パパからの多大な支持で 重版出来! 産後ケアの啓蒙に成功しメディア出演依頼が殺到 | 企業出版ダントツNo.1の幻冬舎メディアコンサルティング
×

パパからの多大な支持で
重版出来
産後ケアの啓蒙に成功し
メディア出演依頼が殺到

医療・歯科医療

医療法人仁愛会 川村産婦人科

川村 美星氏

医療法人仁愛会川村産婦人科理事、産後ケアセンター長。近年の産後うつの増加を目の当たりにして、一般社団法人日本産後ケア協会認定1級産後ケアリスト資格を取得。産後ケアをさらに充実させることを決意し、院内に産後ケアセンターを開設する。京都市スマイルママ・ホッと事業とも連携し、地域に密着したネットワーク作りにも取り組んでいる。

1.産後ケアについて正しい知識を広め、産後うつをなくしたい。
その想いで出版を決意。

私は京都の川村産婦人科で理事を務めています。「産後ケアリスト」の資格を取得し、院内に「産後ケアセンター」を開設しました。産後ケアリストとは、産後の母親の心身をサポートする仕事です。これまで出産後に「孤立感」を抱え「産後うつ」を発症してしまった多くの母親を見てきました。彼女たちを救いたいと考え、産後ケアに力を入れるようになりました。どの方にも同じ方法を押しつけるのではなく、妊婦自身が納得のいく出産を実現し、一人ひとりに適したケアを行うことを徹底しているのが当院の特長です。

産後ケアリストの資格を取ってから数年が経ち、私自身が今後行うべきことが明確になってきていました。出産後の孤独感やワンオペ育児などによって「産後うつ」になってしまい、自殺をしてしまう女性が多い現状があります。こういった状況をどうにか変えていかなければならない。産後ケアについて世の中に広め、より一層サポート体制を整えていく必要がある。そう感じていたときに、タイミングよく幻冬舎から1通の企業出版に関する手紙が届きました。当初自分が本を出すとはまったく考えていませんでしたが、営業の方から誠実さを感じ、話を聞いてみようと思いました。

幻冬舎の方と話すなかで、自分の想いや考え方などが少しずつ整理されていきました。昨今女性の職場での活躍が推進されていると同時に、少子高齢化といった状況下のため子どもを産むことが求められ、仕事と出産の板挟みになっています。また家族形態や出産時の状況も多様化しています。こういった現状の中で一番必要なのは周囲のサポートです。妊婦や母親は、毎日たった少し声をかけてあげるだけで精神的によい変化があります。書籍を通じて、周囲の理解や正しい協力を得られずに苦しんでいる妊婦や母親の手助けになりたい、そう感じ出版を決意しました。またそれに伴い、「産後ケアリスト」の認知を高めるとともに、川村産婦人科が産後ケアに力を入れていることも多くの人に知っていただけるような1冊を期待していました。

2.ターゲットを「パパ」に!男性向けにわかりやすく解説し大成功!

今回の書籍のターゲットは、「妊娠・出産を控えている妻を持つ夫やパートナー」なのですが、実は一番幻冬舎と共に悩んだ部分であり、出版が成功した「鍵」になっています。

当初のターゲットは父親ではなく母親を想定していました。しかし編集チームや監修を務めた娘と話し合う中で、「産後は忙しくて気分も落ち込んでしまうため、本を読まない」ということに気づいたのです。そこで幻冬舎から、産後の女性を周囲がサポートしてあげられるような一冊にしようとご提案をいただき、ターゲットを父親にしてはどうか、という案が挙がりました。正直なところ、当時は仕事で疲れて帰ってくる父親がわざわざ本を買うのか?という疑問を感じていましたが、幻冬舎の方の言葉に背中を押されました。「自分自身、妻が落ち込んでいた際に心配になり本を買った」という言葉で、正しい情報を求めている父親は必ずいると感じ、「父親向け」の本に決定しました。
さらに打ち合わせを重ね、子どもが生まれてから産後うつについて情報を集めるのでは遅い、出産前から産後うつの知識を備えてほしい、という考えから「パパになる前」というタイトルになりました。このフェーズに一番試行錯誤し、時間がかかりましたが、結果としてこれが書籍出版成功の秘訣だったと今では思います。

