取り除く!>
核家族化、産婦人科医の不足、保育園には待機児童の列……。新しい命の誕生を喜ぶ一方で、子どもを産み育てることに不安を感じる新米ママは少なくありません。「調べすぎは不安のもと」「育児日記はつけなくていい」など、肩の力を抜いて出産と育児を何倍も楽しむための“ヒント”を専門医の視点でわかりやすく紹介しています。