地域の写真館が業界に一石を投じた。人材育成や経営ノウハウ指南でブランディング構築、セミナー依頼も続々と | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
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人材育成や経営ノウハウ指南!
ブランディング構築
セミナー依頼も続々と

サービス経営者本

株式会社エミュ

河田年弘 氏

株式会社エミュ代表取締役。2001年、兵庫県神戸市に1号店となる「スタジオエミュ」をオープン。女性が好む内装やサービスで人気を呼び、1店舗あたりの売上は1億円を超える。現在は県内に6店舗を展開。同業のみならず、異業種からも経営についての相談が絶えない。写真館経営のコンサルタントとしても活躍中。

1. 業界全体の向上と地域写真館に生き残り戦略を伝えるために出版

株式会社エミュは、子どもから大人までの記念撮影を主とした地域密着型の写真館を経営しています。写真館という場を通じ「家族の豊かな時間を残す」ことで感動をお届けし、お客様と共に笑顔と喜びを分かち合える会社でありたいと考えています。 今年は新型コロナウイルスによる休業要請を受けたのにもかかわらず、営業再開後の6月、7月、8月は過去最高の売り上げを更新。写真を通じて家族の大切さや絆を再確認できる思い出作りが重要なのではと改めて感じました。 業界全体の向上と地域の写真館が生き残っていく方法を経営者に身を持って伝えていこうと、2019年11月に『感動を売る写真館 年間利益1億円を生み出す人気の秘訣』を出版しました。幻冬舎のエリアマーケティング戦略により、地元の書店で週間ベスト1を獲得するなど、写真館経営者以外の経営者の方々にも読まれたのは予想外の反響でした。 さらには、写真館のビジネスモデルについてのセミナー依頼は、以前に比べて増加傾向です。このコロナ禍において、どの業界も生き残るために自己ブランディングの構築は必須です。そのノウハウ本として、私の書籍はぜひともおすすめです。

2. 作品集を出すよりも大切なことは業界を残すためや人材育成。
ビジネスの指南書にして正解だった

実は、昔からフォトグラファーとして個展をしたり写真集を出したりしたいという夢を密かに抱いていました。これまで作品を多数撮り、構成も考えていたのですが、2014年に代表取締役に就任したことで、フォトグラファーのほかに経営者という肩書が加わりました。それまでは良い作品さえ作っていればよかったのですが、突然経営のことを考えねばならなくなったわけです。そのとき、自分の作品作りより重要なことは、社員の教育や売り上げと利益のことではないかと自問自答を繰り返しました。 大手子ども写真館の台頭やスマートフォンの普及、それに伴い年々廃業していく写真館が多くなる昨今。弊社は2001年にフルデジタルに移行していますから、業界的にはとりわけ早く、写真館に衣装を置き美容を施すなど、これまでになかった新しい試みに取り組みました。それは女性たちが憧れる空間作りであり、特別なサービスやおもてなしを提供するブランド構築と言っていいでしょう。もちろん、どの写真館でもやっていなかった取り組みなので、先陣としての苦労はありましたが、古い写真館の業態を時代に合わせて変化させ続けたことが今の成功につながっているのだと思います。 弊社のビジネスモデルについて、同業者にも伝えていきたいという想いから出版を考えました。業界全体が盛り上がっていかないと弊社の立場もいつかは危うくなる可能性があります。また、同業者が最新コンテンツを利用するように啓蒙していかないと業界の未来はきっと暗いものになるでしょう。さらに、「写真館で働くのが夢」と考えてくれる人がいなければ、いい働き手も集まりません。このような考えから、私は業界発展の一助となるようなビジネス指南書を作りたいと思うようになったのです。 どこか良い出版社はないかとインターネットで調べていたら、たまたま幻冬舎さんのページにたどり着き、「どんな感じかな? 見積もりは?」と、軽い気持ちで問い合わせをしたのがきっかけで、トントン拍子に出版が決まりました。内容に関しては、私が言いたかったことはすべて出し切れたかなと自負していますし、一緒に関わったスタッフたちも「とてもいい本ですね」と言ってくださって、大変嬉しく思っています。

