読者からの共感多数で異色の新世代建築家としてのブランディングに成功! | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
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読者からの共感多数
異色の新世代建築家としての
ブランディングに成功

建築・土木経営者本

アドヴァンスアーキテクツ株式会社

松尾 享浩氏

起業家・アーキテクト。1973年生まれ。一級建築士。一級建築施工管理技士。高校卒業後、大手建設会社や住宅会社で施工管理に従事し、建築士の資格取得後20代で起業。その後独自の注文住宅ブランドを確立する。また、起業家として4つの会社を立ち上げ、従来の建築家の枠に収まらず、マネジメント・プロデュース・販売戦略・経営などを多角的に手掛ける「アーキテクト」として活躍。作家としても海外で10を超える建築の賞を受賞し国際審査員を務めている。現在は、経営者および学生への講演や講義を積極的に行い人財の教育にも力を入れている。

1. 建築業界の若者に新しい建築家像を伝え、背中を押したい

私はアドヴァンスアーキテクツ株式会社を2002年に創立して、これまで数々の住宅の設計を行ってきました。企画・設計・施工を一貫してご提案できる設計事務所として、人々の理想の住まいを実現しています。

私は貧しかった幼少期を経て、決して順調とは言えない紆余曲折の道をたどりながら、ちょうど業界に入ってから30年を迎えました。
「建築家になる」という夢を叶え、国内ではグッドデザイン賞を3回受賞、海外ではイタリア・ミラノで開催された世界最大級の国際デザインコンペティション「エーダッシュデザインアワード&コンペティション」に3年連続入賞し、その他にもドイツやフランス、イギリスでもいくつかの賞をいただいてきました。日本をはじめとして世界的にも高い評価を得ることができています。

そんな時に幻冬舎から出版の提案をいただきました。

私の経歴や実績は華々しく見えるかもしれませんが、現在の私があるのは悪戦苦闘の日々を経験したからです。幼少期は貧しかったため、一刻も早く働き、稼ぎたいと思っていました。高校を卒業してから大手ゼネコン会社に入社し、施工管理に携わりながら「設計をしたい」という想いを捨てきれずサラリーマンとして勤めていました。そんな時、友人から誘われて設立したのがアドヴァンス設計建築工房(現:アドヴァンスアーキテクツ)です。事業が軌道に乗るまでには予想外の借金や、会社倒産の危機など、苦難の道の連続でした。しかし徐々にアドヴァンスの取り組みが評価されてきました。

国家資格である「建築士」の数は年々増加しており、建築家という職業はもはや特別なものではなくなっています。建築士の数は増え続けていますが、その一方でその活躍できる場は少なくなっています。建築家にとって厳しい時代を迎えている今、ただ設計図が描ける、デザインできるだけの建築家は淘汰されていきます。だからこそ今求められるのが、新しい建築家像としての姿です。施主の人生に至るまでデザインする真の建築家「アーキテクト」。
住宅という領域で設計から施工、マーケティングまで横断的に行うことのできるアーキテクトになることで活躍の場はぐんと広がります。その近道となるのが設計力の高い工務店ですが、就職活動中の学生に特別人気のある職場ではありません。しかしアーキテクトとして活躍する私の経験を発信することによって、学生の挑戦の幅を少しでも増やすことができるのではないか、視野を広げることができるのではないかと思い、今回出版を決意しました。
さらに、経営者として、アーキテクトとして私自身ちょうど節目の年だったこともあり、私自身のブランディングにもつながると思ったのも出版の理由の一つです。今はSNSやWEBなどで情報発信の方法は無数にありますが、出版するということ、著者に立つということは、パーソナルなブランディングを行ううえで非常に有効的な手段だと思います。これまでも書籍出版のオファーは多数いただいていたのですが、膝を突き合わせて書籍づくりを行う幻冬舎なら、ユニークかつ自分らしい書籍を制作することができるのではないかと思い、初めての出版を行うことに決めました。

2. あえて赤裸々なエピソードを描くことで、読者の「共感」を生む

前述したように、今建築業界では若手の育成が求められています。アーキテクトとして活躍するためのノウハウを1冊にまとめるにあたって、ターゲットはこれから建築家を志す学生や、建設業界の若手に設定しました。そうした私の考えに対し、幻冬舎から提案いただいたのは、私の経験やこれまでの軌跡をまとめるということでした。

書籍の切り口としては、当社の建築ノウハウ本や、ビジュアルブックなど、様々な選択肢がありました。しかし、若い読者層にとっては「共感」がキーワードになります。共感していただくことが一番理解してもらえる、印象に残るという意見をもらい、あえて私のこれまでの泥臭いエピソードや建築業界の裏側の話を交えながら赤裸々にストーリー形式で描くという方針で制作しました。

制作にあたって、私のパーソナリティに合わせてライターを選定していただきました。趣味や経歴に親近感を覚えていたのでとても話しやすく、非常に自然に話を引き出してくれたことが印象に残っています。文章表現も繊細で、私の人柄を書籍に落とし込んでくれました。