いざ制作が始まり「父親向け」の書籍にするに際して、男性がしっかりと読んでくれるような構成を意識しました。妊婦をとりまく環境や産後うつの現状について、表やグラフといったデータを用いて論理的に示したり、事例をふんだんに紹介しています。例えば、「ママが夜泣きに悩んでいたら……」といったような日常的なワンシーンを切り取ることで、読者の脳裏にその情景が明確に浮かぶように工夫しました。男性がなかなか想像しづらい・気づきにくい妊娠や育児を「自分ごと」として捉えてくれる仕掛けづくりを行っています。
また、産後ケアは医学的な領域も含むので専門用語が出てきます。そのため、「いかにしてわかりやすく伝えるか」という点には特に意識して文章を組み立ててもらいました。編集やライターの第三者視点が入ることで、私が伝えたかったことをうまく読者が知りたいことに変換してくれたと思います。

▲「パパになる前に知っておくべき11のこと」というタイトルをつけることで、ターゲットである父親が自分に向けられた書籍として手に取るような効果を狙った。
▲出産後や育児の現場でよく起こる場面を事例として紹介。会話文を多用し、ターゲットである父親が想像・共感しやすいように工夫した。さらにその後、産後ケアリストの視点から事例を分析、対策まで示すことで、実践的な内容にした。

3.病院を構える京都に重点的にプロモーション施策を打ち出し、メディア出演依頼が殺到!

プロモーション施策のターゲットも、「20代~40代の関西圏の男性」に絞り込んでいます。特に病院がある京都の書店を中心に配本し、ポップを設置して目を引くような展開をしていただきました。周囲の人からは「本が売られているところを見た」といった声もいただき、嬉しかったですね。

また出版にあたって幻冬舎が各メディア媒体に送付したプレスリリースをはじめ、新聞広告などのプロモーション施策を提案していただきました。

戦略的な施策によって、メディアからは非常に多くの反響が舞い込みました。プレスリリースがきっかけで、京都新聞で紙面の半分ほどを占める割合で「産後ケア」について紹介していただいたり、新聞広告からは多くの読者を獲得できました。またαステーションFM京都やKBS京都などのラジオ出演も果たし、産後ケアの紹介をさせていただきました。さらにWEBでは「日本マタニティフィットネス協会」でのインタビュー記事の掲載や、東京電力が運営しているオウンドメディア「くらひろ」にて、書籍内容が連載記事として取り上げていただくことにも成功しました。京都のメディア媒体を中心に、ターゲットを絞りこんでプロモーション施策を打ち出したことによって、書籍を知らしめることができたと思います。結果的に予想もしていなかった重版を達成できて、嬉しい限りですね。

▲京都の書店を中心にポップを設置して目立つように展開。
▲新聞や雑誌に掲載されたことにより、書籍の販促と川村産婦人科の認知向上を果たした。

4.「考え方が変わった」多くのパパから大好評で、重版出来!

想像以上に多くの方から反響があり、とても驚いています。

当院に入院中の女性や、通院中の妊婦をはじめ、印象的だったのは男性からの声ですね。多くの男性から産後ケアに関して詳細な感想をいただいています。例えば、既に子育てを終えている年代の男性からは、「もっと早くにこんな本があればよかったのに」や「当時子どもが生まれた際にパートナーが落ち込んでいたが、産後うつの症状だったのか」などの意見をいただきました。また子どもが生まれる真っ最中の男性や、出産が終わり面会に来院する男性の8割ほどが読者で、「出産後もこの本をもとに勉強します」といった声をよく聞きます。刊行から数年経ちましたが、出版後徐々に育児や出産に対する男性の考え方や姿勢が変わってきたのではないでしょうか。実際に、以前は男性の立ち合い出産はとても稀でしたが、現在では出産の際に男性が立ち会うことも主流になってきています。現在はコロナ禍で立ち合い出産ができませんが、70%以上の男性が立ち合いを希望するまでになっており、徐々にではありますが、出産や育児に対する考え方や捉え方、周囲のサポートが「特別なもの」から「当たり前」に変わりつつあると思います。きっと本書もそうした流れを作るひとつのきっかけになっているはずです。