▲セミナー・講演後に名刺替わりに渡すことも想定し、帯に代表の顔写真を挿入。
▲導入部分では利用者の減少で年々姿を消す個人経営の写真館の現状を伝えることで読者の危機感を煽り、厳しい業界でどのように生き残ってきた秘訣を提示することで読者からの信頼を得る構成に。
▲同社撮影の写真を挿入し、人気になる秘訣を文章だけではなく作品でも知らしめた。

3. 書籍は自分の生き様を家族や社員に伝えられるツール。
自分のブランディングをすることで増収増益につながった

書籍というのは、写真と同じで生涯形として残るのが良い所です。今回、書籍を作った中で一番の収穫は、自分がやってきた仕事や自分の生き様を家族や社員に残すことができたことです。私は書籍が出版された日に、自分のサインを入れて子どもたちに手渡しましたが、そのときに初めて「自分が生きてきた証だ」という実感が沸きました。自分のブランディング構築の一助にもなりますし、自分の歴史を末永く残すことにもつながるのではないでしょうか。経営者であれば、ぜひ書籍作りを目標に掲げてほしいと思います。 書籍を出した反響についてですが、幻冬舎のエリアマーケティング戦略をしたことで、地元の大型書店で週間ベスト1を獲得しました。本来は写真館の経営者に向けて出版したはずですが、他業界の経営者の方々にも読まれたようで、嬉しい誤算でした。また、書籍を読んでくださった経営者から直接「勉強になった」という声も頂戴し、大変励みに感じています。 セミナーのオファーも格段に増えました。これまでも、「写真館としてなぜ利益を生み出しているのか」をテーマにビジネスセミナーを開催していましたが、この書籍を出してからというもの、「同業者が生き残っていくためにはどうすべきか」という新しいテーマのセミナー依頼が増えていることは非常にありがたく思っています。

▲同館のある兵庫と東京にてランキング買取を実施、書店での話題性を高める戦略を打ち出した。

4. 出版を検討している企業へのメッセージ

弊社は、写真館として「一生手元に残る大切なものを作っている」という自負があります。写真を「写す」という行為は、被写体が主人公になれる最も手軽で身近なエンターテインメントです。写真館というのは家族のような存在のキャストが集まる場であり、幸せでかけがえのない時間が存在する場でもあります。写真を残す時間の中で人間の成長に驚き、感動するのです。書籍もきっとそんな役割ではないでしょうか。 書籍というツールは自分自身をブランディングするだけでなく、後世に残る自分史になり得ると改めて経営者の方々に伝えたいです。さらに、書籍を出すこと自体が、会社のブランディングの起爆剤になることは確かです。 書籍がもう一役買ってくれたことがあります。それは、社員に私のこれまでの仕事の考え方や想い、会社の歴史を伝えられたことです。驚いたことに、書籍をきっかけに社員の仕事に対する姿勢が一層真摯なものになったのを強く感じます。書籍の存在が社員を鼓舞し、それが功を奏して右肩上がりの売り上げにつながっているのではないでしょうか。書籍は社内の意識共有にも有効であるということを深く実感しました。

編集者の視点

●作品集ではなくビジネス書として打ち出すことを提案。代表を写真家ではなく経営者としてブランディングすることで、同社の売上に繋がるよう企画立案。

●セミナー・講演会をされていたため、登壇後に名刺替わりに配布できるようなカバーデザインを提案。

感動を売る写真館 年間利益1億円を生み出す人気の秘訣

河田 年弘

株式会社エミュ

大手子ども写真館の台頭、スマホの普及で、年々その姿を消す個人経営の写真館。
そんななか、独自の経営手法で着々とファンを増やし、成長を続ける人気スタジオが兵庫県にあります。
専門学校を出たわけでも、カメラマンのもとで修業をしたわけでもない、
素人カメラマンからスタートした著者が人気スタジオの経営者となれた理由は、
「非日常」が感じられる店作りと「おもてなし」の接客にありました。
時代やニーズの変化を汲み取り、常にトライ&エラーを続けてきた著者が贈る、
大手に負けない「強いお店」をつくるための経営戦略。


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