幼少期は貧しくて、親が自己破産して帰る家がなくなりました。大学も卒業していません。
経営者として、倒産の危機に追い込まれたこともありました。しかし今では経営も順風満帆で国内外でも作家として評価をされるようになり、アーキテクトとして第一線で活躍しています。その成功の裏の苦労や失敗を知っていただくことで、挫折したとき、壁にぶつかったとき、そうしたどこかのタイミングで長く読んでもらえるような1冊になったと思います。

流通やプロモーション戦略については、初期から費用をかけてしっかりと打ち出していただきました。大阪をはじめ、主要都市の書店に面出し・平積みされるように戦略を練って展開していただきました。
偶然書店で本書を見かけた知人たちからは、たくさん連絡をいただきましたね。ターゲットにより届くように、専門学校などにもプレスリリースを送付しました。
こうした出口戦略によって、多くの人の目に触れるような1冊になったと思います。

▲「設計するだけの建築家は生き残れない」という帯キャッチで、これから建築家を目指す人々が手に取るような仕掛けを施している。
▲代表自身がアーキテクトとして活躍するまでの背景を、会話を多用して臨場感を持たせながら濃密に描いている。代表の人柄を読者に打ち出すことで共感を得るような構成に。
▲三省堂書店神保町本店でランキング1位を獲得、またパネルを設置し、読者の注目を集めるプロモーション戦略を実施した。

3.出版によって業界内でのステージがアップ!
業界全体の底上げに成功

今回の出版は、アーキテクトとして様々な経験をしてきた私が業界と業界を目指す若者に対して啓蒙を行いたかったということが発端になっています。
新しい建築家像「アーキテクト」としての考え方を知らしめることができました。独自のスタンスや想いを打ち出したことによって、私の業界内の存在感も高めることができたと思います。書籍出版によって信頼感や箔を得ることができたので、私自身のステージが一段階上がりました。
さらに私のこれまで明らかにしてこなかった部分を書籍によって出したため、これまでとは違う私の一面を世の中に打ち出すことができました。私の受賞歴や当社のHPだけを見ると、ただひたすら成功を重ねてきた人物にうつるかもしれません。しかし今回、私のありのままの姿やエピソード、建築家として、経営者としての葛藤と苦しみを発信したために、ある意味良いギャップが生まれ、新たな印象を世間に与えることができたと思っています。

書籍を読んだ同業の経営者からは、読了後の感想をたくさんいただいています。私の境遇に対して共感してくださる方々も多く、背中を押してもらえたという声をいただきました。
嬉しかったのは、これまで接点のなかった経営者から、見学依頼がたくさん来たことですね。
遠方からはるばる訪れてくれる人もいたので、新しいビジネスチャンスの獲得にもつながります。

さらに建築業界以外の方も手にとっていただいているようです。成果がなかなかでなくて諦めそうになったが、諦めずに成し遂げる術を学ぶことができたという声はとても嬉しかったですね。

また、社員に書籍の配布を行いました。普段なかなか接する機会のない社員たちも、会社設立のきっかけや背景、私の考えを知っていただくことによって、より一層会社のことを理解し、好きになっていただくことにつながるのではないでしょうか。

4.出版を検討している経営者へのメッセージ

初めての出版かつゼロから制作を行うので、仕上がりや構成に対しては当初はやや不安もありました。
しかし制作から販売、プロモーションまで、プロがしっかりとサポートしてくれるので、安心して出版することができました。今後のキャリアを含めて、ひとつ踏んでおきたいものだった「出版」ですが、幻冬舎で出版して良かったですね。

編集者の視点

●目次を細分化することで、一目で松尾氏が歩んできたアーキテクトとしての道のりがわかるようにした。

●建築家として成功するノウハウをただまとめるのではなく、松尾氏の経験や軌跡を軸にすることによって、説得力を持たせることに成功。建築業界を担う若者たちに向けてのメッセージを1冊に落とし込んだ。

新世代建築家への道

松尾 享浩

アドヴァンスアーキテクツ株式会社

建築士の資格を取ったからといって、
必ずしも華々しく活躍できるわけではない建築業界。
独立して成功するためには、建築家としての知識やセンス以外にも
さまざまな能力を求められます。
ただおしゃれな家をデザインできるだけでは認めてもらえない
これからの建築業界で活躍するためには、いったい何を磨けばよいのでしょうか。
本書では海外で数々の賞を受賞し、経営者としても活躍する著者が
「建築家として独り立ちするためのノウハウ」を徹底解説!
建築家として成功したいという夢を胸に秘めている方必読の1冊です。
——————–目次——————-
はじめに
プロローグ
第1章 夢のない「建築家」という職業
第2章 誰のために、何のために建築するのか
第3章 強く、美しく、適正価格の家を建てるのが、建築家の使命
第4章 設計、施工、デザイン、経営……
すべてを担う人、それが「アーキテクト」
第5章 ニューノーマル時代に求められる「アーキテクト」
エピローグ
おわりに


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