80年の軌跡を一冊に。企業理念と父の想いを再認識し、社員の教育ツールにも活用。 | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
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80年の軌跡を一冊に。
企業理念と父の想いを再認識
社員の教育ツールにも活用。

社史・周年史メーカー(toB)記念誌・社史

菊地歯車株式会社

菊地 義典氏

菊地歯車株式会社4代目代表取締役社長。曾祖父と祖父が立ち上げた同社を成長させ、自動車、油圧機器の歯車製造に加えて最新の航空・宇宙分野での事業拡大を果たす。100周年とそれ以上に向け、これまでに築き上げた多方面からの信頼をより強固なものとし、世界へ羽ばたける技術者の育成を目指す。

1.会社の軌跡を未来のためにも残さなくてはならない

菊地歯車株式会社は、1940年創業し、2020年で80周年を迎えました。しかし記念誌を制作することは当初考えていませんでした。というのも、我々は日々の業務に追われ、社内に記録を残す文化がなかったのです。現会長でもあり私の父が、個人的に思いや印象深かったことなどを、メモとして書き溜めている程度でした。

そんな時に幻冬舎の営業の方と出会い、記念誌の制作をご提案していただきました。営業の方のお話を伺うと、単に年表などを示しただけのものではなくて、ストーリーや中身のしっかりある、格好いいものにしていただけるのではないか。そんな期待がこみ上げてきました。会社としての記録が会長のメモのみだったので、この機会に「会長の想いや会社の軌跡をまとめて後世に残さないといけない」「社員に読んでいただき、後世にも残しつづけていけるような一冊にしたい」と思い、出版を決意いたしました。また会長が日頃から昔話をしていたため、息子として今までの歴史をこの機会にまとめようと思ったのも動機の一つですね。

2. 制作しながら改めて会社の理念や自身の想いを再認識

80年間の歴史を描くだけでない新しい記念誌の形を提案していただきました。創業者・菊地寶作と元治の人生をたどりつつ、その中で現会長・義治と私の想いを盛り込む。菊地歯車株式会社の軌跡を一つの「読み物」にしてはどうか、というご提案をいただきました。

取材に関してはコロナ禍のため主にオンラインで行いました。80年もの歴史を振り返るとなると大変なことですが、年代を区切りながら、記憶をよみがえらせるような切り口で質問してくださったことを覚えています。何度も打合せを行い、私たちが日々大切にしていることをうまく書籍に落とし込んでいただきました。

父親でもある会長と今までしっかりと話す機会がなかったため、取材などを通して改めて父兼会長の想いや考えを知ることができたのは、息子としても後継者としても良かったことですね。そして自分自身が普段抱いている会社や社員に対する気持ちを再確認することもできました。

今まで日々の業務に追われていたため、社内に写真や記録などもあまり残っておらず、書籍に載せる素材の収集には一苦労しました。社員旅行や家族写真、簡単な会長のメモなどしか素材がなかったにもかかわらず、期待通りの書籍に仕上げてくださったことに感動しています。私が撮った機械の写真をカバーにしていただいたのも嬉しかったです。

▲菊地義典社長が撮影した写真を使用。 タイトルは、菊地歯車株式会社の社是の「事業は発展させなければならないが、それは調和がとれていなければならない」という意味の「発展調和」からつけている。
▲創業者の人生をストーリー仕立てで振り返りながら、菊地歯車の軌跡を振り返る。テキストベースの社史にすることで、読み応えのある一冊に。ノンブル(ページ数が記載されている箇所)に歯車のイラストをあしらった。

3.社員の会社への理解が深まる教材として活用
取引先との差別化にも成功し、営業ツールとしても役立った

非常に満足しています。

書籍は、全社員に配り、さらに入社後の新入社員にも配っています。社員には80年間の軌跡や会社の理念、そして菊地歯車が100年、その先へ向かっていくべき未来を感じながら働いてほしいですね。特に新入社員の教材ツールとして役立っています。新入社員がすぐに愛社心を持つことはなかなか難しいものがあるでしょう。しかし書籍を通じて我々の歴史や想いを知ってもらうことで、誇りを持ちながら以前よりも高いモチベーションで働くことができたのではないかと感じています。

また取引先にも配りました。80年続いている老舗企業として記念誌を出したということは、他社との差別化にもなりますし、我々への理解の深まりを感じます。営業ツールとしても出版の効果を感じました。弊社のブランディングにつなげるといった点でも、今後も活用していきたいですね。

そして家族の喜び方は特にすごかったです。代々ファミリービジネスで事業をしてまいりましたので、ある意味家族の歴史をまとめた一冊でもあります。会長をはじめ、親族の皆に喜んでもらった点は思ってもみない親孝行になりました。

4.出版を検討している企業へのメッセージ

周年史制作は後継者や企業の未来にとって絶対にプラスになります。

我々も周年史制作をするなんて当初考えてもいませんでしたが、実際に出版してみて感じることは、今までの歴史や経営理念を再認識できたということです。普段仕事に追われ、会社の歴史や文化を残してこなかった経営者の方々も多いでしょう。しかし周年というタイミングで、しっかりとプロの編集者に介入していただき、納得する形にしてもらうことは、事業を未来に継いでいくものとして非常に大きな財産になります。

ファミリービジネスを行っている方々は、普段親子間で想いや気持ちを伝える機会が限られているはずです。一冊の書籍として伝える、伝えていく。周年を迎える企業の方々はぜひ出版していただきたいですね。

編集者の視点

●歴史を単に並べるのではなく1つのストーリーとして描き、菊地歯車株式会社を作り上げてきた人々の想いをメインに構成した。

●提供していただいた素材を用いながら、取材を軸に80年間の軌跡をたどった。

 

「発展」と「調和」菊地歯車株式会社80年史

菊地歯車株式会社

織物業から歯車製造業へ事業転換

創業者たちの想いをいかにしてつないできたのか―

80年の軌跡と100周年に向けてのメッセージ


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