また意外なところからの反響もありました。2018年にノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑先生(京都大学特別教授)から「孫に読ませる」との声をいただきました。さらに、経営者の方から産休や育休などの社員教育の「教本」として本書を活用いただいています。

さらに、当院での出産数が非常に増加しました。少子化が進み世の中全体の出産数が減少している中で、川村産婦人科では10年前の出産数に戻りました。色々な要因があるとは思いますが、本や出版を通じて様々なメディアに取り上げられたことも、出産数増加を後押しした要因の一つだと思います。書籍出版によって、女性に安心感を与えることができました。また当院が「産後ケア」に力を注いでいると広まったことで、他院との差別化にもつながったと感じます。

採用ツールとしても非常に有効活用しています。「産後ケアについて関心があり、川村産婦人科で働きたい」と採用面接に来てくれた方が多くいらっしゃいます。もう募集をかけなくても多くの人が採用面接に来ていただいており、さらに他院で働いている人からも問い合わせが来ます。業界内でも以前より産後ケアについての関心が高まりつつあり、とても嬉しいです。

5.出版を検討されている方へのメッセージ

初めての出版で分からないことも多かったため、手探りの状態でした。幻冬舎から心強いアドバイスや提案をいいただきながら、一文一文考えて制作していきました。徐々に自分の考え方や伝えたいことを整理しつつ形にしていく過程は、絶対に大きな財産になります。企業出版は労力や時間がかかるプロジェクトではありますが、その分出版後の達成感や反響は大きく、幻冬舎での企業出版にはとても満足していますね。

編集者の視点

●妊娠中の妻・パートナーを持つ父親が知っておくべき産後ケアについて、11個の項目に細分化し、わかりやすく伝えた。第三者視点の客観的なデータや医学的な視点から産後の女性について記すことで、男性が納得できるような構成に。

●産後うつの現状や産後の女性の状態を客観的に描いた後、事例として産後うつを引き起こさないためのケアを紹介することで、実際に産後のサポートに役立つ実践的な1冊にした。

パパになる前に知っておくべき11のこと

川村 美星 (著), 川村 明緒 (監修)

医療法人仁愛会 川村産婦人科

妻が妊娠したら読んでおくべき1冊! !
妊娠中の妻の体と心の変化を知り、今すべきことを学ぼう!
子どもを育てる喜びも大変さも、すべて夫婦二人で分かち合うために――。

赤子を抱いた母親は「幸せの象徴」ととらえられる一方で、
出産直後の母親が自ら命を絶つという痛ましい事件が起こっています。
その最たる原因といわれているのが「産後うつ」です。
核家族化によるワンオペ育児の疲労・孤立感などに母親たちが追い詰められているのです。
このような悲劇を避けるためには、パートナーである夫が妊娠・出産の正しい知識を得て、
妻の体と心の変化を把握することが重要です。
本書は、出産の基礎知識から妊娠中の妻への接し方など、
パパになる前に知っておくべき大切な情報をたくさん詰め込みました。
妻を「手伝う」のではなく、夫婦二人で「協力」して子どもを育てていくために、
本書がその一助となれば幸いです。

——————–目次——————-
はじめに
第1章 初めての妊娠・出産。妻が抱える不安――
第2章 幸せな家族になるためにパパが知っておくべき11のこと
第3章 産後の妻が壊れる……!? 産後うつを引きこさないために
第4章 こんなときどうする? イケてるパパになるための傾向と対策
第5章 パパの理解と協力が幸せな家族になるための秘訣
おわりに


目的で選ぶ
業種で選ぶ
  • 社史・周年史
  • 金融・投資
  • 不動産売買・住宅
  • コンサルティング
  • IT・WEB
  • 医療・歯科医療
  • 介護・福祉
  • 健康・美容
  • 教育・保育
  • 士業
  • サービス
  • 流通・小売
  • メーカー(toB)
  • メーカー(toC)
  • 建築・土木
  • 人材サービス
  • 環境・エネルギー
  • その他